謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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Come ClarityCome Clarity
(2006/02/07)
In Flames

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'06年にリリースされた8th。

IN FLAMESというバンドは本当に音楽への飽くなき探究心を持っており、
3rd、4th辺りで既に伝統的なHMのメロディとデスメタルを融合する
一般的なメロディックデスメタルにおける、彼らなりのスタイルを
完成させていた。
そのことに満足することなく、今度はそのメロディックデスメタルを
スタイルを保持したまま
今度はもっと一般に受けるような、今で言うところのメタルコア的な
リードGuのフレーズやVoラインを
嫌味にならない程度に入れてきた。
思えば、その試みは前作にも見られたのだが
ちょっと狙いすぎの感もあった。
その試みに曲の良さがついてきているのは、前作よりもこちらだと思う。

まず①からして度肝を抜かれる。
冷酷無比なリフから始まるために「ブルータルな曲が始まるのか?」と
思わせつつ、ブリッジ、サビでは当時のバンドのブレインでもあった
Guのイェスパーが実に流麗なリードGuを聴かせてくれるのだ。
(①に限らず・・・なのだが、本作品で聴けるイェスパーとビョーンの
リードGuのフレーズはどれも非常に「泣き」度合いが強烈!)
②③は結構メタルコアの影響が強い曲風だけど、
全然悪くない。

④はとても贅沢な曲だ。
彼らが初期の頃にやっていた泣きのフレーズを生かした疾走パートもあれば
リサ・ミスコフスキーというスウェーデンの女性シンガーの声が
フィーチュアされている、ちょっとゴシックメタルっぽい
美しく静かなメロディパートもあり、更に彼女が歌っているバックでは
イェスパーがメタルコアっぽいカッコ良さを持った
クールな雰囲気のリードGuが聴ける。
短いけれども、私がこのアルバムで最も好きな曲を挙げろと言われれば
①かこの④かで悩む。

⑥は他のバンドのアルバムの収録曲ならば十分な良曲と言えるクオリティを
持っており、本来ならばFAVORITEに挙げて
然るべき曲なのだが、如何せん他の曲が強力すぎる。
まあ、バラード的な意味合いを持つ曲なので
間にある曲として、存在価値は十分あるけど。

先述した通り、このアルバムで聴けるリードGuは後半に
至るほどに切れを増しているようで、全ての曲で聴き所が
あると言っても過言では無い。
ただ、贅沢な注文ではあるが、曲調が後半になるにつれ
似通ってきている部分はある。
が、些細な事と片付けられるレベルなので安心して
聴いていただきたい。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Take this life
②Leeches
④Dead end
⑤Scream
⑦Vacuum
⑨Crawl through knives
⑩Versus terminus
⑫Vanishing light



総評・・・91点

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The Jester RaceThe Jester Race
(2009/03/10)
In Flames

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'95年にリリースされた2nd。

※私が持っているのは、US盤であり
日本盤と曲順及びに一部収録曲が異なります。

1stと比べると、メロディの叙情性と言うか完成度が高くなり
勢いよくガツガツ突進する曲ばかりでは無くなった。
①を聴いた時、AMORPHISを思い出すくらい
北欧のトラッド・フォークの色が強くて
ちょっと驚いた。
嫌いでは無いけど、彼らがこういう路線の曲を本格的にやるとは
思わなかったので。
(もっとも、本作品でやった音楽性も長続きはしないのだが)

③④⑤は素晴らしいメロディを持った曲なのだが、
この唐突な終わり方は一体・・・?
もうちょっと終わり方は考えて欲しかったなぁ。
特に⑤はリフだけはちょっとダサめだけど
途中の展開はドラマティックで凝っているのに
これは勿体無い気がする。

⑥は1stで既に聴けたイェスパーのメロディセンスを
疾走ナンバーとして、いや「メロデスとはかくあるべき」形に完成させた
一曲と言って差し支えないだろう。
特に4:00過ぎた辺りの展開が聴きどころだ。

イェスパーと言えば⑧のGuソロもいいね。
正統派HM風の泣きのフレーズがいい。

⑨は前半は北欧トラッド・フォーク風の泣きのメロディを持ち
後半は明るいキーへと変わる。
そして、プログレッシブロックっぽい凝った展開をも持つインストだ。

先述したようにいくつかの曲の終わり方が
唐突すぎるものもあるが、メロディ一点に絞って
評価するとすれば、前作よりも確実に進化していると
断言できる。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Moonshield
③Artifacts of the black rain
④Graveland
⑥Dead eternity
⑧December flower
⑨Wayfarer



総評・・・85点

Lunar StrainLunar Strain
(2009/02/24)
In Flames

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'94年にリリースされた1st。

最近のメタルコア勢の音を聴いて、メロデス等にある
漠然とした音のイメージを持っているHR/HMファンにとっては
本作品は凄くイモ臭く聴こえる音なのかもしれないが、
まだ、この当時メロデス自体が凄く珍しく
「デスメタルにメロディを入れても、
腐ったご飯にキャビアをふりかけるようなもの」・・・と
一笑に付す方々も多かった。
だからこそ新鮮に感じる人もまた多く、だからこそ彼らは
現在のラウドロックシーンに大きな影響を与えることになった。

私はBURRN!誌の記事がきっかけでCARCASSなどを
知り、メロデスを色々と知ってみたいと思って
彼らのこの1stも買ってみた訳で
その感想はと言うと
まあ、確かにメロディアスであり②のように途中で
デスメタルらしいブルータルさも持ったサウンドだとは
思ったが、全体的に怪しさと言うか胡散臭さ
アンダーグラウンド臭がもっと欲しいと思った。
これは今のキラキラ・ドコドコ系のメロデスバンドにも
言えることなのだけどね。

大半のメロデスファンがよく言うように①はいい曲だ。
曲調も基本は
IRON MAIDENみたいな正統派HM+スラッシュメタルと言う感じで
それにミカエル・スタンネ(現DARK TRANQULLITY)の
ダーティなデス声が面白い組み合わせになっていると思う。
Guソロの部分はドラマティックそのもので、
一曲目としてのインパクトは十分だ。

タイトルトラックの②はメロディよりも、途中スラッシーに
なるところが面白いと思った。
③はストリングスから始まり、曲自体は短いが
①同様にメロディとデス声の美醜のコントラストが
上手く化学反応を起こしていて良い。
⑤は正直、バックが完全にミドルテンポの正統派HMなので
これにデス声をわざわざ入れなくてもいいのに・・・とも思うが
曲はいいんだよねぇ(笑)。
で、続く⑥は⑤~⑥と1セットの組曲形式になっていて
女性シンガーが普通に、美しい声で歌ってくれるバラードに
なっており、不思議な感じ・・・。

メロデスファンにとっては名盤とは呼ばれている、本作品。
その評価の高さは曲がいい、ということもあるのだが
道無き道を開拓し、彼らなりの「メロデスのテンプレート」を作り
メロディックなメタルとデス声はこんなにも合うんだ、という
ことを教えてくれたことに因る部分が大きい。
だから私が純粋に何の背景も無い一つのHR/HM作品として
本作品の評価をするなら、音の悪さ、若干感じられる演奏技術の未熟さ
アルバム構成などが足を引っ張り
点数も控え目になるなぁ・・・。
色々持ち上げる人も多いけど、当時は物珍しさもあったと
思うし、今聴くと昔ほどは気分が高揚しないのは
多分彼らが成長しており、洗練された楽曲を
作れるようになったからだと思う。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Behind space
③Starforsaken
⑤Everlost, Pt.1
⑥Everlost, Pt.2
⑧In flames



総評・・・84点

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