謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

SEO対応ブログ(blog)テンプレート無料会員募集中!

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
エレジーエレジー
(2008/07/23)
アモルフィス

商品詳細を見る



'96年にリリースされた3rd。

フィンランドの一応・・・メロデスバンド。
前作と大きく異なる点は、Vo。
トミ・コイヴサーリのディープなグロウルのパートは本作品にもあるが
新しく加入したVoのパシ・コスキネンによる
クリーンヴォイスによるパートが増えたこと。
今ではメタルコア勢が当たり前のようにやっているこの手法。
当時では凄く珍しかったのだ。
で、サラッと結論を言ってしまうがこのアルバムが彼らの現時点での
最高傑作かもしれない。

シタールも混じった重々しい中近東風のイントロから
始まる①を聴いただけでは、大きな変化は感じないだろうが
エサ・ホロパイネンによるサイケっぽいギターと
懊悩するかのようなパシ・コスキネンの「歌」を聴いた段階で
バンドが何か挑戦をしていることが感じられると思う。
暗い・・・がとても神秘的な一曲。

②は①よりもサイケっぽさが強い。
他の曲でもそうなのだが、繰り返しのリフを多用し
二回目以降のサビでは、転調して盛り上げると
いうのが彼らの曲作りの法則の一つとなっているようだ。
それにしても・・・この美しさは一体何だ。
冷静に見ると、引き出しは多くともアレンジも割と単純で
聴き手によっては先の展開も読めそうだ。
それなのに心をグッと鷲掴みにされてしまうのだ。

それに加えて、④の中盤でのドラマティックな展開は
意外性のある展開であり、私はこの曲でKOされた。
キラーチューンと言える一曲だね。

⑥はこれまでの曲とは明らかに異質な、ダンスビートっぽい
ギターリフから始まり、中間部にはタンゴ
更にユーロビートっぽくもなる万華鏡のような目まぐるしい一曲。
これをちゃんと一曲の中でまとめているから面白い。
実にプログレッシブだ。

プログレッシブと言えば⑦もそう、Keyの美しいイントロから曲が始まり
ワウを多用したGuのリードも叙情性たっぷりで良い。
Voも入っているけど、これはあんまり目立っていないので
インストでも良かったかも(笑)。

ラストの⑩はインストで、このバンドにしてはちょっと
テンポが軽快で、それでいて泣きのフレーズが入っている。
ゲイリー・ムーアっぽい雰囲気もあるかな?

先述の通り、彼らは一応メロデスバンドとして認知されているが
私が聴いた感じ、デス声の入ったプログレッシブロック、あるいは
サイケっぽい雰囲気のある耽美系ドゥームメタルといった方が
分かりやすいかも。
まあ、そんな音楽性のことよりも
未聴の方がいらっしゃれば、これを是非一度聴いてくださいな。
変なB級スピードメタルを聴くよりも、よほどメロディの洪水に
溺れることが出来ると思うので。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Better unborn
②Against widows
③The orphan
④On rich and poor
⑤My Kantele
⑥Cares
⑦Songs of the troubled one
⑧Weeper on the shore
⑩Relief



総評・・・92点


スポンサーサイト
Tales From the Thousand LakesTales From the Thousand Lakes
(2001/03/20)
Amorphis

商品詳細を見る



'94年にリリースされた2nd。

今やフィンランドが世界に誇るへヴィメタルバンドの一つとして
メジャーな存在になった彼らだが、
この当時は、まだメロディックデスメタル自体が
あまりメジャーでなかった。
そしてそのメロディックデスメタルの中でも更に特異な
存在だった。
デスメタルとは付いても、デスメタルらしい要素があるのは
トミ・コイヴサーリのディープなデスヴォイスのみ。
ブラストビートが入るどころか曲自体も遅い。
まあ、曲のテンポが遅いメロデスバンドは他にもあったが
彼らの場合、⑦⑧のように昔のサイケ・プログレ系のメロディを取り入れた
Keyのフレーズをフィーチュアさせていたり、
フィンランドの民族音楽を入れたり・・・と
とにかくユニーク。

しかし、ユニークなのはいいのだが
少々やっていることが斬新すぎて、当時の私にはちょっとついていけなかった。
それは私だけでなく当時のメタラーの多くの方々にとって
メロデスと言ったらイコールCARCASSやIN FLAMESみたいに
スラッシュっぽい勢いが不可欠なものだという
思い込みがあったから。
だからこのアルバム、売れはしたものの
後に彼らの音楽性に充実した楽曲がついてくるまで
良さが理解できた人は少なかったんじゃないかな。

暗く美しいピアノの旋律が主となった①からアルバムが
始まった時は今で言う、ゴシックメタルっぽい音楽が始まると思ったが
そうではなく
陰鬱な雰囲気をそのままひきずった、様式美BLACK SABBATHに
デスヴォイスを乗せたような②が始まる。
ラストなんて正にそんな感じで
こういう曲調がアルバム中で多いようで、私としては
嫌いではない。

しかし③はちょっと違うんだよな・・・。
サビの部分はいいんだけど、怪しげなイントロがどうも好きじゃない。
⑤も中間部のプログレっぽい部分は好きなのだが
それ以外がパッとしないし・・・。

私がアルバム収録曲中で最も好きな曲は⑨。
ほぼインストではあるけれども、Keyが中心になって
哀愁漂うシンフォニックなフレーズで盛り上がる。
ラストの⑩はプログレを意識させながらも、
ダンサブルな曲調が面白い。

まあ、先述の通りメロデスに疾走感を求めるなら
本作品(と言うかAMORPHISの全作品)は辛いだろう。
耽美的なメロディとへヴィネスを楽しむ作品であるため
CATHEDRALあたりが好きな人は結構イケるかも。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Into hiding
⑥Drowned maid
⑦In the beginning
⑨To father's cavin
⑩Magic and mayhem


総評・・・78点

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。