謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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SwansongSwansong
(2008/09/02)
Carcass

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'96年にリリースされた5th。

タイトルの意味は「遺作」で、その名前通り
バンドはこのアルバムをリリースする時には既に解散するつもり
だったそうだ。
(もっとも、現在バンドは再結成しているのだが)

ジェフ・ウォーカーの個性的なデスヴォイスがとても好きで
①は前作と違ってだいぶ普通の正統派HMチックな
泣きを見せるメロデスナンバーをバンドが作っているのに
ジェフの声だけで「地下室の匂い」を漂わせているのがとても微笑ましい(笑)。
どんなにディープで人間離れしたグロウルでも
この胡散臭さは出ない。彼の声固有の不気味さが光る。

②③あたりは'90年代後期のMEGADETHっぽいかも。
これは脱退したマイケル・アモットに代わり加入した
新Guのカルロ・レガダスの影響だろうか。
作風が変わっている。
全体的にスラッシーで速い曲は無くなり、
BLACK SABBATH的なへヴィでグルーヴィな曲が多くなっている。
そこに泣きのメロディはあるけれども、
前作よりも更にデスメタル離れをしているので
ちょっと「気○いじみた雰囲気」が無くなって
普通のメタルバンドになっているのが寂しい。
その分聴きやすくなっているとは思うが、あっさりしすぎているし
曲にズバ抜けて良いものが無いところも気になる。
⑦のツインGuのソロなんかは哀愁たっぷりで
正統派HMファンには受けるだろうけど・・・

⑩はリフがカッコいいね。
IRON MAIDENっぽいツインGuのハモり方が良い。
①もいいけれど、一番好きな曲を挙げるならこれかな。

前作が気に入った人なら、このアルバムも気に入るかもしれないが
前作のどこを気に入るかによるかな。
あそこまでの胡散臭さは無くて、あっさりしているので
その辺がやはり物足りないかもしれないね。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Keep on rotting in the free world
④Cross my heart
⑤Child's play
⑦Polarized
⑩R**k the vote



総評・・・81点

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HeartworkHeartwork
(2008/06/24)
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'93年にリリースされた4th。

私がBURRN!っ子だった当時、前田氏だったか・・・彼が
熱心に薦めていて、BURRN!誌でも大々的に取り上げられており
それで私が彼らに注目した初めてのアルバムがこれだった。
NAPALM DEATHの初期の作品を買って聴いてしまったせいで、
「デス」と言うだけで少々抵抗があったのだが
そんなにいいのなら・・・と意を決して買ったのが本作品との出会い。
メロディックデスメタルとしては先駆者である彼らが
4thで初めて、当事デスメタルが好きな少数派のメタラー以外にも
その音楽性が注目された(前作でもその兆候は見られたのだが)。

それまでは、ジェフ・ウォーカーのディープなデスヴォイスを
生かしたデスメタル以外の何者でも無い音楽を演奏しており、
歌詞も医学用語を散りばめ、ジャケットも内臓の写真を
使用するなど徹底的に彼らの別名「リヴァプールの残虐王」の
イメージにこだわった。
そのイメージに呼応するかのようにトイズファクトリーは
彼らの曲の邦題に「硫酸どろどろなんでも溶かす」とか
「屍体に花をさかせましょう」「くそったれ人生」等の
馬鹿なタイトルを付けたのも
当時、話題に、と言うかネタになった(笑)。

しかし、その演奏が若干稚拙であり
更にデスメタル自体が
当時は今以上に非常にマイノリティの音楽であったため
今ほど彼らは正当に評価されず
後のCANNIBAL CORPSEらと比べると評価は低かったように
思えた。
今、前作以前の作品を聴くと、
デスメタル・ゴアグラインドとしての出来も非常に個性的だと思うし・・・
(まあ、正直言ってそれでも「面白い」と言う程度であり
自分では好きこのんでは聴かないけど)
時代が時代なら、OBITUARYと同等くらいの評価を
得られたのではないだろうか。

雛鳥が生まれて初めて見た動く生き物を「母親」と
認識するように、CARCASSのせいで未だに私は
メロディックデスメタルには、彼らのような「地下室の匂い」を
欲してしまう。
ありていに言えば、「メロディに関する怪しさ」とでも言おうか。
とにかく絶対に青空の下で演奏できないような怪しさを持っていて
欲しいと思っている。
メロデスで素直なメロディはダメ、メジャーキーなんてのは論外で、
そんなのはメタルコア勢に任せておけばいい、というのが私の持論だ。

まず①を聴いてほしい。
重苦しいリフで分かり易さなど無い曲だが、Guソロの終わり辺りで
ようやく美しいメロディがサッと出てくるだけだ。
クサいと言うにはあまりにも淡白だが、それでも当時は
本当に聴きやすく感じたし、十分衝撃的だった。
②もスラッシュメタルっぽくて、ジェフの病んだ声が聴き手に
恐怖すら呼ぶ。
とてもキャッチーとは言えない。これも2回出てくるGuソロの辺りだけに
不自然に美しいメロディが出てきて
あとはかなりブルータルな曲展開(笑)。
だが、それがカッコいいと今でも思うんだな~これが。
私がアルバム中で最も好きな曲だ。

④はメロディックデスメタル史上に残る名曲。
基本的な曲調はスラッシュメタルでありながら、
ビル・スティアーとマイケル・アモットの美しくも
怪しい「流血ツインリード」が光る。
ブラストビートも入っていて、ちゃんとデスメタルの要素も
たっぷり入っていながらドラマティックな展開も見せるという
私にとってのメロディックデスメタルの理想・・・と言うと言い過ぎか。
いや、でもこれは本当にいい曲なんです。
④同様にリフからメロディアスで取っ付き易い⑥も
人気の高い曲だろう。
確か、この曲は「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」で
サビの"Tangled mortal coil!"って部分が「佐~野~元春!」と
聴こえることでも話題に・・・そんなになってないな(笑)。

捨て曲無しの名盤とまでは言えないが、ここ日本においては
メロディックデスメタルをメジャーにしたという
功績は大きいだろう。
ARCH ENEMY等よりも、
もっと怪しい雰囲気を持つメロデスを求めている方には
気に入ってもらえるだろう。
いや、本当に胡散臭いわ、これ(笑)。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Buried dreams
②Carnal forge
④Heartwork
⑥This mortal coil
⑦Arbeit macht fleisch
⑧Blind bleeding the blind
⑩Death certificate



総評・・・88点

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