謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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Once Around the WorldOnce Around the World
(2006/12/19)
It Bites

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'88年にリリースされた2nd。

IT BITESファンの間では彼らの最高傑作だと言われているアルバム。
個人的には3rdが彼らの最高傑作だと思っているが、
う~む、このアルバムも確かに良い。
プログレッシブロックっぽさは、3rdよりもこちらの方が強く
それがプログレッシブロックファンにも受けたことから
評価が高くなっているのだろうね。

メロディアスHRバンドの持つ甘さと、プログレッシブロックバンドの持つ変態的な曲展開、
そして、'80年代フュージョンのようなお洒落なアレンジがマニアックにならないように
絶妙なバランスで混在しているのが彼らのサウンドの特徴だが
この作品では先述の通り、プログレッシブロックの要素が比較的強めだ。

①はグルーヴィだが、黒っぽくなくて
爽やかで都会的なヴォーカル・ハーモニーが印象的な曲。
歌メロは切なく、だけどポジティブだ。
Baをやっている人はコピーにチャレンジして欲しい。
ためになるだけじゃなくて、気持ちイイですよ?

②はIT BITESのポップス作りのセンスが堪能できる。
この曲にはプログレ要素は皆無。素直にメロディを楽しむための曲と言える。
③は甘いメロディ、ヴォーカルハーモニーが
メロディアスHRファンを惹きつけるバラード調の曲なのだが、
アレンジは結構プログレッシブ(特にGuソロ直前のところとか)。
Keyのアレンジがうっとりするほど美しいね。
④は躍動感溢れるメロディアスHRナンバー。
歌メロのインパクトが強いかもしれないが
フランシス・ダナリーGuソロも素晴らしい。

IT BITESと言えば、この曲が代表曲だと言われる方も多い。
私も彼らのことを一番手っ取り早く知るために
聴くのをオススメするのが⑥だ。
彼らのメロディセンスと、アレンジの上手さ
そして、プログレッシブロックをお洒落に聴こえさせる
彼らの手法がこの一曲に集約されている。

タイトルトラックである⑧は収録曲中、最もプログレッシブロック寄りの曲。
収録時間も15分くらいあるし、メロディ的にもマニアックだ。
7:00くらいのところで、突然牧歌的な曲展開になるところは
往年のGENESISを彷彿とさせるし、芝居がかった感じで面白い。
11:00のところのフランシスのGuは完全にアラン・ホールズワースだね(笑)。
やっぱり好きなんだろうなぁ・・・。

テクニカルなプログレメタルも素晴らしいけれども
音が詰まりすぎていて息苦しさを感じるという方には、オススメ。
メロディ的にも泣けるし、そこそこ複雑な展開もあって
聴き易いと思います。
まあ、ポップさを求めるならば3rdがいいけどね。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Midnight
②Kiss like Judas
③Yellow christian
④Rose Marie
⑥Old man and the angel
⑦Plastic dreamer
⑧Once around the world



総評・・・92点

PS・・・リンクを貼った⑥はプロモ用に短くアレンジされたものしか
ありませんでした。本当は7分くらいある曲なのですが・・・。
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Eat Me in St. LouisEat Me in St. Louis
(2000/10/09)
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'89年にリリースされた3rd。

このアルバムを初めて聴いたのは大学生の頃。
音楽系サークルのKeyの先輩から、「お前、プログレとか好きなんだろ?
じゃあ、これも好きだろうから何曲かコピーしてみろ。
出来たらバンドでやるぞ」と
半ば強引に聴かされたのが始まりだったが・・・
今ではその先輩に感謝している。
でないと、このバンドを積極的に聴く機会など一生無かっただろうから。
(このバンドは私がHR/HMを一番よく聴いていた
'90年代にはほぼ解散状態で、よく読んでいた音楽雑誌BURRN!は勿論
他の音楽雑誌にも殆ど話題に上ることは無かったのだ)

プログレッシブロックとへヴィメタルの融合した姿は
QUEENSRYCHEとDREAM THEATERを聴いていたから知っていた。
ハードロックとの融合だけであればKANSASそれにRUSHなどを
聴いていたから珍しいとも思わなかった。
しかし、彼らは何というか・・・
そのどれとも違う姿なのだ。
IT BITESらしさは確かに存在するのだが楽曲によって
プログレっぽい曲、ポップスっぽい曲、HRっぽい曲と
色んな顔を見せるという矛盾を持つ。
更にTOTO並みにメンバーの技量が優れていて、HR/HMというフィールドに
収まり切れないくらいメロディ、アレンジセンスにも長けている。
それでいて彼らの楽曲で多重に重ねたヴォーカルハーモニーも
ライブで完璧に再現する・・・とちょっと弱点らしい弱点が
見当たらない凄いバンドなのだ。

・・・と、ここまででこのブログでのSAVATAGE並みに特別扱いをした
レビューをしているため、楽曲の感想に移る(苦笑)。
本作品では、プログレッシブロックっぽさが目立つのは⑪くらいのもので
他の曲はブリティッシュHRよりの楽曲が多い。
プログレッシブロックっぽい楽曲を好む方は2ndの方を
気に入るかもしれないね。

①・・・ヴォーカルハーモニーがイントロから目立つ
グルーヴィかつポップなHRナンバー
非常にリズミックなGuリフを弾き、
ワイルドな歌も歌うフランシス・ダナリー。
彼はこの曲をライブでも余裕しゃくしゃくでやっている。天才です・・・。

再結成IT BITESでも大活躍中のKeyのジョン・ベックのフレーズが
印象的な②は、①同様ヴォーカル・ハーモニーを生かしたバラードだ。
だが、そんじょそこらのバラードじゃない。
英国風味のメロディと、人が生きる上でありがちな事を絡めた
哲学的な歌詞が深い。
③はちょっと力を抜いた曲かな~と思っていたが
どうしてどうして。
改めて聴き直すとギターはかなりカッコいいし、
ベースなんてロックバンドとは思えないくらいファンキー。

④は②同様バラードだが、②よりも穏やかで気軽に聴ける。
⑤はKeyのフレーズがちょっとニューウェーブっぽくて
軽く感じるがブリッジ、サビ辺りの歌メロの作り方は
彼ららしい。

ギターの歯切れのいいミュート音を生かしたへヴィなリフが
特徴的な⑧は、アヴァンギャルドかつキャッチーな
不思議な歌メロが主役。
だが、この曲はこのクオリティにして
日本盤のみのボーナストラックなのだと言う・・・
こんなに嬉しいボーナストラックなんて、他にない。
そのことをさっきライナーを見て
気付き、驚いた。
私は本当に長いことアルバムのレギュラートラックだと思い込んでいたのだ。
信じられないね。日本盤持ってて本当に良かった。

⑨はFATE(マティアス・エクルンドが在籍していたことでも
知られるポップなHRバンド)の楽曲に雰囲気が似ている
胸キュンポップスフレーズが私の涙腺を大いに緩ませた。
(Keyソロの辺りは特に・・・)
本当、こういう曲に弱いんですよ、私は。

個人的に80年代のアメリカの大都会の雰囲気を感じる
クールなメロディがカッコいい⑩、
そして、私がブリティッシュHRの中で5つバラードを挙げるなら
必ず入れるであろう⑪・・・。
人生における悲しみをいつかは溶ける氷に喩えて
歌にした、この曲。
私のボキャブラリーではとても陳腐に見えるこのテーマ。
是非とも歌詞まで含めて吟味して欲しい
超名バラードだ。
フランシス・ダナリーのGuソロも昇天必至の激メロだ。
この泣き・・・ゲイリー・ムーアに匹敵するね。

気が付けば尋常ではないくらい贔屓してしまったが(笑)。
これはプログレッシブロックが多少苦手な方であっても
メロディアスなHRを好まれる方ならば絶対に聴いた方がいいです。
特にブリティッシュHRを好まれる方は是が非でも。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Sister Sarah
②Underneath your pillow
③Let us all go
④Still too young to remember
⑥Murder of the planet earth
⑦Positively animal
⑧Vampires
⑨Leaving without you
⑩People of America
⑪The ice melts into water



総評・・・95点


PS.ちなみにこのバンド、現在はフロントマンが
ジョン・ミッチェルという人物に変わっており
この人もフランシス・ダナリーほどでは無いが
最新作ではGuもVoも
魅力的なプレイをしており、往年のIT BITESファンの
期待を大きく裏切ることは無いだろう。


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