謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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シンフォニー・エックスシンフォニー・エックス
(1994/12/07)
シンフォニー・エックスシンフォンニー・エックス

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'94年にリリースされた1st。

'94年と言えば、昔のことではあっても割と憶えている。
当時のアメリカからはまず、メロディアスなHR/HMバンドはほぼ存在しておらず
存在していても、注目を浴びることなど無かったし
デビューも難しかった。
彼らは今でこそ、ネオクラシカル系のメロディとプログレメタルの
複雑な曲調、両方の
旨みを味わえるバンドとして、世界的に有名になっているが
デビュー当時は、日本が頼りだったのではないだろうか。

で、このアルバムだが
マイケル・ロメオがレガート気味に弾いた美しいGuリフ、ソロと
複雑な曲調、それにオペラティックなヴォーカルハーモニー、と
今の作品と同じような要素があり
後追いでこの1stを聴かれた方も楽しめるだろう。
確かに今よりも、まだ練られていない部分はあるし
一曲の中で聴ける曲展開の変化が強引すぎたり、
音が軽かったりもするが
これくらいは許すべきだ。

・・・って、スミマセン。
やっぱり彼らのこととなると、えこひいきしてしまうね(笑)。
このアルバムの一年くらい前にリリースされたANGRAの1stの方が
遥かに出来は良かったのだけれども、同系統の(つまりクラシックを取り入れたHM)音楽を
やってはいても、SYMPHONY Xの方が断然ツボであり
音が悪かろうが、多少強引だろうが
初めてラジオで④を聴いたその日、購入を決意したくらい衝撃だったのだ。
Vo、ちゃんと歌えているし、バンドの演奏力は極めて高いし
適度に変態的な曲展開もあるし、曲調は格調高いネオクラ系、
そしてスピードナンバーも普通にできる、と来れば
嫌いになる理由などない。

この1stを聴いて、唯一心配していたのは当時は
グランジ・オルタナティブロック全盛の時だったので
売れずに解散・・・なんて悲しい結果にならないことのみを
願っていたものだが、現在ではこんなに売れるなんて思ってもいませんでした。

繰り返しになるが今聴くと、⑤なんていかにも強引だし
プログレっぽい展開も含めてアラン・ホールズワース臭が凄いのだが
⑥なんかは今よりも、メタルっぽさが薄く
神秘的なメロディがとても面白いし
これで音が良ければプラス5点は堅いね。
より客観的な評価をするならば、もう少し低めにすべきかもしれないが
今でも個人的に楽しんで聴けることを考えると
これくらいの点をやってもいいと思う。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②The raging seasons
③Premonition
④Masquerade
⑥Shades of grey
⑧Rapture or pain
⑨Thorns of sorrow
⑩Lesson before dying



総評・・・84点

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V: The New Mythology SuiteV: The New Mythology Suite
(2000/10/10)
Symphony X

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'00年にリリースされた5th。

毎回アルバムが出る度に楽しませてくれる彼等だが、
この作品ではちょっとだけ「・・・少し地味になったかな」と
思った。
まあ、地味と言うと厳しいが一度聴いて即効性のある
メロディが少なくて
たとえば③は怪しげなKeyフレーズから、スピードに頼らない
盛り上げ方をしてる曲だったりするが
イントロからサビ以降のドラマティックな展開に来るまでが
結構長いと感じる方もいるだろう。
⑩もいいメロディだが、「待たされる感」がある。

要は手軽にカタルシスが得られるものではなくて、
コンセプチュアルな側面を強調するため
一曲一曲の完成度よりもアルバム全体をじっくり吟味して聴いて
はじめて楽しめる敷居の高い作品になっている。
とは言え、そこはSYMPHONY Xのこと。
無駄にマニアックな自己満足プログレメタルを
やるのではなく、
奇妙なリフを持った曲でも
サビに来る頃には「このリフがあってこそ、このサビがあるんだな」と
納得できると思う。

まあ、別に一曲単位でも楽しめないということはなく
キラーチューンと言える曲もある。
プレリュード的なインスト①から、アグレッシブなギターリフと
ドラマティックかつオペラティックなサビが印象的な
スピードナンバー②はこの作品の収録曲中で
最も私が好きな曲だ。

⑧はタイトル通りエジプト風のメロディを
取り入れている曲だが、怪しげなメロディを奏でる
ベースのタッピングソロの後は日本風のメロディも入ったり・・・と
彼等の音楽的素養の深さに恐れ入るばかりだ。

斬新で実験的なことを試みるのもいいけれど、
SYMPHONY Xらしいシンフォニックメタル風の曲も欲しい・・・と
思ったら⑪を聴くといいだろう。
これも②とは質は違うが、キラーチューンと言える。

ラストの⑬は本作品の収録曲中最もプログレッシブな曲展開を持ち、
このアルバムでコンセプトとして取り扱っている
古代文明の雰囲気がよく出た曲。
少々長いけれども、ラストの盛り上がり、作品の締め方は
見事だ。

SYMPHONY Xの全作品中、おそらく人気が無い部類に
入るだろうが決して悪い作品ではない。
ちょっと地味なだけだ(笑)。
ファンなら②と⑪のためだけに買っても損はしない・・・はず。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Evolution(The grand design)
③Fallen
⑤Communion and oracle
⑧Egypt
⑪Fool's paradise
⑬Rediscovery, Pt.2:The new mythology



総評・・・87点

The Damnation GameThe Damnation Game
(2004/01/13)
Symphony X

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'95年にリリースされた2nd。

彼らにプログレッシブメタルではなく、ネオクラ系HMを期待する
ならば、本作品が一番適していると思う。
それくらいメロディに対してのこだわりが感じられる。
まあ、そのこだわりが音質にまで行き届けば
言うことは無いのだが・・・まだ掛けられる予算も
少なかったのだろうし、仕方無いか。
より素晴らしい音質で録音されたならば
プラス3点は固いだろうなぁ。

とりあえず①はネオクラ系が好きなら聴いておくべきでしょう。
個人的にこの曲のイントロは、YNGWIE MALMSTEENの
"Rising force"に匹敵する、素晴らしい出来だと思う。
②は本当は結構へヴィなリフが目立ちながらも
サビで美麗な歌メロで酔わせる、という今の彼らの
アプローチがなされているのだが、
音質の軽さがそうは感じさせない。普通に美しい疾走ナンバーに
感じるね・・・。
とは言え、Guソロはそのハンディキャップを感じないくらい
素晴らしい。
レガート気味に弾かれた美旋律は、イングヴェイとは
似てはいるものの、ソロを「作曲した」感じがする
丁寧なもの。

③ではピアノの音が美しい、バラードか思いきや
いかにもプログレッシブメタルっぽい、曲展開の変化も聴かれ
Guソロ、Keyソロの掛け合いもある佳曲。

⑨は今の彼らに通じるプログレッシブメタルを
やっていると言えるが、これも曲展開自体よりも
その素晴らしいメロディの方に耳が行くと思うので
複雑な曲、長い曲が駄目という方も
比較的聴きやすい曲では無いだろうか。

まあ、何度も言うが惜しいのはやっぱりこの音質だね。
どうしても音が軽く感じるし、
この時点でも下手では無いが、本作品から加入した
Voのラッセルも今であればもっと上手に歌えると思う。
という訳で、マイケル・ロメオさん
これと1stを、リレコーディングしてくれませんかね・・・?
アナタが思っているよりは売れると思うんだけどね。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①The damnation game
②Dressed to kill
③The edge of forever
⑤Whispers
⑥The haunting
⑨A winter's dream-the ascension(part2)



総評・・・88点

トワイライト・イン・オリンポストワイライト・イン・オリンポス
(2000/07/26)
シンフォニー・エックス

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'98年にリリースされた4th。

「国際ネオクラシカルHM協会」というものが
あったなら、是非とも会長に就任してもらいたい
マイケル・ロメオ率いるSYMPHONY X。

①のイントロからして、ネオクラ党(?)悶絶必至。
"The Damnation game"に匹敵するくらいの出来の
オープニングナンバーだ。
②はマイク・オールドフィールド風のKeyが印象的だが、
これはスパイス程度のものであり、決して似ているって
感じでは無い。
歌メロは若干地味だが
Guソロ→Keyソロ→・・・を繰り返して
最終的に一緒にハモるという「伝統芸能」も披露されて
いて、曲展開・アレンジは相変わらず高レベル・ハイセンス。

④は本作品のハイライトと言える。
へヴィなリフから始まり、サビでは哀愁たっぷりに疾走する様は
カタルシスを感じる。
怪しいKeyとGuが寸分の狂いもなくハモり、ソロが
クライマックスに達したところでベースも流麗に絡んでくる
あたりは、文字通りの「様式美」。
④を聴くためだけにこのアルバムを買っても損は無いのだが、
彼らはこれだけでは終わらない。
⑤での長目の曲が終わると、⑥のように再びストレートな
ネオクラナンバーがあるため、私の首を休ませないのだ(笑)。

ラストの⑧は日本的な音階を使用して作られたバラード。
音楽的素養の高い彼らだからこそ、この完成度を誇るのだろう。
個人的には彼らが作ったバラードの中でも1、2を争うくらい
好きな楽曲だ。

通して聴いてみると、彼らの作品の中では少々とっつきにくく
一番プログレッシブな作品かもしれない。
だからSYMPHONY X入門編としては適切ではないが・・・
④もあるし・・・強くお勧めすべきかは難しいところだ。
音も何故だか前作よりちょっとショボくなっている気もするし。
まあ、作品のレベルは高いので
後はメロディの好みに左右される部分であろう。私としては
こういうプログレッシブな路線は近年の彼らには
失われつつある気もするので、ちょっと寂しくもある。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Smoke and mirrors
②Church of the machine
④In the dragon's den
⑥The relic
⑧Lady of the snow



総評・・・87点

OdysseyOdyssey
(2002/11/05)
Symphony X

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'02年にリリースされた6th。

毎回アルバムがリリースされる度に、私メタリストが
特に楽しみにしているバンドが彼等なのだが、
この作品は結論から言うと、ちょっと不満が残るものだった。

個々の楽曲は相変わらずクオリティが高く、テクニックを上手く
楽曲に反映させつつ、それでいて彼等らしいメロディを
作っているのでファンの方が買って損をする、という出来では
無い。
にも関わらず、不満が残ると書いたのは
リズムがこれまで以上に凝った楽曲が多く、
一曲目からまるで聴き手に挑戦するかのようで、
サビのメロディと展開はストレートだが、他の部分の
歌メロ、リズムともにストレートでなく取っ付きにくさが
目立つ。
で、②③もへヴィなリフと重苦しい歌メロが目立つため
ソロ以降の展開が良いのに、良いメロディが現れるまで
「待たされている」感がある。

しかし、彼等はやっぱりそれだけで終わるアルバムは作らない。
④はタイトルで分かるが、名盤である3rdの"The accolade"の続編とも
言える曲で、メロディでは共通している部分もあるが
こちらの方が断然良いです。
⑥では、マイク・ピネーラとマイケル・ロメオの美麗な
バトルが繰り広げられており、このあたりから
彼等の本領が発揮され・・・
続く⑦は彼等が作ったバラードの中でも
私が最も好きな一曲であり、これは今でも変わっていない。
特に、後半のギターソロは陳腐な表現だが泣ける。

これまでも長い曲には挑戦してきた彼等だが、⑧のように
本格的にオーケストレーションを導入した曲は初めてかもしれない。
まるで映画「トロイ」に使われそうな、スケールの大きい
音世界に聴き手は圧倒されることは請け合い。
彼等のように、本格的に音楽を学んでいるバンドの
強みだろう。決してこけおどしや雰囲気作りだけに
終わっていない、いい曲だ。
ただ、所々ギターフレーズで使い回しが見当たることが
残念と言えば残念だが。

なお⑨は1stの名曲"Masquarade"をリレコーディングしたもの。
ラッセル・アレンのVoが、より暴力的で
コーラスも重厚になっており、いい出来で
正に嬉しい「ボーナストラック」だ。

この記事を書き始めた時から、このアルバムに関してだけは
ちょっと辛い評価をしなければならないと
思っていたが、こうしてみると嫌いな曲は無いんだよなぁ。
バラードを除くと地味だけどね。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Inferno(unleash the fire)
④AccoladeⅡ
⑤King of terrors
⑥The turning
⑦Awakenings
⑧The oddysey
⑨Masquarade



総評・・・84点

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