謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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’90年にリリースされたBLACK SABBATHの
アルバム"TYR"に収録された曲。




BLACK SABBATHのVoでファンから
最も不遇な扱いを受けている(と、私が思っている)のは
おそらくトニー・マーティンではないだろうか。

オジーが一番人気が高いのはまあ仕方が無い。
オリジナルメンバーだし。
ディオの時代は時代で、「様式美BLACK SABBATH」との認識が
強くて、ディオの長いキャリアの中でも
評価は高かったと思う。
(それを裏付けるように、ディオ時代のライブアルバムだって
リリースされている訳だし、ね)

グレン・ヒューズがいた頃は元々トニー・アイオミのソロとして
アルバムが作られていた訳だからこれは除外するとして
トニー・マーティン時代は凄く地味なイメージがありませんか?
中には「あれはBLACK SABBATHではない」などと酷いことを
言う人もいたり・・・。
"CROSS PURPOSES"なんか、なかなか良いアルバムなんだけどねぇ。

まあ、確かにこのアルバム"TYR"はBLACK SABBATHと言うよりも
「BLACK SABBATH風様式美メタル」と私も思う訳だが、
曲が良ければいいじゃありませんか。

と、言う訳で
今回紹介したいのは、この"The law maker"。
トニー・アイオミの泣きのリフも素晴らしいが、
リズム隊がなかなか興味深くて、Drがコージー・パウエル、
Baがニール・マーレイであり
こういうメロディアスな曲のバックでは特にいい仕事を
している。

今の様式美メタルのルーツ的な一曲だと思うし、
イングヴェイ・マルムスティーン辺りも影響を公言している。
そういう事を抜きにしてもいい曲なので
聴いてみて下さい。
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'74年にリリースされたUFOの
アルバム"PHENOMENON"に収録された曲。




「アルバム"PHENOMENON"に収録された曲」・・・とは書いたが、
この曲はスタジオテイクよりも、ライブ盤"STRANGERS IN THE NIGHT"に収録された
ヴァージョンの方が10倍カッコいいので、未聴の方はスタジオテイクに
関して言えば、後から聴いてもいいかな~と
私は思う。

何故ならば、この曲の最大の聴き所は3:30から5分以上もある
マイケル・シェンカー(Gu)とポール・レイモンド(Key)主体の
インストパートであり、
スタジオテイク収録時にはポールは加入していないため
聴けないからだ。
5分以上インストパートが続く、と聴いて
「ゲッ・・・インストが長いのはヤダな」と思うのは気が早いかもしれないよ?
と言うか、気が早い!(笑)

先に言っておくと、インストとは言っても
名前は挙げないが・・・どこかの前衛的なHRバンドのインプロヴィゼイションの
ように本人しか芸術性が理解できない
訳の分からない長い自己満足ソロパートでは断じて無くて
ちゃんとあらかじめコード進行、大まかなフレーズは
決まっているため
ただルート音を聴いているだけでも、そのメロディに
一種のストーリーのような、「流れ」を感じることだろう。

で、その「ストーリー」の主役となっているのは
先述のマイケルのGuとポールのKeyであるが、
これを形容するならば、まるで2人でジャズのスキャットや
オペラをやっているような美しさだ。
これを聴けば、長いインストが嫌いな方でも
いけるのでは無いだろうか。
実際、私は某有名HRバンドのライブアルバムは名盤と
呼ばれていても、聴いていて眠くなったものだが(笑)
この曲を聴いてから長いインストに免疫が無くなったのだから。

GuとKeyの事ばかり書いたが、フィル・モグが歌う
Voパートも聴き所の1つであり、
Aメロ、サビ、Bメロというごく単純な流れでありながら
アグレッシブなAメロ・サビとは対照的に
ドラマチックなBメロの歌メロの叙情性にグッと来るはず。

UFOの叙情的メロディメイカーという側面だけでなく、
ハードなリフも両方楽しめるおいしい一曲なので
ご存知無い方は是非どうぞ。
あけおめです!
では、挨拶もそこそこに新年一発目の更新と行きます。
今回紹介したのは・・・


'87年にリリースされたWHITESNAKEの
アルバム"WHITESNAKE"に収録された曲。




「時代を超えた名曲」とか、「曲の魅力が色褪せない」という表現は
この曲のためにあるのではないか、というくらい私が好きな一曲がこれです。

WHITESNAKEと言えば、渋いブルーズっぽいHRをやっているバンドという
印象があり、アルバム購入を思い留まっているけれども、
この曲が収録された"WHITESNAKE"だけは持っているという方・・・多いんじゃないかな?(笑)
いやいや、それで別にいいと思うのね。
苦手なものは無理して聴いて、通ぶる必要なんて全く無いし、
そう言う私もブルーズ系HRの中には苦手なものが多くて敬遠してるから・・・(苦笑)。

ここで言いたいのは、そんな渋い音楽をやっていた彼らが
'80年代という時代を意識してか、妙にアメリカナイズされたHRに挑戦した訳だが
それが大成功。
分かりやすくかつ、ブリティッシュHRのおいしい所を
盛り沢山にした世紀の大名盤を作り出しているので
未聴の方は是非、是非、先入観を捨てて聴いてもらいたいと言う事だ。

この曲でGuを弾いているジョン・サイクスはTHIN LIZZYの参加で
既に有名にはなっていたが
本当にサウンドの中心となったのはこのアルバムに参加してから、だと
私は考えている。
前任のミッキー・ムーディではもっと渋い出来になっただろうし、
今までの彼らからすると、かなり弾けたアレンジになっている。
しかし、そんな'80年代を意識したド派手なアレンジにも
デヴィッド・カヴァーデイルも見事に対応しており
けたたましいGuイントロの直後には、狼の遠吠えのような
オジーのような(笑)
弾けっぷりで応えている。

Baの二ール・マーレイと
Drのエインズレー・ダンバーのアンサンブルにも注目すると、
割と音数少なめながら
二ールのBaがエインズレーのバスドラと一体化し、
まるでドラムンベースのような、へヴィさを生み出しており
心地良い。

・・・にも関わらず、これらの奇跡のトラックを録音した
このメンバー。
アルバム発表時にはデヴィッドを除いて全て解雇されていたそう・・・
何だかなぁ・・・(苦笑)。

今ではしっとりとした歌モノの曲も多くなったWHITESNAKEだが
イケイケの(←死語)時代であるこの曲を聴けば
イメージが変わる方も多いかも。
是非、どうぞ。
'76年にリリースされたRAINBOWの
アルバム"RAINBOW RISING"に収録された曲。



アルバム"RAINBOW RISING"を初めて聴くその前に、私は既にRAINBOWの曲を
いくつか知っていた。
"Kill the king"と・・・"Man on the silver mountain"だったかな。
その時はイングヴェイ・マルムスティーンだとかHELLOWEENだとか、
とにかく、その時自分にとって最も新しく、スピーディでメロディアスで
分かりやすいバンドが好みだったため
上記の二曲はカッコいいとは思いつつも、何となく古臭さの方が
耳について、あまり楽しめなかった。
「所詮は昔のハードロックだな、後回しでいいかも」とか思っていた訳だ。

だが、BURRN!誌の広瀬氏がRAINBOWのアルバムを褒めまくっていた記事を
読んで、私は再びRAINBOWに興味を持った訳だが
どうせなら私が一曲も聴いたことが無いアルバムを買ってみようと思った。
"BENT OUT OF SHAPE""DOWN TO EARTH"よりも、ジャケットが様式美している
"RAINBOW RISING"を手に取り、購入。
家で早速、プレイヤーに。

トニー・カレイの怪しげなKeyのイントロの後、
主旋律をKeyに任せて、
「ジャララララッ、ジャララララッ・・・」というシンプルなGuリフが
絡み、辺りで、私の期待感がゾクゾクと膨らみ・・・
コージー・パウエルのでかいドラムのオカズで鳥肌が立ち、
ロニー・ジェイムズ・ディオの歌う、歌メロをサビまで聴いて
思わず藤木氏ばりにガッツポーズ決めました(笑)。

何と言うか・・・この曲はイントロからテンションがマックスに
上がる曲じゃないんだよね。
リズム隊もリッチーのGuも音数少なめで、しかしながらへヴィかつタイトな
演奏を心がけており、
リッチーでさえ、Guソロ以外ではシンプルなプレイをしていて
リズム隊と一緒になることで、それが返ってへヴィさを演出している。
で、盛り上がるためのメロディを演出するのはKeyとVoだけに
任せていて、その展開はAメロとブリッジ、サビのみにも関わらず
徐々に徐々に盛り上がるという仕組みになっているのに気付く。

一般的には"RAINBOW RISING"の収録曲では"Stargazer""A light in the black"だけでも
楽しめるとも言われるが、私にとってはこの曲が無いと
このアルバムを評価する際に15点はダウンするような、そんな曲だ。

キツいことは言いたくないが、この曲を知らないで
「様式美HMファン」を名乗る人は・・・とにかく
お願いですから、この"RAINBOW RISING"のこの曲だけでも聴いてください。
'83年にリリースされたYESの
アルバム"90125"に収録された曲。





'80年代に洋楽全般を広く聴いていた音楽ファンにとって、
YESというバンドの代表曲は、"Roundabout"や"Close to the edge"ではなくて
"Owner of a lonely heart"だったと断言できる。
それくらいYESの楽曲では売れた曲であり、
"Owner of・・・"が入ったアルバム"90125"はYESの「顔」となったアルバムだ。

だが、このアルバムは古くからのプログレッシブロックファンにとっては
「あまりにもポップすぎる」ために、歓迎はされなかった。
思えばこの時代、YESだけではなくプログレッシブロックバンドの
他の巨星たち・・・たとえばGENESISもポップ路線に進んでいたし
EL&Pもポップと言うか、分かりやすい大人のロックを作っていた。

なぜ大御所のバンドまでがそうしたのかと言うと、要は
'70年代に隆盛を極めたプログレッシブロックも、言葉の意味とは裏腹に
その音楽性は類型化し、陳腐なものとして市場では排他されつつあったため
人気は衰えて、音楽的な路線変更を余儀なくされていたという訳だ。

YESの場合はそうした市場の流れに加えて、
この時期は各メンバーがそれぞれの活動に没頭し、メンバーが
集まらず、実質的な解散状態であった。
そんな中Baのクリス・スクワイアとDrのアラン・ホワイトも
ジミー・ペイジと共にXYZなる
プロジェクトでの活動を考えていたそうだが、これは契約上の問題で
実現しなかった。

そこでトレヴァー・ラビンという若手のハイテク・ギタリストを紹介されて
更にKeyのトニー・ケイを加えて
CINEMAというプロジェクトで活動しようとした。

このトレヴァー・ラビンという人はGuだけでなく、Voも上手くて
動画で取り上げた"Changes"のAメロではメインVoも取っており
当初はGu/Voとして考えられていたのだが、結局レコード会社の
助言でメインVoには元々のYESのVoであったジョン・アンダーソンを
参加させて、
バンド名もYESとなった。(ファンの間ではこの編成を「90125YES」と呼ぶ)
・・・まあ、バンド名もYESの方が有名だしレコードが売れるので
そうしろってことでしょうね(笑)。

だから、往年のYESとは音楽性が大きくかけ離れており
当時、最新のテクノロジーであったシンセサイザーや
ニューウェイブ的なサンプリングの導入など、新しい要素が多く
古くからのYESファンには受けが悪かった。

ただ、この作品が新しいファン層を獲得することになったのも
事実で、元々素晴らしいコーラスワークを武器にしていた彼らが
それをポップな楽曲に乗せることでヒットソングとなったのが
"Owner of・・・"だ。
で、このアルバムはそういうポップで分かりやすい楽曲が
殆どなのだが
微かにプログレ要素を残しているのが、今回取り上げた"Changes"だ。
歌が入ってくると、哀愁漂うバラードとなるが
そこまでの前奏部分は明らかにプログレファンを意識したものだ。

アルバム自体の出来も大変素晴らしく、往年のYESとは違うものとして
切り離して考えると、90125YES編成のアルバムも非常に楽しめる出来だ。

最近のプログレメタル勢が影響を受けたYESの姿はここには無いけれど、
なかなか面白い出来になっていると思う。
今はYESも往年の編成に近いものとなっており、トレヴァー・ラビンも参加していないが
90125YESは良かった、という声も多かったと思う。
数年限定でやってもらいたいなぁ・・・。
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