謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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British Steel (Exp)British Steel (Exp)
(2001/05/30)
Judas Priest

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'80年にリリースされた6th。

この作品は私にとって、彼らのアルバムの中で最も好きな作品ではないが
ジャケットは一番好きだ。
まあ、彼らの作品のアルバムジャケットは酷いものが多いから
ちょっとカッコいいものがあると
余計に良く感じるのかもしれないが、
ここまでシンプルかつ、センス良く「これはへヴィメタルのCDです!」と
主張しているものも珍しいのではないだろうか。

では、楽曲の方はどうかと言うと
素晴らしいものは揃っているが、
ちょっとJUDAS PRIESTのアルバムの中では
少し即効性が薄く、分かりにくいアルバムかもしれない。

叙情性のあるメロディよりも突進力のあるリフ作りを
心がけたかのような①は、何となくブルース・ディッキンソンが歌っても
ハマりそうな、IRON MAIDENを想起させるような
ストレートで、スピーディーな曲だ。
かと思えば②は威風堂々としたミドルテンポの曲であり、
こちらはサビでのメジャーキーの歌メロが印象に残る。

でも、それらの曲よりもやっぱり③が一番インパクトが
大きいだろう。
スピーディって訳でも、突進力がある訳でもなく
へヴィネスに関しては十分に感じられるものの
今のHR/HMナンバーと比べると、音質がショボイため
劣るように感じることは間違いない。
だが、'80年代のメタルファンがこの曲がジュークボックスで
かかっているのを聴くと、
きっとサビのキーの低い歌メロを誰もが歌うことができたし
多くの方が歌ったのであろう、と
私は想像する。
曲の展開も決して凝ったものでは無いし
淡々としているようにも聴こえる。
しかし、何故か頭に残るのだ。
"Breaking the law, breaking the law~♪"と繰り返すサビが
印象的なのも、その一因ではあるだろうが
この曲のリフは、他の音楽ジャンルでは絶対に出てこないような
へヴィメタルそのものとしか思えないメロディセンスを
しているからでは無いだろうか?
少なくともこういうリフはジャズやポップスでは出てこないだろう。

・・・もし、そういう曲を作る人が他のジャンルにいるとすれば
その人は相当前衛的なセンスをしていると言わざるを得ない(笑)。

④⑤は決して悪くないが、頭の3曲と比べると
インパクトはやはり落ちるように感じる。

⑥と⑦⑨は・・・曲はいいし、リフもそれなりにへヴィだし
テンポも良いけど
何だかKISSだとか、AC/DCとかそちら方面の匂いがする
明るいロック。
歌メロがポップなせいもあるだろうけど、
個人的にはJUDAS PRIESTの曲という感じがあまりしない。

・・・頭3曲が無ければ、結構微妙な出来のアルバムかも。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Rapid fire
②Metal Gods
③Breaking the law
⑧The rage



総評・・・83点

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PainkillerPainkiller
(2002/03/20)
Judas Priest

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'90年にリリースされた12th。

このアルバムはJUDAS PRIESTが出したアルバムの中でも
特に素晴らしいものであり、名盤であることは間違いない。
しかしながら、このアルバムの音楽性はJUDAS PRIESTの本質を
そのまま現しているとは言い難いことも事実。
だからこのアルバムが名盤であることは認めつつも、
これはJUDAS PRIESTのアルバムとして楽しむことができない、と
一部のファンからは不評だったそうだ。

確かに新加入のDr、スコット・トラヴィスによる①④のドラミングなんて
まるでスラッシュメタルバンドだし
③のロブのヒステリックなVoは、今までの彼らがやってきた楽曲と比較すると
あまりにも癖が強い。
前作"RAM IT DOWN"で既に、そうしたアグレッシブな路線に入ることは
予想できたとしても、この変化は凄い。
しかし、一方でグレン・ティプトンとK.K.ダウニングの
華麗で哀愁漂うGuワークそのものは
どの曲を聴いても変わっていない・・・どころか
個人的にはこの2人のプレイは本作品がピークだとさえ
思っている。(⑦のGuリフ、ソロとか凄すぎる・・・)
そう考えるのはおそらく私だけでは無いはずだ。


④はまるで最近のメロパワ系のバンド並にアグレッシブで
スピーディな曲だが、Guソロだけは昔のJUDAS PRIESTのそれだ。
⑤のイントロはちょっと前作に収録された"Heavy metal"を
彷彿とするものがある。

また⑥などは、基本的にはストレートな曲ではあるのだが
途中でGuのアルペジオとロブの語り(?)による
パートを入れて、ドラマティックな曲になっている。

スピーディな曲が多い、本作品だが⑧のような
重厚なミドルテンポの楽曲もある。
これはサビでのロブの歌メロが特に素晴らしい。

私見ではあるが、このアルバムがリリースされていなかったら
現在のHR/HMシーンは微妙に違ったものになったのでは
無いだろうか?
そんな大袈裟な思いつきが私の頭に浮かほど
凄い出来だと思うし、
発売されてから20年経っても
未だその魅力が色褪せることの無い「超」名盤だ。
メタラー諸氏でこのアルバムを聴いたことが無いという方は
少ないだろうが、もし未聴の方がいるなら
悪いことは言わない。聴きなさい。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Painkiller
②Hell patrol
③All guns blazing
④Leather rebel
⑥Night crawler
⑦Between the hammer and the anvil
⑧A Touch of Evil
⑩One shot at glory



総評・・・97点

Point of EntryPoint of Entry
(2001/05/30)
Judas Priest

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'81年にリリースされた7th。

このアルバムを聴いて
「JUDAS PRIESTもメタルゴッドと言われていても、たまには妙なアルバムを
出すこともあるんですね(笑)。」等と、のたまった後輩がいたことを
思い出した。
まあ、それが世間一般での評価とも言えるが。

こうして聴き返してみると、確かにメタルゴッドの思し召しが
イマイチ理解できない②や④や⑦のような曲もあるにはあるが
カッコいい曲だってちゃんとあるし、
1stと違ってへヴィメタルとしては完成したものだし、
彼ららしくないポップなメロディは目立つ曲も多いのだが
良く言えば聴き易いアルバムだとも言える。

①などは一曲目にするには地味な曲だが、サビはキャッチーで
良いし
③はいつも通りのJUDAS PRIESTどころか、個人的には
JUDAS PRIESTの中ではかなり好きな曲。
K.K.ダウニング、グレン・ティプトンのGuソロの掛け合いも
勿論だが、特にカッコいいのはデイヴ・ホーランドのドラミングだ。
Guソロ後のオカズはタイミングの良さもあって、鳥肌が立つくらいカッコいい。

⑤や⑨⑩も曲は微妙なんだけど、Guソロになると輝いている。
やはりK.K.とグレンは凄い。

通して聴いてみると、グラムロックっぽい曲があったり
明るめのいいメロディの曲があったりと
サラッと聴けるアルバムではある。
とは言え、こういうのをJUDAS PRIESTのファンは求めないよね。
正直言って、私もそうであり
③から⑪までは結構退屈でした。いくつかのGuソロの時を除いて。
でも、①と③と⑪は好きだから何かの拍子に聴きたくはなる。
全部通して聴くことは殆ど無いけどね・・・。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Heading out to the highway
③Hot rockin'
⑪Thunder road


総評・・・76点

Rocka RollaRocka Rolla
(2007/10/31)
Judas Priest

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'74年にリリースされた1st。

JUDAS PRIESTと言えば、へヴィメタルの代名詞と言っても
過言ではない存在だ。
今でこそそう呼ばれることもある彼らではあるが
彼らのデビュー当時はまだ試行錯誤を繰り返していたことが
この作品を聴くとよく分かる。

①③はリリースされた時期にも影響されたのだろう。
へヴィな'70年代ブリティッシュHRといった趣きだ。
この曲を文章で形容するならば
今の彼らの音楽よりもCREAMとかBLACK SABBATHなどに
近いと言うべきか。
とは言え、ロブ・ハルフォードの独特なハイトーンの歌唱は
既にこの時点で聴ける訳で
②はR&R調ではありながら、ギターリフに現在の彼らの音楽性を
微かに匂わせるものがある。

③④・・・とちょっと私にとっては退屈な曲が続くが
短いので、まあいい。
⑤はギターノイズ交じりのインプロビゼイションから
シンフォニック系プログレッシブロックバンドが作る小曲のような
牧歌的なメロディを持った曲。和む。

⑧は8分越えの長いバラード。
正直6分後半くらいまでは退屈なのだが、ラストの盛り上がりは
なかなか。

⑪はジョーン・バエズというフォークシンガーの曲のカヴァーだが
初期JUDAS PRIESTの名曲と言っていいだろう。
(と言うか、私もカヴァーだって事を忘れていました・・・)
結構最近のライブでもよく演奏されていた、
叙情性と鋭いギターリフが光る、今の彼ららしさが伺える一曲だ。
こういう曲がもっと多ければ、
このアルバムも強くオススメできるんだけどね。
他の曲があんまり印象に残らなくて、気が付いたら終わっていたみたいな
淡い曲が多い。
と言う訳で、JUDAS PRIESTをこれから集めようと言う方には
後回しでもいいアルバム、と言っておこうか。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Rocka rolla
⑤Winter retreat
⑦Never satisfied
⑪Diamonds and rust



総評・・・73点

Ram It DownRam It Down
(2002/03/20)
Judas Priest

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'88年にリリースされた11th。

変なジャケットの多いJUDAS PRIESTのアルバムの中では
なかなかいいジャケットだ。
アルバムの中身も素晴らしい出来となっている。

①は"Freewheel burning"のようなタイプの疾走ナンバー。
硬派な歌メロが基本の曲だが、二回のサビの後
爽やかなメロディを持った展開になるのは驚いたものだ。
アルバムの一曲目を飾るにふさわしい。
②はタイトル通り、そのものずばりなへヴィメタルナンバー。
疾走している訳でもドゥーミーな訳でも、ポップな訳でも無い
ミドルテンポの正統派HMそのもの。
歌詞もこれ以上無いくらい大袈裟にへヴィメタルを賛美する内容で
いい曲だ。

①でもそうだが、④⑤⑥⑦などは明るめのメロディを積極的に
取り入れていたり、シンセの音が目立っていたりすると言う理由からか
「アメリカっぽくて嫌だ」という意見もあるらしいが、
私は凄く気に入った。
明るいとは言っても"You've got another thing comin'"のように
哀愁漂うメロディやリフと同居する形だし、
⑤のリフのアグレッシブさは次のアルバム"PAINKILLER"に通ずるものがあり、
ちょっとメロディが明るいとは言ってもメタルらしさは
全く薄れてはいないと思うから。

⑧の"Johnny B. Goode"は言うまでもなく、チャック・ベリーの
カヴァーだ。
彼らがこの曲をやるとちゃんとしたへヴィメタルになる・・・と
言うか、結構歌メロなどアレンジが変わっていて
あんまり原型留めていないような気も・・・。
ま、ご愛嬌ってとこでしょう。

名曲揃いの前半と比べ、後半がパワーダウンしている感もあるのだが
JUDAS PRIESTの数ある作品の中で、私メタリストが
3枚良いと思うものを選ぶならば、その内の一枚に必ずこれは入るという・・・
そんなアルバム。
世間の微妙な評価に惑わされずに是非聴いて欲しい。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Ram it down
②Heavy metal
③Love zone
④Come and get it
⑤Hard as iron
⑥Blood red skies
⑧Johnny B. Goode



総評・・・90点

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