謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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SlangSlang
(1996/05/14)
Def Leppard

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'96年にリリースされた6th。

'90年代で所謂「問題作」とされるアルバムを出したバンドと
言うのは、メロディアスHRバンドであれば楽曲のメロディが減退し
スラッシュメタル系やパーティR&R系のバンドならば
サウンドがモダンへヴィネス系に近づく、という
当時のトレンドに即した迷走の仕方をしていたものだ。

で、DEF LEPPARDの問題作とされるこのアルバム
今聴くとグランジっぽさは多少あるものの、メロディが大幅に
減退している訳ではない。
何と言うか、DEF LEPPARDっぽくないオリエンタルな怪しいメロディが
あったりするが、それは曲によってはカッコいい。
ただ、問題なのは以前からその兆候が見られたとは言え
更にアレンジが機械的なものに変わり
「これはロックバンドとしてはどうよ?」と思ってしまうのだ。

②とかは正直、結構カッコいいと思った。
インドっぽい楽器などを入れるまでもなく、基本のメロディが
しっかりしているので。
③もメロディはいいと思うが・・・これはロックバンドの曲と言うには
作りこまれすぎているアレンジなんだよね。収録曲の中でも浮いているし。

④⑤は・・・まあ、彼らが今までに作った曲と比べると凡曲かもしれない。
少なくとも私はこのアルバムをレビューのために聴き返すまで、
こんな曲があったかすら憶えていなかった。
⑥もなかなかいいのだが、FAVORITEに入れるにはメロディがちょっと淡い。

⑧はいいね~。音の質感はだいぶ違うけれども
これはDEF LEPPARD風のブリティッシュHRだし、楽しめた。
続く⑨も凄くいい。
素朴なサウンドであるため、ジョー・エリオットのVoの
良さが十二分に発揮されている美しいバラード。
私はこの曲が一番よく出来ていると思った。

私でなく、他の人が100点満点で点を付けたとしても
人によって60~85点くらいの間で賛否が分かれるアルバムだと思うし
私はどちらかと言えば「否」です。
(『85点が上限?とんでもない!
自分にとっては90点付ける、名作ですっ!』と言う方には申し訳無いけれども)
よく批判のネタにされる
LEPSらしさが無いとか、そんなことよりもまず
私にはこのアルバムの曲の出来がピンと来ない。
先述の通り、露骨にメロディ減退・へヴィネス化している曲は無いが
「これで満足してたらLEPS好きとしては、謙虚すぎるでしょ」と
言いたくなるような、微妙な曲が多い。

そういう訳で未聴の方は
聴いて楽しむことができれば儲けもの、くらいに考えて
買って聴くにしても、過度の期待をしないのが吉だろう。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Turn to dust
③Slang
⑧Gift of flesh
⑨Blood runs cold



総評・・・76点

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XX
(2002/07/24)
デフ・レパード

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'02年にリリースされた8th。

8枚目なのに「Ⅹ」とはこれいかに・・・?と
思うところだが、これは公式のベスト盤、コンピレーションアルバムを
含めて10作目だから、このようなタイトルが付いている。

彼らは昔からロックバンドでありながら、あまり生演奏っぽい音像に
こだわらなかったが、この作品は問題作6thアルバム"SLANG"に
次いで無機的に聴こえる。

アルバムを作る、ということは
メンバーそれぞれが演奏したパートを編集し、組み合わせて
綺麗に体裁を整える・・・そういう側面があるのは事実だが
それにしても、ちょっとHR/HMと言うにはあまりにも小奇麗過ぎると言うか、
これはポップスって感じだなぁ。
断っておきますが、曲はいいんです。曲はね。
(ちなみに②と⑤は外部ライターによる曲です)

私が本作品を手放しで褒めることが出来ない
一番の要因はドラムかな。
Drのリック・アレンは事故のため、左腕を無くし
身体機能が制限されたためエレクトリックドラムを
多用するようになっているが、それにしても前作はまだ
ロックっぽいドラムサウンドが聴ける曲も多かった。
しかし、本作品では彼の技術云々は関係なく
サウンド・プロダクションそのものが意図的に
生っぽい音を出さないようにしたようだ。
それに伴いベースも打ち込みでもいいようなフレーズが
多くなっているのが寂しいね。
⑨などを聴くと、特にそう感じる。

まあ、そういうオーバープロデュース気味の音像も⑤のような
バラードにはメロディを引き立たせるのに成功しているから
一長一短なのかもしれない。

ロックっぽいLEPSの曲を求める方には、⑥や⑩がいいかもしれない。
これらはアンサンブル、アレンジともにシンプルで
かつ、ヴォーカル・ハーモニーだけは割と豪華に重ねられている
昔ながらのDEF LEPPARD節と言えるからね。

全体通して聴くと、何と言うか・・・集中して聴きこむタイプの
アルバムじゃなくて、BGM的にサラッと聴くのが良さそうなアルバムだ。
何度も言うけれども、それぞれの曲は全然悪くなくて
どの曲からでもシングルカットできそうな出来ではある。
だが、ロックっぽさが結構減退しており
強烈な印象を残す曲が無いため、最初に聴いた時は前半の曲しか
記憶に残らないかもしれない。
そういうことで、この作品はおそらく賛否両論分かれることだろう。
私個人としては、ギターソロが少ないこともあり
「否」になってしまう。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Now
②Unbelievable
⑤Long long way to go
⑥Four letter word
⑩Cry
⑫Let me be the one
⑬Scar



総評・・・83点

ユーフォリアユーフォリア
(2003/11/21)
デフ・レパード

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'99年にリリースされた7th。

前作の"SLANG"があまり好きな路線ではなかったため、
このアルバムは元のDEF LEPPARDらしい音に戻っていて
当時、本当に安心し、愛聴したアルバムだ。

②はDEF LEPPARDの王道とも言えるロックナンバーで
聴いていてホッとするが・・・マンネリとも取られかねない曲かも。

⑥は間違いなく前半のハイライトとなる曲・・・なのだが
どこかで聴いたようなメロディなんだよな・・・。
だけども本作品では一番好きな曲には間違い無い。
フィル・コリンズのラスト辺りのギターパートが圧巻。

③⑤⑧はいいメロディではあるが、ちょっとプロデュース過多。
もともと彼らはそういう傾向にある音を作ってきたのだが
やり過ぎてロック色が薄くなっている感は否めないかな。
⑧はそれでも好きだけどね。

⑩はインストナンバー。
綿密なギターワークが魅力。
⑬はウェットな歌メロと軽快なリズムパターンが同居する
HRナンバー。
このアルバムの後半ではこの曲が一番好き、
という方もいるのではなかろうか。

"HYSTERIA""PYROMANIA"といったインパクトの強い作品の
後から聴いても十分魅力的なアルバムであり、
使い回しのメロディはあるものの、新しい路線の曲も
混ぜつつもファンの期待を裏切ることが無いのは流石だと言える。
売り上げが良くなかったらしいが、何故だったのか
不思議だ。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Demolition man
②Promises
④Goodbye
⑥Paper sun
⑦It's only love
⑧21st century sha la la la girl
⑩Disintegrate
⑫Day after day
⑬Kings of oblivion



総評・・・89点

HysteriaHysteria
(1990/10/25)
Def Leppard

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'87年にリリースされた4th。

このアルバムは・・・
DEF LEPPARDの名前を全世界に知らしめて
1300万枚のセールスを記録したとされるもの。
(Vo、ジョー・エリオットが言うには)ロック史上最も制作費のかかった
作品のひとつ。
Gu、スティーヴ・クラークの遺作。
Dr、リック・アレンが事故で左腕を無くして初の
スタジオアルバム。
BURRN!誌において99点が付けられたアルバム等々・・・
話題のとかく多いアルバムだが、その話題の多さに
見合った凄い出来のアルバムだ。

とにかく作りこみ方が半端じゃない。
ギター、コーラスなど曲によってはどれだけ重ねたのか
分からないくらいで、物凄く綿密に作られている。
ロックにおいてプロデュース過多なアルバムが駄目、と言うのなら
それを理由にして、この作品を一度も聴かないのもまた自由。
だが、それはとても勿体無い話だと思う。

おそらく①②を聴いた時点で、多くの方が圧倒されるのでは
なかろうか(流石に今どきの子はこれくらいでは驚かないかな)
②はスティーヴ・クラークが言うにはLED ZEPPELINの
"Whole lotta love"の'87年版をやってみたくて作ったそうだが、
なるほど・・・確かに中間部のアフリカン・ドラム風リズムパターンから
ギターを重ねた所は、そう形容するのが似合う。
しかも、そのアイディアによって、基本となるリフは単純なのに
楽曲のスケールはとてつもなく大きくなっている。

④はバラードなのだが、今聴くとアレンジがニューウェーブっぽくも
あり古臭さは感じるが、このメロディはこれでもかと言うくらい
私の胸を締め付ける。
「愛ってのは、ハッピーなことだけじゃないんだぜ
心を刺すくらい時に人を苦しめるものなんだぜ・・・!」と
人目をはばからずイチャついているカップルに
説教したいくらいだ(←バカ)。
冗談はさておき、①~④の流れは完璧すぎる。
その後の曲も佳曲揃いで、聴いているだけで
アドレナリンが・・・という具合にはいかないが
⑦のように静かに、テンションが上がるミドルテンポの曲が
多い。

前作と比べると、Drのリック・アレンが左腕を無くした影響で
楽曲のテンポは遅めのものが多くて
後半もノリのいい楽曲と言えば⑨くらいしか無いし
個人的には歌詞や楽曲の雰囲気が
必要以上に野卑に聴こえるものもあり、捨て曲無しとまでは
言えない。
が、何度も言うようだがやはり前半の①~④は凄すぎるし
FAVORITEに挙げなかった楽曲もクオリティは非常に高い。
こんなアルバムを出されちゃあ90点以下の点数を
付けるなんて私には出来ないな。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Women
②Rocket
③Animal
④Love bites
⑤Pour some sugar on me
⑦Gods of war
⑨Run riot
⑩Hysteria
⑫Love and affection



総評・・・95点

PyromaniaPyromania
(1990/10/25)
Def Leppard

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'83年にリリースされた3rd。

1st、2ndも面白い作品だったが、個人的にも実際のセールス的にも
このアルバムで彼等は一皮剥けて、世界的に有名なHRバンドへと
成長を遂げたと思う。
しかし、1stの時点ではNWOBHMと呼ばれたところで
おかしくないサウンドだったが
すっかりそういう面は無くなって、垢抜けている。
(⑩だけイントロでそういう空気がある気もするけどね)

①②⑥⑦等、彼等の代表曲となる名曲もこのアルバムに
収録されており
ファンの間では1、2を争うほど人気のある作品だ。

個人的には③が一番好き。
SEに使われているライブでの歓声を再現するかのように、
今でもライブで演奏されて、SE通りに盛り上がる
アップテンポナンバーだ。
彼等のヒット曲は⑥⑦みたいなバラードが
多いのだけれども、彼等もロックバンドだからね。
で、私もアップテンポの曲を褒めたいので
こういう曲があると和むのだ(笑)。

ラストの⑨⑩は、ヒットナンバーに囲まれて
話題にならないことも多いが、これらも隠れた名曲だ。
聴いているとじわじわと、ではあるが・・・盛り上がる。

本作品からGuに元GIRLのフィル・コリンが加入。
その後のDEF LEPPARDサウンドに大きく
貢献することになる。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Rock rock(till you drop)
②Photograph
③Stagefright
⑥Foolin'
⑦Rock of ages
⑨Action not words
⑩Billy's got a gun



総評・・・92点

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