謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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ExtremeExtreme
(1994/06/14)
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'89年にリリースされた1st。

しかし・・・このアルバムジャケット、若いね(笑)。
はっきり言って、このジャケット見ただけで
後から"More than words"みたいなヒット曲を出すことを
想像できた人はまあ、いなかったんじゃないかな。
全然オーラ無いですね(笑)。

でも、中身は別。
この時点で既に2ndに通ずる「ファンクメタル」の原型が
早くも出来ているんだよね。
①③なんかは2ndに入っていても全然おかしくない曲調で、
歌メロもなかなかファンキーかつキャッチーで良い。

④はちょっとアンニュイな雰囲気のバラードっぽい曲。
悪くないけど、これはFAVORITEに入れるほどでも無いかな。
やっぱりこのアルバムで光る曲と言えば⑥かな。
名は体を現す、と言われるように
この1stではこの曲ほどメタルとファンクの融合が成された曲は
無いんじゃないかな。
ヌーノのGuプレイも凄く伸び伸びとしていてイイです。

⑧は何だか、LAメタルと言うかパーティロックっぽい。
彼らには申し訳無いが、聴き返すまでこの曲の記憶が無かった。
そう言えばこんな曲もあったっけ(笑)。

⑩はQUEENが好きな彼ららしいバラード。
ちょっとロック・オペラっぽいスケールの大きさもあり
聴き応えがある。
⑪はイントロでヌーノがトルコ行進曲のフレーズを弾いている曲。
何となくボーナストラックっぽい雰囲気を感じるが
軽快でコミカルな曲調。

まあ、全曲が名曲とまでは言えないけれども
彼らのアルバムの中でも出来は結構いいです。
何より、1stだけあってやりたいことを全力でぶつけている
エネルギッシュな彼らの姿が聴けるので
これからEXTREMEを聴こうという人は、
スルー厳禁でしょう、これは。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Little girl
③Kid Ego
⑤Mutha (Don't wanna go to school today)
⑥Teacher's pet
⑩Rock a bye bye
⑪Play with me



総評・・・87点

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Waiting for the PunchlineWaiting for the Punchline
(1995/01/19)
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'95年にリリースされた4th。

いや~、このアルバムが出た当時は大層ガッカリした。
そりゃそうでしょう。
前々作ではファンキーで明るいHRやってて、
前作ではQUEENを意識した大作志向などなど
新しいことをやり続けてきた彼らではあるけれども、
基本的にはキャッチーで皆で歌えるような楽曲を
やってきたのに、それを全否定するかのようなダル~い曲調の
アルバムを作ってくるんだもの。
「EXTREMEもグランジ・オルタナ化したか・・・
EXTREME、終わったな・・・」等と私も思ったし、私の周りの評判も
それはそれは最悪だった。

しかし、気になるのは①でのヌーノのギターリフの
面白さ、そして②のリフの鋭さだ。
チューニングは当時のトレンドなのか、下げてあるものの
とても同時代にグランジブームに流されたHR/HMバンドの
やる気の無いリフではないのだ。
特に②なんかは歌メロこそ、非常にシニカルな雰囲気が
漂っているのだが根っこにはファンクメタルが確かに在るのだ。

それと・・・②はまだやっている方だが、
意図的にキャッチーなヴォーカルハーモニーを排している曲が多いことも
今までの彼らの作風から離れた印象を受けるのだと思う。
確かに歌メロでのキャッチーさは減退して、ダルい雰囲気はあるのだが・・・
②④⑧なんかをよっく聴いてみて下さい。
ね?意外とEXTREMEしているでしょ?
ヴォーカルハーモニーがあまり無いことを除けば。
⑩⑪などは前作の彼らの作風とそう変わらないし
②のGuソロなんてワウの使い方とか
メチャクチャカッコ良くて、彼ららしいファンキーなユニゾンも
ちゃんとやっている。

アコースティックギターメインのインスト⑥もいい。
何と言うか、凄く幻想的で流れるようなフレーズが
聴き手を夢の世界へと誘う・・・とゼロコーポレーション風の
解説もしたくなるというもの(←馬鹿)。

もろグランジ・オルタナティブロック系の曲の③⑤⑦は
正直言って、私にとっては駄目だったが
私よりも幅広く音楽を好まれる方、ギターを弾く方にとっては
何か感じるものがあると思う。
聴きようによっては、'70年代のHRっぽい雰囲気を感じる、と
レビューされる方もいるようだ。

ただ、やはりメロディが弱いというのは否定できないので
名盤と評することはできないかな。
何だかんだで私が本作品で好きな曲も今までのEXTREMEらしさを
求めて、それが失われていないと思った曲ばかりで
彼らが目指していた新しい方向性を決して肯定していた
訳では無いからね。

このアルバムからEXTREMEを聴くのは言うまでもなく
止めた方がいい。
彼らの本質はこの作品にはあまり無いから。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①There is no god
②Cynical
④Hip today
⑥Midnight express
⑧No respect
⑩Shadow boxing



総評・・・81点

Extreme II: PornograffittiExtreme II: Pornograffitti
(1990/07/19)
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'90年にリリースされた2nd。

前作ではまだ薄味だった「ファンクメタル」の要素が
顕著に現れ、そして⑤の大ヒットの後押しも受けて
売れに売れたのが本作品。
⑤だけを聴いて、これを買った人がどんな感想を持ったかは
分からないが
私はこのバンドのリーダー、ヌーノ・ベッテンコートは
おそらく自信満々でこの作品を出したのではないかと
思う。
ただミクスチャーっぽいことをやるだけであれば、
EXTREMEにファンはそこまで惹かれない。
本作品から数年後ではあるが、ミクスチャー系HRバンドは
いっぱい出て来た訳だし。

「彼らが何故売れたか?」について考えるならば・・・
まあ、ファンキーでありながら、
どこかLAメタルっぽい雰囲気を楽曲に残し
なおかつ、ギターヒーローと呼ばれるに値する程の
ギターの上手さがあったからこそ、ここまで大きな成功を
治めてきたのだと思う。
HR/HMのフィールドにあるバンドにとって、「ギタリストが上手い」と
言うのは非常に大きなアドヴァンテージとなるのは
80年代からの伝統であり、
ヌーノ・ベッテンコートのセンスはエディ・ヴァン・ヘイレンと
同等だと個人的に考えている。
①とか⑧なんて、リフを聴いただけでコピーしたくなったギターキッズが
多かったんじゃないだろうか?

1stを聴いた時点では、彼らの音楽に関して
ファンクメタルがどうのということは
私自身意識していなかったが、本作品の②④は
これでもか、ってくらいにファンキーさをアピールしている。
④にはホーンセクションも入っており、黒人さんが
歌ったらLIVING COLOURみたいになりそうな勢いだ(笑)。
私はベースを趣味で弾いているため、④を昔よくコピーしたものだが
本当にこのバンドの楽曲は演奏するのに苦労するけれど、
できたら凄く気持ちいいんだよね。
私の世代で、へヴィメタルが好きなギタリストと言うのは
大体、EXTREMEかMr.BIG、METALLICA、VAN HALEN・・・このどれかの
バンドの楽曲は弾けたもので
④のリフを弾くと、よく付き合ってギターを途中まで
弾いてくれたものだ。

話が逸れてしまったが
本作品で書かれる歌詞は非常にシニカルであり、下世話。
曲だけを聴くと決して暗い気持ちにはならない
ファンキーな②⑧⑩は歌詞を読むと、
結構キツイことが書いてある。彼らなりのブラックジョークとも取れる。
そんな中⑤⑨⑫⑬といったバラードだけは、
素直な歌詞であり、ホッとするかな。

楽曲にも歌詞にも非凡な才能を見せていた彼らだが、
個人的にいいなぁ、と思えるのは次の作品までかな。
1~3rdを聴いた時点で絶対、彼らはVAN HALENクラスのバンドになるとは
思っていたけど、作曲の好みが大衆に求められたものと
ズレが出てきてからはソロになっても
何だかパッとしないのが残念でならない。

再結成の音源も聴いてはみたが、
それでも「まだまだできるだろ?」という物足りなさを
感じたのも事実かな・・・。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
全曲。



総評・・・93点

III Sides to Every StoryIII Sides to Every Story
(1992/09/22)
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'92年にリリースされた3rd。

HIPHOPとメタルの融合というミクスチャー的試みは
彼らの前にも、既にやっていたバンドはいた。
が、歌メロ・コーラスワークを活かしハードロックの土台を
崩さずファンクとメタルの融合を試み
大衆に受け容れられたバンドは彼らが最初で最後では無いだろうか?

そしてEXTREMEと言えば、Guのヌーノ・ベッテンコートだろう。
80年代の最後に登場したこのギターヒーローは
とてもアイデアに満ち溢れていた。
2ndまでの彼らはいかにも、HRバンドであり
ギターヒーローを擁するバンドと言った風だったのが、
この作品ではそれがガラリと変わり、まるで
YESのような組曲っぽい曲まで入っている。

アルバムは3部構成となっており、
①~⑥がYOURS。⑦~⑪がMINE。
⑫~⑭が&THE TRUTHとなっている訳だが
これは、客観的に見られた事実、主観的に見た事実、
そして、「真実」と言う意味だ。
まあ、歌詞を見てもらえばすぐに意味が分かると思うが
乱暴に言うと、「社会問題」、「自分が直接関係する事柄」
そして「人生の本質」について歌っている
と思ってもらって間違いない(笑)。

①~⑥では彼らが始めたファンクメタルをより高いレベルで
提示し、同時に古いロックバンドを追い越そうという気概の見られる
パワフルな曲が揃っている。
特に⑤は当時の楽器専門誌を見てみると、どのパートも
とても難しくてこの曲ができることがプレイヤーにとっても
一つのステイタスになっていた(ように思う)ものだ。
それくらいヌーノの「気」が入った入魂のギターソロが
聴ける。
ギターを弾く方にはお勧めの一曲だ。

⑦~⑪にかけては、あんまりファンクメタルと言う感じではなく
曲によってはロックですらなく、ポップスになっているような
普遍的な意味でのハードロックナンバーが揃っている。
都会的な空気を感じる⑩等は今聴いてもあまり古臭さを感じなくて
結構好き。

ただ・・・アルバム最後を飾る⑬⑭は要らないと思う・・・。
入れてもいいけどここまで長いアレンジでなくとも
いいと思う。

この3rdでヌーノ・ベッテンコートのギターセンスは極限まで
研ぎ澄まされ、持って生まれたポップセンスと
絶妙な形で融合できていたのだ。
しかし、残念なことにこのアルバムは前作ほどは売れなかった。
聴き手が第二の"More than words"を求めたのか、
業界人ではない私にその原因は分からないのだが・・・。
もしかしたら、このアルバムが売れていたら
このバンドは妙な方向転換を図ったり、一度解散したりは
しなかったのではないだろうか・・・。
当時を思い返すとそれだけが残念なのだが、
嬉しいことにEXTREMEはドラムだけが変わっているが、
復活、再結成してニューアルバムまで出している。
私はまだ、聴いてないけどね・・・(苦笑)。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Warheads
②Rest in peace
③Politicalamity
⑤Cupid's dead
⑥Peacemaker die
⑩Stop the world
⑫Rise'n shine



総評・・・87点


PS...一枚のアルバムに対して、私がこれだけ長く感想を書くのは
珍しいことなのだが、おそらくこのアルバムが私が学生時代
一番頻繁に聴いたアルバムだからです。
曲をベースでコピーするために、ゲイリー・シェローンに
成り切って歌を歌うため(笑)、などなど。
だから、歌詞にも詳しく触れてたりする。
それくらい歌詞も面白いので、もし既にこのアルバムを持っている方
今から手に入れようという方はじっくり読んでみて下さい。
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