謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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YouthanasiaYouthanasia
(2004/07/27)
Megadeth

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'94年にリリースされた6th。

アルバム"RISK"ほどでは無かったけど、このアルバムは
私の周りでは少し評判が良くなかった。
曲展開が彼らにしては素直だったり、ミドルテンポの曲が多すぎたり
あるいはサウンド的に丸く感じたのか・・・
まあ、理由は色々あるのだろうけど
私としてはそんなに嫌いではなかった。
デイブ・ムステインの歌メロに関して言えば
全アルバム中最もドラマティックで聴き応え抜群だし
後半はちょっと地味だしつまらない曲も多いけど、
前半の曲がかなり好きなのでね。
何よりこの「スネ夫・ヴォイス」で歌ってくれるだけで、
多少の事は許せる(笑)。

冗談はさておき、①はへヴィなリフから始まり
曲もミドルテンポ。
ミドルテンポの曲が目立つようになったのは前作からだが、
前作と違って、機械的なアンサンブルではなくて
ちょっと余裕を持ってのびのびと録音された感がある。
①だけでなく⑤もそうなのだが
聴いていると苛立ちを覚えるような、切羽詰った(?)メロディの曲が多いね。
①の途中に入ってくるGuによるアルペジオのパートはなかなかドラマティック。

Guのカッティングと言うか、ミュート音をリフに
積極的に入れていたり、ブルースハープを大胆に入れた②は
歌メロが一聴して「曲調に合わないんじゃないか?」と思えるくらい
ポップにも感じるが、慣れると違和感を感じないのだ。
不思議なことだが。

イントロからのGuリフ、歌メロ、Guソロ、曲調ともに
本作品で最も美しいのが④。
デイブが歌うフランス語の発音はどんなものか、よく分からないが
これはしっとりしていてシングル向きな曲だね。
マーティとデイブで弾く、ラストのGuのハモリのパートまで
じっくり楽しめる。
⑥は・・・Guソロはか~な~り、カッコいいのだが、
肝心の曲があんまり面白くない。惜しい。
⑦もメロディは悪くないけど、かと言って突出して記憶に残る程良いか、と
問われればそうでも無いかな。

ミドルテンポの曲が続く中、後半の曲では数少ない軽快なテンポの⑫は
前半の曲のような勢いがあり、またこれまでの彼らの曲のタイトル名が
歌詞の中に盛り込まれているという興味深い曲。
個人的には"Lucretia"で聴かれるデイブの不気味な笑い声が
別の形で聴けて、実に面白かった。

ああ・・・今、通して聴いて分かったことがあるのだが
このアルバムの人気が無いのはズバリ⑤~⑨が退屈なんだな(笑)。
ここは確かにキツイかも。ミドルテンポの曲ばかりだし
どの曲もフックが足りないし・・・。
と言うか、こんなにタイトルトラックが地味だったことって
MEGADETHのアルバムでは前代未聞じゃないかな?

・・・という訳でMEGADETHのアルバムを集めるなら、
まあ、後回しでもいいアルバムかもしれない。
しかし、曲単位ならばいいものもあるので
是非聴いて欲しい。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Reckoning day
②Train of consequences
③Addicted to chaos
④A tout le monde
⑩I thought I knew it all
⑫Victory



総評・・・84点

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エンドゲームエンドゲーム
(2009/09/09)
メガデス

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'09年にリリースされた12th。

私は"THE WORLD NEEDS A HERO"以降、彼らのアルバムを一枚も聴いていなかったのだが
リンクをしてもらっている、数々のブロガーの方々があまりにも
このアルバムを褒めるため、つい買ったのだが
なるほど、これは凄いね!
どうしたんだ?デイブ・ムステイン?
何があったんだ?デイブ・ムステイン?
・・・と問い詰めるたくなるが、性格的に丸くなったとは言え
彼の格闘技仕込みの蹴りを喰らいたくはないので茶化すのは程々にしておこう(笑)。

②のリフのキレなんて、
まるで"Holy wars...the punishment due"だ。
今では誰も言わなくなったと思うが、
「インテレクチュアルスラッシュメタル」と自分自身の音楽を
形容していた頃を思い出させるね。
⑤⑥のように、前半は彼らにしてはストレートな曲調と思える曲であっても
ラストで大きく曲調が変ったり、と相変わらず素直なメタルは
作らないところが好感が持てる(笑)。
やっぱりMEGADETHにはこういうところが無いと面白くないやね。

しかし、まあ何ですね。
このアルバムでGuを弾いているクリス・ブロデリックは
本当にいいギタリストだ。
②とか④のようなスピーディな曲だけでなく、③のように
メロウなフレーズが要求される曲でも実力を遺憾なく発揮している。
やはり、サポートとは言えNEVERMOREにいただけのことはある。

どの曲もそれぞれ見せ場があり、捨て曲など無い。
その中でも特に私の脳内アドレナリンを放出させたのは
⑦と⑨だ。
⑦は純粋に"RUST IN PEACE"の曲っぽい展開に感動したのだが、
⑨はね、きっと未聴の方は初めて聴く時に絶対驚くと思うよ。
デイブ・ムステインって来年で50歳になるはずなんだが、
ここまでアグレッシブなメタルを作れるってことに感動する。
本当に彼をクビにした、あのビッグなバンドの連中に
デイブの爪の垢を飲ませてやりたいよ・・・。

⑧だけは唯一ちょっとMEGADETHっぽくない曲だが、
これとて素晴らしいメロディを持った曲であり
⑨の前の曲としての役割を果たす、和める曲になっている。

人によっては最高傑作と成り得るくらいの
恐るべきアルバムを齢49にして作った、デイブに感謝です。
これだからHR/HMを聴くのはやめられない。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②This day we fight!
③44 minutes
④1,320’
⑤Bite the hand
⑥Bodies
⑦Endgame
⑧The hardest part of letting go...
⑨Head crusher
⑪The right to go insane



総評・・・93点

Risk [ENHANCED CD]Risk [ENHANCED CD]
(1999/07/22)
Megadeth

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'99年にリリースされた8th。

Guのマーティ・フリードマンの言を要約すると
「このアルバムでは今までのMEGADETHがやっていなかった、
より深い感情を表に出すという作業を
やってみた。それがリスクを伴うことだとは
分かっているが、自分達はチャレンジするのが
好きだから敢えてやってみた」
・・・ということであり、
彼が言うことは、まあその通りなのだろうが・・・。

①は歌とダンサブルなグルーヴをフィーチュアした
へヴィロック。
ストリングスを入れており、ギターはあまり前に出ていない。
②は一言で表すならグランジ風。
ラストのギターソロのみ前作の彼らの雰囲気を残している。
歌メロはサビなどは結構ポップだが、デイブ・ムステインが
こういう曲をやっても、それは一つの表現というより
単にやる気が無いだけ、という風に聴こえる・・・(苦笑)。

④は何とベースラインが昔のディスコ風。
そこにあまり歪んでいないギターが入る。
これもMEGADETHっぽくは無いが、前半では好きな曲。
⑤は・・・私が最も驚かされた曲で
この曲は歌メロが明るくて、ポップだ。
多分、MEGADETHを全く知らない人が聴いたら
普通に「なかなかいい曲だ」と思うだろうが、
私は何だか、この曲を聴いて複雑な気持ちになった。
⑥はよく聴くと、前作でもこういう感じの曲をやってたな~と
思えるし、ラスト付近のドラマティックな展開はなかなか。

⑦も⑤同様ポップで明るく・・・サビは物悲しいメロディを持つ
曲であり、この曲のクオリティを見る限り
先述のマーティの台詞も単なる路線変更の
言い訳では無いことが分かる。
⑨はクリーントーンのGuが前面に出ていることを
除けば、割とMEGADETHらしい楽曲。
アレンジを変えれば"YOUTHANASIA"に収録されても
違和感は無いかも。

・・・この作品が発売される前に当時のBURRN!で
あまり良い評価は受けておらず、今までの彼らのサウンドとは
かけ離れているということだけは予備知識として
知っていたが・・・
はっきり言っちゃうと・・・これは厳しい出来だ。
賛否両論分かれる作品でもなくて、こういうのは
MEGADETHがやっても似合わないと
個人的には思うし、やって欲しくない。
まあ、メロディ的には面白い楽曲もあるが
ギターが全然前に出てないMEGADETH、
ギターリフが印象に残らないMEGADETHは
・・・無理。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
④Crush' Em
⑤Breadline
⑥The doctor is calling
⑦I'll be there
⑨Ecstasy



総評・・・72点

Cryptic WritingsCryptic Writings
(1997/06/17)
Megadeth

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'97年にリリースされた7th。

自らの音楽のことを
「インテレクチュアルスラッシュメタル」と自称しているが、
個人的には前々作くらいまででスラッシュメタルの要素は
殆ど無くなった、と私は思っている。
しかしながら、再びこのアルバムで数曲スラッシュメタルっぽい楽曲を
また作ってきたことに、当時は結構驚いたものだ。
その曲とは⑤⑫のことだけども・・・
これらの曲は本作品において、主役だと私は思えない。

ではちょっとIRON MAIDENっぽい⑩だろうか?
いやいや、①~④のようなミドルテンポの楽曲だろう。
「個人的に好きだから、そう思えるのだろう」と言われて
否定はしないが、テンポの速いストレートな楽曲よりも
そういった遅い曲の方が明らかに出来がいいと
思えるのだからしょうがない。

何と言うか、私にとってMEGADETHとは
3rdくらいまではストレートに不吉なメロディを出す
不気味さを一つの売りにしていたバンドだと思う。
喩えるなら凶器を持って脅されるのが、初期の彼らの音楽だとするなら
本作品では、架空請求メールの山によって
じわじわと精神的に追い詰められるような感じ?
(喩えが最悪でスミマセン・・・)

今までの彼らの作品と本作品とで違うのは
曲展開よりも、アレンジの仕方に特に工夫が感じられる
ということ。
いきなりリズムパターンが変わったりするのではなくて
へヴィなミドルテンポの曲中で、ストリングが入った静かなパートを
入れていたり、と既存のメタルバンドがあまり
やらないことを積極的にやっている。
また①~④のような楽曲にある
この気だるさも感じるメロディラインは
ブームが下火になったグランジ・オルタナティブロックを
意識した曲作りの結果では無いかと推測してしまう。

途中、速い曲も混じっているため最初から⑥くらいまで
ダレることなくあっという間に終わる感じがするのが良いね。
⑦はあまり好きじゃないが、
シタールの入ったオリエンタルなメロディの⑧が
終わると、⑨でちょっとビックリするかも。
この曲は、曲の冒頭でいきなりブルースハープとか入ってて
ちょっと「ロック」っぽいリフを持った曲。
⑩は多分、昔からのファンを意識した曲だろうけど
これはちょっと浮いている。好きな曲だけどね。

アルバム中、私が最も好きな曲は⑪だ。
ギターソロもメロディアスで、昔のMEGADETHっぽさが
一番残っており展開もそれなりに凝っていて
これぞMEGADETHという感じ。

まあ、それなりに冒険をしていて意欲を感じる
作品だが、結局一番好きなのは定番な⑪というのも
何だけれど(苦笑)。
でも、しつこいようだけれども①~④はとても頑張っていると
思う。
賛否両論はあるだろうけど、サウンドも含めていいアルバムだ。
やっぱりエレフソンは辞めて欲しくなかったなぁ・・・。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Trust
②Almost honest
③Use the man
④Mastermind
⑤The distengrators
⑥I'll get even
⑧Secret place
⑨Have cool , will travel
⑩She wolf
⑪Vortex



総評・・・87点

Rust in PeaceRust in Peace
(2008/10/03)
Megadeth

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'90年にリリースされた4thアルバム。

HR/HMバンドは世界に数あれど、彼らに似たバンドと言うのを
私は見たことが無い。
MEGADETHはデイブ・ムステインの「スネ夫」のような声質のVo、
そして、デイブ・エレフソンの超ドンシャリダウンピッキングベースが
入っていれば、成立する。(「超」私見であるが)
それだけで十分、普通じゃないイカれた個性的なHMが演出できているのだ。

個性的なのは音楽だけでなくジャケットを見てみると分かるが、
こんなジャケットのセンス、並みのバンドじゃできない(笑)。
宇宙人の入ったカプセルの周りに、先進国の政治的リーダー達が
いるという・・・。

小さくて判り辛いが旧ソ連のゴルバチョフ書記長とか、
・・・それに誰だかよく判り辛い顔だが
我が国の内閣総理大臣らしき人間もいる(笑)
(多分、このジャケットのアートワークを書いた人にとって
我が国の総理大臣のことなど
どうでも良かったのだろう・・・(苦笑))

それはともかく・・・
①は間違いなくMEGADETH史上最高の名曲だと言える。
長い上に凝った展開を見せるこの曲は、メンバーが変わろうとも
未だにライブの定番となっているところがそれを証明している。
彼らの音楽は「インテレクチュアルスラッシュメタル」と呼ばれ、
音楽的には複雑な展開が随所に見られる「スラッシュメタル」
・・・とされている。

が、実際はスラッシュメタルと言う感じではなく
あくまでスラッシュメタルっぽいパワーメタルという
認識をされている方も多いかもしれない。
(まあ、③は割とスラッシュメタルっぽいが)
そして複雑な展開が売りというイメージが強いが
実際、そんなに凝った展開を見せる曲と言うのは
今作品では①と⑨だけ。あとは結構ストレートな
楽曲が多いので、あまり構えて聴かなくてもスッと彼らの
魅力は伝わってくることだろう。
②などはキャッチーとは言えないまでも、緊張感の漂う
メロディのパワーメタルとして楽しめる。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Holy wars...the punishment due
②hanger 18
⑥Lucretia
⑦Tornado of souls
⑨Rust in peace...polaris



総評・・・89点

そう言えば、高校のクラスメイトが
⑥の冒頭にある老婆が笑うような、不気味なデイブの声を
何故だか気に入っていて何度もこの曲だけ再生させられたなぁ・・・
どうでもいい話ですけどね(笑)。
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