謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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CornerstoneCornerstone
(1990/10/25)
Styx

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'79年にリリースされた9th。

元々プログレハードをやっているバンドというイメージが
強かった彼らだが、本作品ではそのイメージとは少し離れた
とっっても甘いバラードソングを作り
それは全米売上NO.1シングルにまでなった。

ファンの方ならばご存じだろうが、それは勿論③のことだ。
この一曲がこのアルバムの作風を物語っているようで、
後年の彼らほどでは無いけれども、割とポップな作風になっていて
keyの音色こそ、プログレッシブロックの匂いを残しているのだが
曲調はストレートにして、キャッチー。万人受けする
割とポップなハードロックが
そこにある。

まあ、その出来はと言うと前作と次作が彼らの最高傑作クラスなので
それと比べると、楽曲の質も少々落ちはする。
だが、これくらいのクオリティの高さであれば
私ならばメロディ重視派のHR/HMファンに安心して勧められる。
欲を言うなら、彼ららしいしっとりとした質のメロディの曲が
もう少し欲しかった。
大体の曲のメロディの質がアメリカ的というかAOR的というか
私がSTYXに求めているものとは違ったからね。
⑨だけは例外的に"Crystal ball"みたいな
哀愁が漂っていてとても好きだけど。

それからアルバム収録曲すべてが③のような
ベタなラブソングだけじゃなくて、まるでヨーロッパの民謡のような⑤が
アルバムの構成を飽きさせないような効果を出していて
そこはなかなかいい。
そしてこの⑤、発想はちょっとQUEENっぽいかな。



~METALIST’S FAVORITE TUNE~
①Lights
③Babe
⑤boat on the river
⑦First time
⑨Love in the midnight




総評・・・87点

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Edge of the CenturyEdge of the Century
(1993/03/23)
Styx

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'90年にリリースされた12th。

前作でトミーとデニスの音楽的な意見の相違が現れたことを
きっかけに対立し、バンドは一端活動休止した。
その後DAMN YANKEESのために参加しなかったトミーの後釜のGuは
グレン・バートニック。
この人を迎えて作られた、復活作第一弾がこれだ。

①はデニスの声質が十年経って微妙に変わっていることと、
ダンサブルな曲調で、初めて聴いた時に大いにビビらされた記憶があるが
よくよく聴いてみると
STYXの面影は全く無いが(笑)、なかなかいい曲ではある。
続く②に関しては、昔ながらのSTYXファンが聴いても
楽しめる、STYX風産業ロックバラード。

⑥はR&Rナンバー。⑦もそうなのだがこれらの曲は
DAMN YANKEESに対抗した訳では無いだろうが、雰囲気がちょっと
似ているかな。

どの曲も質が高いのだが、ジェイムズ・ヤングが歌う⑨を
聴くまではあまりSTYXっぽさを感じないのが
ちょっと引っかかる。
この時代に、そのまんまプログレハードをやるのは
難しいかもしれないが、
彼ららしい、「アメリカ人のバンドなのに
ヨーロッパのバンドのような哀愁漂うメロディ」が
見受けられないのが残念。
バラードにしても、普通にポップなメロディなので
他の産業ロックのそれと変わらず、没個性的。

と言う訳で、このアルバム。
質は高いけれども、多くの'80年代のSTYXが好きなファンにとっては
入門編として最初に聴いて欲しくないんじゃないかな。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Love is the ritual
②Show me the way
③Edge of the century
④Love at first sight
⑥Not dead yet
⑨Homewrecker



総評・・・84点

Paradise TheaterParadise Theater
(1990/10/25)
Styx

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'81年にリリースされた10th。

10作目にして全米チャートNo.1を獲得したコンセプトアルバムが
これなのだが、まあ売れるだけのことはあるね。
出来はいい。
個々の楽曲のクオリティは名盤である8thよりも劣ると思うが、
アルバムの構成力はこちらが上だと思う。
一枚を聴き終わるまでの時間的な感覚がとても短く感じるのだ。
よく言われるように、「プログレハードのプログレの部分が
前作からすっかり抜け落ちている」という意見は
当たってはいるが、
だからと言って、彼らのファンを辞めてこれを聴かない、評価しないと言うのは
ちょっと勿体無い出来だ。

プレリュードである①は⑤のイントロだけ、という形であり
それが②に上手く繋がる。
②は無邪気な感じもする、明るいR&Rナンバーであり
古き良きアメリカを象徴するような曲。
③はベスト盤にもしょっちゅう入る、このアルバム中
もっともコマーシャルな曲。
④⑥はホーンセクションも入ってファンキーでもあるが、欧州的な哀愁も漂う
不思議な曲に仕上がっており
特に④ではトミーのGuが演歌並みのクサさを演出している。

⑤はKeyとデニスの歌メロが肝のヒットシングル。
サビのヴォーカル・ハーモニーはとてつもなく甘く切ない。

⑧ではジェイムズ・ヤングがVoで大活躍している
ソウルフルな一面がある曲。アルバム収録曲中もっとも哀愁漂う一曲だ。

実質的なラストになる⑨はへヴィかつ、ドラマティックなHRナンバーに
なっており、今までの甘さが嘘のよう。
そんな曲に反映されるかのように歌詞も痛烈なアメリカ批判の曲と
なっている。
この曲を聴いて、STYXが甘いだけのポップなHRバンドだと
思う人はいないだろう。
特に後半だ。テクニカルなインストパートがある訳でも無いのに
緊張感が凄すぎる・・・。

⑩は①同様、⑤のイントロの部分だが
これが⑨とピッタリ繋がった形でアルバムは終わる。
聴き終わった後、えも言えない満足感があなたを
優しく包み込むことは間違いない。
音が古いだのなんだのと気にしてはいけない。
プログレハードと言うか・・・メロディアスHRの名盤です。
未だ聴いていない人は是非どうぞ。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Rockin' the paradise
③Too much time on my hands
④Nothing ever goes as planned
⑤The best of times
⑥Lonely peaple
⑧Snowblind
⑨Half-Penny, Two-Penny
⑩A.D. 1958



総評・・・96点

Crystal BallCrystal Ball
(1990/10/25)
Styx

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'76年にリリースされた6th。

トミー・ショウが加入して初のアルバムがこれだ。
この辺くらいのアルバムであれば「プログレハード」だと
言われても、少なくともサウンド的には納得される方が
多いかも。
そんな懐かしいサウンドだ。
にしても、このアルバムジャケットはまるでDEEP PURPLEとWHITESNAKEを足して
2で割ったようだなぁ。

②はTHE BEATLESを彷彿とさせる曲展開。
ちょっと能天気な感じもして、聴いているとほのぼのとするね(笑)。
③は決してSTYXのベストに入るような派手なヒット曲では
無いのだが、GENESISのような牧歌的な雰囲気を持つ
プログレッシブロックバンドのサウンドのみを
メロディアスHRに持ってきた佳曲。

タイトルトラックの④はトミー・ショウが早速リードギターで
活躍しており、ここでの彼のプレイは実にエモーショナルだ。
⑤は①~④とは打って変わった、ブルーズナンバー。
悪くは無いけど、そんなにしょっちゅう聴きたくなる曲では
ないかな。

⑥は何と言うか、EL&Pみたいでちょっと大袈裟なくらい
壮大な曲。
⑦はQUEENがプログレッシブロックに挑戦したような曲。
ここでもトミー・ショウのGuが大活躍だが、
デニス・デ・ヤングを中心とした
ヴォーカル・ハーモニーに胸を熱くさせる方も多いだろう。

う~む・・・これほどまでに練りに練った曲を作るバンドなのに
渋谷陽一氏は彼らのことが「売れ線を意識しすぎていて嫌い」らしい。
確かに後期になるとそういう曲を多く作っているのは確かだが、
ことアルバムとなると、ちゃんと昔からのファンのことを
考えた曲もよく入っているんだけどね。
大体、それなら自分がそんなに嫌いでも無いという
B'zだって昔っからコマーシャルな曲をバンバン作っているんだが
こちらは何故贔屓されているんだろ。
納得いかん。

後半愚痴になってしまったが(苦笑)、このアルバムは
収録曲数が7曲しかない上に収録時間もちと短いので
物足りない感じがする。
9曲くらいは欲しかったな。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Mademoiselle
③Jennifer
④Crystal ball
⑦Clair de Lune/Ballerina



総評・・・84点

EquinoxEquinox
(1990/10/25)
Styx

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'75年にリリースされた5th。

結成当初からのメンバーであったGuの
ジョン・クルリュウスキーが参加した最後のアルバム。

この頃の彼らはサウンド自体は非常にプログレッシブロックそのもの。
①や③なんて、歌が入らなければGENESISの小曲と
言われても疑わない人がいるかも。
・・・で、そんな音でポップなHRをやっているから
これは正しく「プログレハード」と言った感じだ。
それに比べるとJOURNEYやBOSTONあたりは
プログレハードとは便宜上呼ばれていても
実体は産業ロックと言われるべきなのだろう。
(その事自体は別に悪いことじゃないが)

ベストアルバムにも度々収録されている②や⑧は
良く出来ており、②などはコーラスワークを聴くと
'60年代ポップスの雰囲気も感じるくらい古いが、
その古いコーラスワークと、当時としては割と
先鋭的だったKeyのサウンド(GENESIS、YESっぽい)が
入ることでまた違った味わいがある。
⑤⑥はそれまで幻想的なプログレハードナンバーが
続いていた本作品の印象を覆すかのような、
骨太なブリティッシュ風ハードロックナンバーだ。
⑤ではジェイムズがリードVoをしており、
実に男らしい印象のR&Rとなっている。

⑦は一瞬YESの"And you and I"かと思ったが(笑)
名曲⑧に繋がるGuが美しいインストナンバー。
で、⑧は哀愁たっぷりのバラードっぽい曲調から
ブリティッシュHRっぽいドラマティックな展開が
何度聴いても素晴らしい。
DREAM THEATERあたりにカヴァーしてもらいたいが・・・
彼らはあんまりコーラスを重ねた曲はやらないようだから
無理かもね。
もしかしたら影響は受けているかもしれないけど・・・。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Lorelei
③Mother dear
⑤Midnight ride
⑥Born for adventure
⑧Suite madam blue



総評・・・86点

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