謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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Master of the RingsMaster of the Rings
(2001/09/25)
Helloween

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'94年にリリースされた6th。

私がHELLOWEENを聴き始めた頃、彼らの代表作は
"KEEPER OF THE SEVEN KEYS pt1"と"・・・pt2"と言われていて、
"CHAMELEON"を出した時点では
「HELLOWEENはもう昔のようなスピーディーなメタルを
やらないのかも・・・」と私だけでなく多くのメタルファンは思い、
後進のメタルバンドやGAMMA RAYなど、同期のドイツのメタルバンドに
かつてのHELLOWEENがやってきた音楽を期待したものだった。

その大幅な路線変更はVoであるマイケル・キスクが
「へヴィメタルを歌うことが嫌になった」ことに拠るところが
大きかったそうだが、
その後、彼とGuのマイケル・ヴァイカートとの意見が対立し
マイケル・キスクは脱退し
新Voに元PINK CREAM69のアンディ・デリス、
そして同時期に脱退していたインゴの代わりにGAMMA RAYで
Drを叩いていたウリ・カッシュが加入して
本作品のラインナップになった。

アンディの声質を知っていた私は
「マイケルよりは劣るけど・・・メタルをやってくれるのならば
それはそれで楽しみかも」と期待していた。
で、その期待は上々な形で応えられた形になったのだが・・・
正直、世間での評価がマイケル・キスク時代での人気の低迷ぶりの
反動があったとは言え
少し過剰に評価されているのでは無いか、と当時は思った。

②③を聴いた時点では確かに素晴らしい出来だと思ったし、
③はアンディ・デリス時代のHELLOWEENの代表曲と言える。
それは間違いない。
が、このアルバムは決して捨て曲無しの名盤では無いし
これを名盤と扱うとするならば
JUDAS PRIESTの"SCREAMING FOR VENGENCE"のように1、2曲ある
ずば抜けた名曲によって、アルバムそのものが名盤扱いされている
ことと同様のケースだと思うのだ。

が、今改めて彼らの過去のアルバムを聴いていると
当時このアルバムを絶賛した人達は
マイケル・キスク時代の後期にやっていたポップなHR路線と
初期の愚直なスピードメタル、そしてアンディ、ウリ加入による
新しい血が混じったことを評価しているのだなぁ、と思った。

・・・まあ、だからと言って私がこのアルバムの曲を全て
好きになれるかは別問題な訳で(笑)
何が言いたいかって言うと、要は評価が分かれるアルバムだと
思うのだ。
たとえば③はBURRN!誌の読者の人気投票では多くの票を得ていたようだし、
(確か一位だったと思いますが、記憶があいまいなので鵜呑みに
するとまずいかも・・・)
ファンに歓迎されていたアルバムであったことは間違いない。
が、たとえばポップでユーモラスなHR路線のHELLOWEENが嫌だった人にとっては
全曲が名曲だとは言い難いと思うので
肩透かしを食らうことになるだろう。

⑦なんかはまあいい曲だし、ヴァイキーがいかにも作りそうな
ポップな曲だけど・・・声質がクリーンとは言えないアンディ辺りが歌っても
あまり魅力的には感じなかった。
⑧はイントロは良かったけど、その後の盛り上がりに欠ける。
⑨⑪を除くと、前半まで聴いて止めることが多い
私にとっては後半が厳しいアルバムなんだよね・・・。

だから、私個人としての評価はこのくらいですね。
でも十分に高く評価はしてるつもりです。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Sole survivor
③Where the rain grows
④Why?
⑨Take me home
⑪Still we go


総評・・・85点


ああ、それからこの記事がおそらく今年最後の更新と
なると思います。
今年は後半に個人的な事情もあり、思うように更新できず
「止めようかな・・・」などと思ったりもしましたが
久々の更新でも、読んで頂いた人がいることを知り
勇気付けられたことを、大変感謝しています。
履歴とかを見て
知っているブロガーの方が載っていると
本当にモチベーションが上がるものなので・・・。

ということで、皆様、来年も良いお年を!
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Keeper of the Seven Keys, Pt. 1Keeper of the Seven Keys, Pt. 1
(2006/08/08)
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'87年にリリースされた2nd。

随分と長いこと、このアルバムのレビューをスルーしており
先日調べてみて我ながら驚いたが、それはつまり私にとって
このアルバムの存在感というものがそこまで無いということでもある。
意外に思われるかもしれないが、私はこのアルバムをそこまで高く評価しない。
勿論、②のような問答無用の破壊力を持ったキラーチューンの存在が
あるため、それなりの高さにはなっていると思うが
アルバム全体の出来で考えると、これを上回るアルバムは探せば
それなりにあると思っている。

②は・・・説明不要ですね。
いくら私がひねくれ者であっても、この曲に痺れたことには間違いないし
否定しようのないHELLOWEENの持つ重要なキラーチューンだろう。
カイ・ハンセンはGuに専念しマイケル・ヴァイカートと
共に美しいGuソロを展開しており
そしてこの曲に限らないが、専任Voであるマイケル・キスクが歌うことで
バンドのアンサンブルというか、聴いた感じ凄くメジャーになっている。
⑥はカイが歌ってたら、省みられることの無い
「隠れた名曲扱い」しか受けないだろうからね。

⑤はいいバラードだと思うし、マイケル・キスクの魅力も
十分に出ていると思うが、FAVORITEには入れたいとは思わなかった。
これでゲイリー・ムーア並の泣けるGuソロがあれば
話は違っていたと思うが。

⑦は何故か分からないが、聴いててIRON MAIDENを思い出してしまった。
特定の曲に似ている訳では無いのだが
ちょっと凝った展開を上手くまとめているからかな?
長いけど面白い曲だ。
特に5分後半台のところとかは、なかなか緊張感溢れる展開で良い。

何だかんだ言っても、個々の曲はいいし
これか、その次のアルバムでHELLOWEENにどっぷりハマったという人も
多い、良質な曲の揃ったアルバムなので
聴いて損をすることは無いだろう。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②I'm alive
④Twilight of the Gods
⑥Future world
⑦Halloween



総評・・・88点

ChameleonChameleon
(2001/11/06)
Helloween

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'93年にリリースされた5th。

90年代、リアルタイムでHR/HMに接していて
大御所のバンドが問題作を作った瞬間に立ち会えたのは
このアルバムが初めてだ。
HELLOWEENほどのバンドでもやはり、何かの拍子に変わったアルバムを
作るのだなぁ・・・と不思議なことに感慨深くなった。

インタビューでマイケル・キスクが答えていたように、
彼はへヴィメタルを好んで歌っていた訳ではなかった。
その彼の好みを反映して、本作品では前作のポップなHR路線を
更に押し進めており
このことが多くのファンをがっかりさせた。

BURRN!でもリリース当初は評価は低かったのだが
後に編集者の誰かが、「HELLOWEENとして聴かなければこれはこれで
なかなかいい」と評していたが、私も同意見だ。

とは言え、HELLOWEENとして聴かなければ・・と言うのが
なかなかできないだろうね。
彼らに求めるものと言えば、正統派パワーメタルだろうし
②④とか聴くと、派手にホーンセクションが入っていて
そこからは大いに距離を取っているし
⑧はちょっと聴いた感じ、どこのバンドが演奏している曲だか
全く分からないくらいAORしており
何だか、こう・・・素直に楽しむには時間が掛かると思う。

③とかもいい曲ではある・・・しかし、これは
FAIR WARNINGとかメロディアスHRの領域の音楽なんだよね。
で、私は思うのだが残念ながらマイケル・キスクの声質は
やっぱりメタル向きだと思う。
その証拠に⑤のような正統派HMっぽい曲が一番しっくり来ると
思うし、
③⑩みたいな曲だと、上手く歌っていてもちょっと違和感を感じる。
極端な例だけどブルース・ディッキンソンがメロディアスHRを
歌うと気持ち悪そうでしょ?(笑)
ちょうどそんな感じ。

ポップなHRを徹底してやり、短い尺の
コマーシャリズムを貫いたアルバムを作るのかと
思えば⑦や⑨⑪のように、長い大作めいた
曲を中途半端にやっているのもちょっと印象が悪いんじゃないかな。
この3曲とも、メロディも弱いし・・・。
まあ、これがHELLOWEEN以外のバンドが出したアルバムであれば
80点くらいは付けると思うけど
HELLOWEENとして考えるならば・・・まあこんなところかな。
いい曲はあるけれど、あまりオススメはしません。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①First time
③I don't want to cry no more
⑤Giants
⑩Step out of hell



総評・・・78点


ダーク・ライドダーク・ライド
(2000/10/21)
ハロウィン

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'00年にリリースされた9th。

アルバムタイトルとジャケットを見ると、
「かなりへヴィな作風なんじゃないか・・・?」と不安に
なる方もいるかもしれないが、意外とキャッチーな
メロディを持つ曲が多いアルバムだ。

「ダーク」どころか実質的な一曲目の②は凄く明るく、キャッチーな
メジャーキーのスピードナンバーで始まる。
割とへヴィなリフで始まる③にしたって、サビでの歌メロは
ライブで大合唱が起こっている情景が頭にすぐ浮かぶ程
キャッチー。
しかし、アグレッシブさだけは前作"BETTER THAN RAW"並みにあるので
物足りなさは感じない。

「ダーク」という表現が合うのは④⑤がそうかな。
これらは歌メロ、リフ共にへヴィだ。
だが、これらとて決して駄曲では無い。
⑥は私にとって、HELLOWEENが作ったバラードの中でも上位に
挙がるくらい素晴らしい出来だ。
⑦はちょっとクラシカルなメロディを持ったパワーメタルナンバー。

HELLOWEENと言うと、初期にはファストナンバーばかりが注目を
浴びがちであったがアンディ・デリス加入後
音楽性の幅が広がっていることはファンにはご存知のことだと思う。
そんな彼らの成長の跡は⑧のようなスケールの大きい曲にも
見られる。
隠れた名曲と言っていい曲だね。

FAVORITEには挙げなかったが⑨⑩あたりも、へヴィでありながら
ライブでやれば大合唱必至のキャッチーな歌メロが素晴らしい曲だ。

全体的に見て、捨て曲がちょっとはあるものの
⑫に代表されるように楽曲の質が非常に高く
個人的には"KEEPERS…"シリーズのアルバムより
好きなアルバム。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②All over the nations
③Mr.torture
⑥If I could fly
⑦Salvation
⑧The departed (Sun is going down)
⑫The dark ride



総評・・・90点

タイム・オブ・ジ・オウスタイム・オブ・ジ・オウス
(1996/03/01)
ハロウィン

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'96年にリリースされた7th。

あちゃ~・・・ベタな話だけども
ハロウィンに合わせてこのブログの記事を更新させる
つもりが別のものを先に更新させてしまった・・・(苦笑)。
まあ、いいか。


HELLOWEENと言えば、"KEEPER OF THE SEVEN KEYS pt1"か
"…pt2"だとよく言われるが、
その二枚のアルバムよりも私はこちらの方が断然好きだ。

いかにもHELLOWEENといった、メロディックパワーメタル①で
まず引き込まれ、
ミドルテンポの②や④にもじっくり聴きこむ価値のあるメロディが
ちゃんとあるし、③や⑧のようなグルーヴィな曲もあり
⑤⑪のようなバラードも素晴らしい。
本編のラスト⑫はある意味、彼ららしくないダークな
雰囲気も持った正統派HMナンバーだが
これもいい。
日本盤のボーナストラック⑬⑭も出来がいいです。
これで音が良ければもっといいんだけどね。

まあとにかく、曲の配分・バランスが良くて
曲の種類もバラエティ豊か。通して聴く際に
飛ばす曲が見当たらないし、なかなか飽きない。
前作と比べると、「必殺の一曲」と言うのが無いかもしれないが
総合的な完成度ではこちらの方が上だと思う。
歌だけを比べるならばアンディ・デリスよりもマイケル・キスクの方が
素晴らしいのは確かなのだが・・・マイケルの音楽的な好みの話もあるから
メンバーチェンジしてしまったことは今更悔いても仕方あるまい。
(今時、そんなことを悔いているのは私だけか・・・(笑))

それと、このアルバムで特筆すべきなのは
マーカス・グロスコフのベースプレイ。
タッピング等の派手なプレイも時にはやるのだが
彼のプレイしているフレーズは基本的にペンタトニックスケール中心で
特別に凝ったものでは無い。
ゴリゴリと無骨な音で弾いているのだが、
スピードナンバーが多いこともあり
音色的にもあまりこれまでは目立っていなかった。
しかし、本作品では③⑧⑩のようなHELLOWEENにとっても
あまりやらなかったタイプの曲で生き生きとしているし
HELLOWEENとしてもこれは新境地を開いたと言えるかもしれない。

HELLOWEEN=スピードナンバーというイメージは
前作において既に破られたとは思うが、本作品は
傑作とされる前作を更に「深化」させた彼らの最高傑作。
楽曲単位ではともかくとして、アルバム単位で
現在(に近い)の編成のHELLOWEENのいいところを知りたいのならば、
まずこれを聴いてもらいたい。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
全部。



総評・・・94点

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