謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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(2007/08/08)
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'89年にリリースされた2nd。

シアトリカルかつ、シンフォニックなパワーメタルを
流行らせた立役者のバンドの一つであるBLIND GUARDIAN。
本作品ではアルバムの作りもまだまだ粗くて、勢い一発!なノリで作られた楽曲も
見られるし、正直つまらない曲も多い。
が、私にとってBLIND GUARDIANのベストチューン候補に挙がる②が
入っているため、このアルバムは忘れることのできないものだ。

さて、その②だが
Guに関しては、まだまだ技術的に改善の余地を残しているけれども
当時から「作曲されたGuソロ」と言われるくらい
高いクオリティのメロディを持っていたし、更にそれに絡む
歌メロの完成度は極めて高い。
もともとそんなに歌が上手い方ではない、ハンズィではあるが
この曲の歌メロは非常に美しく、かつ勇壮だ。
いわゆる「ジャーマン・メタルタイプ」の楽曲の中でも
歴史に残る(・・・と断言しよう!)一曲だ。

しかし、そこから後が問題だ。
アグレッシブなリフもあり、そこそこいい曲もあるが
印象に残る曲が少ないね。
⑤の"Hall of the king"はGuソロはいいのだが、
歌メロの盛り上がりがイマイチだし・・・。

⑦とそれにライブでもよく演奏される⑧は
凄くいい出来だ。
⑦の方はインスト。
テクニカルさよりも、Guで紡ぎだすメロディとハーモニーを
重視していることが分かる、よく練られたスピーディな一曲。
⑧にはカイ・ハンセンが参加しており
一番のブリッジ部で超音波ハイトーンをぶちかましてくれている(苦笑)。

⑨はDEMONのカヴァー。"Don't break the circle"という曲をやっているが
オリジナルを聴いたことは無いので、オリジナルとの比較はできないが
そんなに悪くはない。
それよりも⑩でやっているBEACH BOYSのカヴァーが
面白かった。
ライブアルバム"TOKYO TALES"でも演奏しており
そちらの方が彼ららしいアレンジがなされていて良いのだが、
このアルバムヴァージョンの方も私は楽しめたなぁ。

まあ、とにかくメロパワ好きなら
四の五の言わずに②を聴いて涙して欲しい。
あとは⑧辺りが楽しめれば御の字・・・じゃないかな?!


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Banish from sanctuary
⑦Beyond the ice
⑧Valhalla
⑩Barbara Ann



総評・・・78点

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Tales from the Twilight WorldTales from the Twilight World
(2009/05/19)
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'90年にリリースされた3rd。

初めて聴いた時、
HELLOWEENやGAMMA RAYよりも・・・そしてACCEPTよりも
衝撃を受けた。
ここまでモロにファンタジーかつヒロイックなHMをやっているバンドは
当時いなかったはず。

まず①。サビのコーラスは勿論だが
サビ前のブリッジ?”And again, again, again, again~♪”
このコーラスで燃えるね。
それにギターソロもピロピロ弾きまくった後に、静かなフレーズで
締めるあたりのセンスがいい。
きっちり作りこんだソロは面白みが無いと
言われる方もいるかもしれないが
彼らの場合、そのフレーズをライブでやってもカッコいいから
文句は言えないね。
②のギターソロもね・・・起承転結がそこにあり
クラシックの曲のメロディが自然に頭に残ることと同じように
実に簡単に私の記憶の片隅に残るメロディだ。

④はバラード。
疾走ナンバーにおいては
あまり綺麗とは言えないハンズィ・キアシュの歌だが
ここではまるでバード(吟遊詩人)が詠うかのように
美しく、丁寧に歌っている。
⑤は①②と似た、シンガロングできる
典型的なBLIND GUARDIAN節と言える疾走ナンバー。

⑥はちょっと構成が凝っており、変拍子を入れたりもしているが
それよりも気になるのはゲスト参加しているカイ・ハンセンの歌だなぁ。
・・・と言うか、カイに歌わせるなよ(笑)。
いや、カイが歌うことで当時まだまだ有名でなかった
BLIND GUARDIANにとって宣伝効果があるのは分かるが
何もこんないい曲を歌わせることは無い。
ボーナストラックくらいで十分だろうに・・・。

前半の6曲がいいのに、後半がちょっと弱いのが難点かな。
アグレッシブなだけの曲が続くと前半がいいだけに
余計につまらなく感じる。
⑨でもカイがアンドレの芸術的なギターソロの前に
な~んかピロピロとソロを弾いてますが・・・これは
⑥での歌ほどには気にならないのでまあ良し。

捨て曲もあるにはあるが、それを補ってあまりある良曲が
詰まったメロディックパワーメタルの名盤だし、
今でもライブでやる曲が入っているので
ファンなら勿論買いだろう。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Traveler in time
②Welcome to dying
④Lord of the rings
⑤Goodbye my friend
⑥Lost in the twilight hall
⑨Last candle



総評・・・90点

サムホェア・ファー・ビヨンドサムホェア・ファー・ビヨンド
(2007/08/08)
ブラインド・ガーディアン

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'92年にリリースされた4th。

これを初めて聴いた時は「うわぁ・・・何だかファンタジーRPGの
サントラみたいなメタルをやるバンドもいるもんだな」と
感激した。
「感激した」と言うのは、皮肉を言っているのではなくて
本当に感激したのだ。
当時はHELLOWEENタイプのスピードメタルバンドはいたし、
ネオクラ系のHMバンドも多くいたが、こんなに勇壮で
MANOWARみたいなことをより、オペラチックに
朗々と歌い上げるパワーメタルバンドは他にいなかった。
RHAPSODY OF FIREやKAMELOT、ADAGIO、SYMPHONY Xも
まだデビューしていなかったし・・・。
だから、当時は全くこういうバンドに免疫が
無く、とにかくメロメロになった(笑)。
そういう個人的な感情を抜きにしても、素晴らしいアルバムだ。

①②は今聴くと、いい曲ではあるけれども
免疫が出来たのか冷静に聴ける。
ストレートでサビのコーラスが一緒に歌いたくなる
素晴らしいスピードナンバーだ。買った当時と全く
変わらない感想を今でも持っている。

ドラマチックなメタルをやるならば、スピードナンバーだけでは
高い評価は得られないのだが
彼らの場合は、Guソロも含めて決して手クセや
フィーリングでピロピロと弾きまくったりと逃げずに
ちゃんと「作曲」する。
だから、ライブではほぼアルバムの再現と
なるため、ライブでは面白くないのか、と言われると
さにあらず、
彼らは④のように勇壮かつ、聴き手と共にある
大合唱パートを作って、ライブでの観客との一体感を
作るという点ではあざといくらい、よく考えている。

また、ミドルテンポの楽曲であっても
⑤のように途中でスピーディなパートを入れたり
⑦⑧のようにちょっとした組曲仕立てにしてみたり
バグパイプを入れて、民族音楽風にしてみたりと
プログレッシヴロック的なアプローチにも興味があるそうだ。

で、本作品の最大の売りはやっぱり⑩でしょう。
これは凄いね。
基本はスピードナンバーであり、①と同系統と言えば
そうなのだけど、哀愁とドラマのてんこ盛り。
アレンジも凝りまくっていてギターのハモらせ方とかも
メタル好きのツボを実に心得ている。
終盤には⑦でも使われたバグパイプも入って
一つの物語の終わりを壮大に、朗々と歌い上げている。
ハンズィの声が嫌いな人は別だが、これで嫌いになる
メロスパーはかなり少ないと思う。

⑪はQUEENのカヴァーで、これは個人的に嫌いじゃない。
面白いアレンジではある。
それとFAVORITE TUNEには途中の曲が大幅に抜けていますが、
それは前半・後半で挙げた曲の完成度が高いためであり
抜けた曲がつまらないということでは無いので
悪しからず。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Time what is time
②Journey through the dark
④Theatre of pain
⑤The quest fo Tanelorn
⑩Somewhere far beyond
⑪Spread your wings



総評・・・93点

A Night at the OperaA Night at the Opera
(2002/03/19)
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'02年にリリースされた7th。

近年の彼らの作品を聴くと、よく思うことなのだが
ちょっと、作曲以外のところに力を入れすぎなんじゃないかなぁと
思うのだ。
作風は相変わらずで、ドラマティックで勇壮なコーラスを
幾重にも重ねた、メロディアスでオペラティックなパワーメタルだ。

いつも以上にVoパートは、多重録音でコーラスが重ねられており
更に曲によっては大々的にオーケストレーションを入れていて
勿論、普通のロックバンドが使うギター、ベース、ドラムや
キーボードパートに関してもよく練られており
実に豪華だ。
だが、その豪華さが仇となっており
コーラスは豪華を通り越して、暑苦しく感じるし
一聴して、サウンド自体が豪華であることは強烈に
記憶に残ったとしても
曲自体のメロディという面でインパクトを聴き手に
強く残した曲は本当に少ないのでは無いだろうか。

今までの彼らの作品ではこんなことはあまり無かったと思うし、
私は彼らの作品に関しては初期の頃から好きである。
彼らのライブでは、ファンの大合唱によって
勇壮なコーラスを再現されていた。
かの名作ライブアルバム"TOKYO TALES"に収録されていた
初期の彼等の名曲の数々は
この作品の楽曲と比べると、チープな出来なのかも
しれないが、それでもオーディエンスが
盛り上がっていたのは
他のバンドよりも豪華なサウンドを目指しつつも、
曲のメロディのインパクトが強く、歌メロも
すぐに覚えられるような単純明快にして
良いものだったからではないか。

・・・と、まあ厳しいかもしれないが
私の個人的な感想なこんなところだ。
まあ、⑨などを聴くとアンドレが考えたと思われる
Guソロはいつも通り見事な構成力と言えるし
⑩のような長い曲も、よく考えたと思われるが
いい曲がアルバムの中間やラストに固まっていたのでは
全曲通して何度も聴いてみよう、という気が起きないし
序盤の「つかみ」が悪い点はどうにもフォローできない。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Battlefield
⑥Wait for an answer
⑦The soulforged
⑧Age of false innocence
⑨Punishment divine
⑩And then there was silence



総評・・・79点

Imagions from the Other SideImagions from the Other Side
(2007/05/15)
Blind Guardian

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'95年にリリースされた5th。

前作"SOMEWHERE FAR BEYOND"までの作風と、基本的には
変わらず、本作品でもオペラチックで大仰なコーラスを
重ねたメロディアスなパワーメタルをやってくれている。
彼らが得意とする②④⑥⑧のようなスピードナンバーも
いつも通りあるし、こういった曲は
ライブでも大合唱必至であろう。

しかし、私が特に注目したのは本作品において
ミドルテンポの楽曲の出来がよく練られているということ。
①はVo(/Ba)のハンズィ・キアシュによると、完成までに
8ヶ月も掛かっているとのことで、
それだけあって、重厚かつ聴き応えのあるミドルテンポの
佳曲に仕上がっている。
ギターのハモり方もブライアン・メイっぽくて、勢い一発みたいな
ソロではなくちゃんと考えられて作ったのがよく分かる。

この手のバンドだと「実質的な」一曲目に
疾走ナンバーを持っていき、掴みを良くしようと
安易な曲順を考えがちであり、それは「お約束」と
言っていい事なのだが
そういうお約束から外れていても、
アルバムの構成上、特に違和感は感じない。
むしろ、作品作りへの気概を感じるので個人的には
好感が持てました。

ただ、⑦とかは楽曲そのものはいいのだが
ハンズィの声質がダーティすぎるところと、歌いきれていない
箇所があるため良さが活かしきれていない気も。
まあ、ハンズィの声質のことを言ったら
どの曲でも同じことが言えるかもしれないが
この声でないとBLIND GUARDIANらしくないし・・・
評価が難しいところかもしれない。
ちなみに⑩はURIAH HEEPのカヴァー。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Imagination from the other side
④The script for my requiem
⑦Bright eyes
⑧Another holy war



総評・・・84点
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