謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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(1990/10/25)
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'89年にリリースされた1st。

ジョン・サイクスがWHITESNAKE脱退後に組んだバンド。
結成当初はコージー・パウエルやトニー・マーティン、レイ・ギランが
いたこともあったという。
そのメンバーがいればそれはそれで凄いものが聴けたかも
しれないのだが、本作品を作った時メンバーはジョンと
カーマイン・アピス(Dr)、トニー・フランクリン(Ba)に落ち着いた。
・・・冷静に考えれば、Voはともかく演奏陣はこちらの方が
良いものが出来るだろうし、実際いい作品を作った。

WHITESNAKEのアルバム"WHITESNAKE"から漏れた曲から
構成されているかのように、件のアルバムの収録曲のタイプと似た曲が
揃った本作品。
2nd程は一聴してインパクトの強い曲ばかりでは無いが、
アルバムの出来はこちらが上だと思う。

①からして、トニー・フランクリンとカーマイン・アピスという
凄腕のリズム隊がいい仕事をしている。
ドラムのオカズはまるで崖崩れのようにけたたましく、実にHR向き。
それとジョンがGuソロを弾いているバックで、Key以外に聴こえるのはBaのみで
あることが面白いと思った。
普通はトリオであってもGuを重ねて入れていたりもするのだが、
その辺はライブを意識してそうしており、
また、「リズムGuなど無くても大丈夫」ということなのだろう。
しかも、そのベースラインはボトムを支えるだけでなく
時には歌っているかのように艶かしいメロディが奏でられている・・・。

②はWHITESNAKEの"Still of the night"を
ダーティかつ、グルーヴィにしたような曲。
この曲と⑦でのジョンのGuはBLUE MURDER作品中では、かなり好きな部類に入る。
ジョン・サイクスがそこまで好きではない私ですら
これらはグッと来たからね~。
④はアルバム"WHITESNAKE"のスタイルから離れた、だけども
ブリティッシュHRのスタイルを頑なに固持した曲。
アコースティックGuによるバッキングと、非常にポップなサビの
歌メロが特徴的。
こういう曲は当時、アメリカなんかでは全く売れないと思うのだが
HR/HMファンには大いに歓迎されたに違いない。

⑥と⑦は真相は分からないが、ジョンが以前から温めた曲とかではなく
これは純粋にBLUE MURDERのために作った曲だろう。
⑦のようにBaによるグルーヴィなバッキングが核と
なっている曲はトニーが一緒にいないと、発想としては思いつきにくいだろうからね。
もし、そうじゃないとしたらジョンはBaラインを考えるセンスを
一流のベーシスト並に持ってなきゃ説明が付かない。
⑨はアルバム収録曲中、最もGuがハードな曲。
リズム隊は大人しい分、Guが際立って元気良く聞こえる。
Guソロ前の展開はTHIN LIZZYの"Cold sweat"を参考にしているのかも
しれないが、歌メロはなかなか面白い展開だ。

全編通して聴くと分かるが、捨て曲らしい捨て曲は特に無い。
しかし、2ndと比べると一度目に聴いた時のインパクトが劣り
少し渋い。
だが、聴き込む内に良さがじわじわ分かってくる名盤なので
じっくり集中して聴ける時に聴いてみよう。
そうすれば一度このアルバムを手に入れた方ならば
「売ろう」とはしないはずだ。
(一時期、私の地元ではこのアルバムが中古市場に
溢れていた。物の価値が分からないのか、
よほど金に困ったのか知らないが、我が故郷ながら嘆かわしい・・・)



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Riot
②Sex child
③Valley of the kings
④Jelly roll
⑥Out of love
⑦Billy
⑨Black-hearted woman



総評・・・91点

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(2006/08/30)
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'93年にリリースされた2nd。

WHITESNAKE、THIN LIZZYを渡り歩いていたことでも知られる
Gu、ジョン・サイクスがリーダーであるこのバンド。
私はこの人のギターはそこまで好きな方ではないのだが、
このバンドが事実上、空中分解したのは惜しいと思う。

と言うのも、本作品を聴いてもらえば分かると思うが
ジョン・サイクスのソロと言うよりも
バンドといった方がいいくらい、彼以外のメンバーが
自由奔放にプレイしており、そのプレイも目立っているのだ。
①でのパワフルなドラム、
③でうねるフレットレスベースを聴かせてくれて、ジョンの
ソロプロジェクトと言い切れるほどおとなしくない。
(※クレジットを見る限り、Ba・トニー・フランクリン
Dr・カーマイン・アピスとなっているが
マルコ・メンドーサもBaで数曲、トミー・オースティンなる人物も
ドラムで参加しているということなので
曲ごとの特定は難しいが)

勿論、ジョン自身も④でのソロパートで
WHITESNAKE時代を思わせるようなギターを聴かせてくれて、
ファンの方にとっても満足されることだろう。

勢いのあるHRナンバー①⑥を除くと、バラードやミドルテンポの
楽曲が目立つ本作品であるが、そのどれもが
違った色を見せてくれる好盤だ。
個人的に一番気に入ったのは③。陳腐な表現だが
ベースは暴力的なまでに吼えて、それに呼応するがごとく
各パートがへヴィにユニゾンすることでスケールの大きな
ミドルテンポの名曲となっている。
難点を言うと、後半の曲も良いのだが
前半の曲が素晴らしいため、ちょっと印象に残り辛いところか。

ジョン・サイクス在籍時のWHITESNAKEが好きな方には
思わずニヤリとさせられるような、似たフレーズもあるのだが
それだけあのバンドが彼にとって、大きな存在であったのだろう。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①We all fall down
③Cry for love
④Runaway
⑤Dance
⑦Save my love



総評・・・87点

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