謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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The Battle in the Ivory PlainsThe Battle in the Ivory Plains
(2005/03/08)
Dragonland

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'01年にリリースされた1st。

スウェーデン出身のメロディックスピードメタルバンド。
Voのヨナス・エイジャートがDrも兼任しているという
ちょっと変わり種だが、サウンドそのものは
SONATA ARCTICAとかあの辺りの影響が強そうだ。

・・・まあ、その・・・何でしょう。
このバンド、今では好きなバンドだし
メロディに光るものがあったから、集めようと思ったのだが
正直なところ、今これを聴くと結構ヤバいなぁ。
かなり分離の悪いサウンドプロダクションに、VoとDrを兼任しているから
上手く出来ないのかDrのリズムが危なっかしく、ちょっと下手。

しかし!
②を聴いて欲しい。
このメロディはメロスパーならば絶対燃えると思う。
まだまだ未完成ながら、無理なく変拍子を入れたりと
ドラマティックな展開を入れる工夫もしているし
Guもピロピロ~っと勢い良くカッコいいフレーズも弾いている。

バラードの③は素晴らしい出来だと思う。Keyのエリアス・オルムリッドの
センスもこの時点で既にいいプレイをしているのだが
この曲をヨナスが歌いこなせていない。
上手なシンガーが歌えば世紀の名バラードになる可能性がある曲なのだが。
まあ、そのエリアスのプレイは④で見事に開花しており
Guソロとのバトルは聴きどころだ。
このメロスピナンバーでは、走り気味のドラミングもちょうど良く感じる。

タイトルトラックの⑥もKeyやGuはなかなか扇情的でいい
フレーズを弾いているのだが、歌メロがちょっと単調で
Guソロをもう少し丁寧に弾いてもらいたいところ。
疾走パートと音の悪さで誤魔化されているように聴こえる。

⑧でやっている「トルコ行進曲」のカヴァーは
Keyの実力だけ際立っているように思える。
と言うか、他のパート・・・うるさいよ(笑)!
ライブでこの曲をやらないんだったら、Keyの多重録音だけでやれば
良かっただろうにねぇ。

FAVORITEには3曲しか入れなかったが、その最大の原因は
やりたいことと演奏の実力が伴っていないところ。
ここがしっかりしていれば、この作品は
「SONATA ARCTICAがリリースした凡作」くらいのレベルの
クオリティには成り得たはず。
それくらい一曲一曲に可能性を感じた。
それと先述したように音が悪いところはちょっと
簡単にはフォローできない。
言い方が悪いが
FAVORITEに入れた曲は、私が感じた細かい問題点を
曲の良さと勢いで誤魔化しきった曲ということであり、
まあ、メロスピマニアかDRAGONLANDのファン向けの一枚。
集めるにしても一番最後でいいかも。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Storming across heaven
④Ride for glory
⑪Worlds end



総評・・・68点

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スターフォールスターフォール
(2004/10/27)
ドラゴンランド

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'04年にリリースされた4th。

一聴して
バンドの力量、サウンドプロデュースともに
前作と比べると著しく向上しているのが分かる。

①③を聴いた後、あのアルバム"HOLY WAR"を作った
バンドとは思えないくらいの音楽性の変化を感じたが・・・
これは紛れも無くDRAGONLANDのアルバムだ。
のっけからポップなサビの曲が出てくるので
驚いたが、考えてみればSONATA ARCTICAも
似たようなことをやってるし
個人的にこういう変化は大歓迎。
テンポ遅めの曲が多くなれば、メロスパーのファンは
離れるかもしれないが、でも音楽の質そのものは
高くなっていると言えるからね。
③なんかは普通にメロディアスHRバンドがやっても
おかしくないくらい、素直でポップなメロディが光る
名曲。
②はまあ前作の路線の疾走ナンバー。

前半の曲が良くて後半の・・・特に⑨~⑪にかけての組曲は
はっきり言ってあまり面白いとは言えないため、
アルバム全体をバランスよく楽しむことはできない。
私なぞは前半の曲ばかり聴いているし。
それにVoの歌唱力がまだまだ。
その点が未熟と言えば未熟なのだが、バンドのアレンジ力とか
①のブリッジ部分とか⑦のAメロ付近で聴ける
Keyのフレーズのセンスの良さは只者では無いと思う。
化ける可能性は十分にあるバンドだ。
(次作でも成長を遂げて、それは更に顕著になる)

ちなみに⑫の"Rusty nail"はX JAPANのカヴァー。
このバンドはこの曲のカヴァーで有名になった部分もある。
一応日本語で歌ってはいるが・・・。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①As madness took me
②The returning
③Starfall
⑤In perfect harmony
⑦The dream seeker



総評・・・83点

HOLY WARHOLY WAR
(2002/07/02)
ドラゴンランド

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'02年にリリースされた2ndアルバム。

着実に成長を遂げているバンドの作品は、
最新作を出した、と聞くたびにワクワクさせられる。
このバンドなどが正にそう。
1stを聴いた時は、メロディセンスは光るものの演奏が雑だったり
レコーディングされた音質が悪かったりと
まあ、元が悪い部分もあったとは言え
聴いて何も感じないバンドなら最初から期待もしないのだ。

疾走曲の②や④に注目する方も多いかもしれないが、
⑤⑥⑨とかもよく聴いてみるとLOST HORIZONばりに勇壮な歌メロが
乗っててこれがまた燃えるんだ(笑)。

ただ、まだまだ成長途上なんだな。
歌がね・・・。
Voのヨナス・エイジャートも、この時点では歌唱力がまだまだ未熟。
(ただし次々作くらいでは彼はかなり上手くなってます)
ファンタジーRPGのサントラのような曲タイトルもまだ様になってない(苦笑)。
歌が上手ければ、演奏や音質、アレンジの未熟さも
誤魔化しが効くからね~。
③なんかのアレンジもプログレッシブロックへの憧れがあるのか
分からないけれどもちょっと、強引かな。
日本盤ボーナストラックの⑪なんかは見事なのに
少し不思議。

厳しいことも書いたけれども、
もし、メロスピファンが輸入盤漁っていて
このくらいのレベルのバンドを見付けたら、満足できるような
レベルではあると思う。
いや、メロスパーなら今作品が最高傑作だと断言する人も
いることはいます・・・。
「疾走曲命!」な人なら、私が書いたような
不満もあまり気にならないかも?!


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
④Holy war
⑤Calm before the storm
⑨Thousand points of light
⑪The neverending story



総評・・・79点

アストロノミーアストロノミー
(2007/01/24)
ドラゴンランド

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スウェーデンのシンフォニックメタルバンドの4th。

前作"STARFALL"から、その兆候が見られたのだが
疾走ナンバーは減っている。
しかし、その代わりにバンドは著しい成長を遂げているのが
分かると思う。
演奏陣は1stの時点でそんなに下手ではなかったのだが、
シンフォニックな雰囲気を出すために、全体的にかかった
空間系のエフェクトが音質を軽く聴かせていたし
楽曲を見ても、プログレッシヴと言うよりも単に唐突で強引な
展開が多く、かなりB級臭かった。

が、本作ではVoが上手くなっているし、
以前から「こいつは勿体無いな」と思っていた
音質の軽さ、これがかなりマシになったのがまず評価できる。
バンドサウンドの肝とも言える、keyのエリアス・オルムッドが
今回もまたいい仕事をしている。
この人は様式美パワーメタル系のkeyがよくやる、ギターとのバトルとかは
あまりやらずにへヴィなギターリフをベースに
メインとなるメロディを弾かせた時に特に力を発揮していると思う。
何か音色作りがダサくないし、かと言ってシンフォニックメタルに
よくあるクラシカルなピアノのフレーズをやらせても
⑦を聴くととてもハマっていることがわかるし・・・
とにかく器用なんだよね。
イェンス・ヨハンソン、ヴィタリ・クープリよりも
スヴェン・カールソンみたいなタイプかな?
我ながら分かりにくい喩えだが。

ただ、これだけ褒めておいてなんだが、
彼がイニシアチブをとってやっていると思われる
⑩⑪⑫のインスト曲には
アルバム中で12分割くほどの必然性を感じないかな。
駄曲ではないけど、正直いつも聴きたいとは思わなかった。

アルバムは①のような重厚なミドルテンポの曲で
始まり、前作でスピードナンバーが減ったことを嘆いた人に
とっては不吉な流れかもしれない。
が、③では北欧の冬を感じさせる寒々とした雰囲気の中で
疾走する曲をやっているし、⑦なんかは彼らの最高傑作候補と
言っていいくらい素晴らしい疾走ナンバーだ。

あとは⑤⑨のようにデス声を交えた、今風のメロデスっぽいことを
彼らがやることに対して耐性を持てるどうか、に
今作の評価が分かれるところかもしれない。
私ですか?
まあ、たまにやるくらいならいいかな~ってところデス。

まだまだ成長を遂げるであろうから、X japanのカヴァーを
やって、日本語の歌の部分がネタになった過去は忘れて(苦笑)
一人でも多くのシンフォニックメタルファンに支持してもらいたい
バンドだ。

~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Supernova
③Contact
⑤Antimatter
⑦Beethoven's nightmare
⑧Too late for sorrow



総評・・・87点

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