謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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私がSAVATAGEのアルバムをレビューすると、
どうしても、甘く評価してしまう。
何故これほどまでにひいきしてしまうのか?
それは勿論、私がこのバンドが大好きだからである。

HR/HMというカテゴリーに属するバンドは数多く存在し、
毎月毎月、色んなバンドの色んな作品がリリースされるため、
私はそれら全てを発売日にチェックはしない。
大体、話題作であってもリリースされてからしばらく経って
周りの評判を気にしつつ買う。
何故すぐ買わないのかって?
そりゃあ、最新作は急がなくても売ってるからです。
試聴もした上で「これはいい」と思えてから初めて買います。
いや、試聴をして「良い」と思えても買わない時もある。
他に欲しいものがあれば、そういう最新作は後回しになることも
多いのだ。

そんな私でも発売日に必ず買う、と決めているバンドがある。
いくつかあるのだが、代表的なものはまずタイトルに挙げている
SAVATAGEと、SYMPHONY Xだ。
後者は単純に、メロディセンス・曲構成ともに私のストライクゾーン
ど真ん中のサウンドなので
私の期待を大きく裏切るような駄作は作らないという安心感があり、
実際、ガッカリしたことなど一度も無い。
だから、試聴を一度もせずに安心して買わせて貰っている。

が、SAVATAGEは違う。
正直、作品の全てが期待通りとまでは行かないのだ。
しかし、それにも関わらずやはり試聴もせずに
買う。必ず発売日に買う。

その理由を自分で考えてみたところ、
まず、彼らの作る音楽が好きなのは勿論なのだが
ポール・オニールとSAVATAGEが組んでアルバム制作を
始めてからというもの、
彼らの作品の楽曲、サウンド、そして歌詞に毎回注目している。
何故ならば、そこに描かれる世界が
ファンタジーでも何でもない、「現実の世界のメタファー」だからだ。

映画で言うと実際の事件を元に作られたフィクション、と言った
ところであり、彼らの描く世界に触れると
普段、決められた範囲の世界しか知らない私が
より広く世界を知ることができるように錯覚するのだ。

麻薬も飢餓も、国際紛争も私のような平凡な生活を
送っている日本人にはモニターの向こう側の世界に
過ぎず、どんなに想像しても現実は到達することが出来ない程
遥か遠くのものなのだ。
そして、多くの人がそれを積極的に知ろうとする努力すらしない。
自分のことで精一杯だし、世界中に蔓延る悪意や不条理に相対するほど
強くはないし、知恵も無いし、また優しくもなれないのだから
そういう人間全てが責められるべきではない。

が、自分の好きな趣味でも何でもいい。
間接的に世界の在り様を知り、想像することができるのなら
遠くの苦しむ人に、直接手を差し伸べることはできなかったとしても
自分の周りにいる人に少しだけ優しくなれるのではないか、と
思うのだ。
自分の隣にいる人の痛みを想像できて、優しくできるのなら
その優しさはあなたの隣の人から、そのまた隣の人へ・・・と
優しさは伝染し
いつの日か、遥か遠くの国にさえも
届くのではないか、と私は夢想する。

青臭い考えかもしれないが、SAVATAGEの新作が
私の手に届き、その音に触れるたび
音による感動と同時に自分の世界が広がり、優しくなれる気がするのだ。
逆に言うと利己的な人間はいつも、他者の痛みが分からない。
他者の痛みが分からないのは痛みが想像できないからであり、
想像力の無さは、
とどのつまり知っている世界が狭いことが原因なのだ。

だから、私はせめて自分の好きなHR/HMの世界で、
自分の世界が広がる音楽を提供してくれるバンドがあるのなら
積極的に聴きたいと思う。
勿論、一番いいのは音楽などではなく
国際的なニュースにも積極的に触れることが一番なのは
言うまでもないが、英語は苦手だし
読むのにも検索するのにも時間が掛かるし、で
色んな意味で辛い思いばかりしなければならないからね・・・。

だからメタラーとしてはメタルからそういう
メッセージを音楽から得られるなら得たいと思うでしょう?
伝えたいメッセージと私の音楽の嗜好のバランスが
絶妙なのが私にとってはSAVATAGEなのだ。

だから、私はSAVATAGEを知らず知らずひいきしている。
皆さんもそういうバンドって無いですか?
・・・無いかもしれませんね(笑)。
いや、あくまでエンターテイメントなので本来そんなに
難しく考える方がアホかもしれません。

まあ難しいことを抜きにしても、SAVATAGEは本当にいいバンドです。
このバンドが日本で人気が無いのは
日本人が想像しづらい世界のことを表現しており、
歌い手のジョン・オリヴァの声質、芝居がかった歌い方に
クセがあるために敬遠されている。
が、こういうことを上手に出来る人と言うのは
必ずしも=歌の上手い人、あるいは声質がきれいな人とは
限らないと思う。
こう・・・上手く言えないけど、歌い手としては不器用な
部類に入るジョンやザッカリーだから
発したメッセージにリアリティを感じる部分がある気がする。
錯覚かもしれないけど(笑)。

だから、いい耳を持った日本のメタラーにこそ
聴いてもらいたい。
歌が最初駄目でもメロディだけはそれなりに気に入ると思うし
慣れれば、その歌だって聞き苦しいとは思わなくなるし
逆にハマる。
入門編としては"STREETS A ROCK OPERA"か
"GUTTER BALLET"あるいは"EDGE OF THORNS"が良いだろうか?
個人的には"DEAD WINTER DEAD"がおすすめなのだが・・・
地味かな?

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コメント
この記事へのコメント
メタル・コレクター?
私も昔、アンディ・デリスの書く歌詞を、
こまめにチェックしていた時期がありました。
ちなみに彼はHELLOWEENの最新作でも「I.M.E」という、
曲・歌詞共に素晴らしい曲を書いております。
しかし今現在、私はアンディやHELLOWEENを、
特別にひいきにしているわけでは決してなく・・・

そんな私が最近よく聴いているのは、
COLLEJONというドイツのメロデスで・・・
最近は「珍しいセミつかまえたー!!」の感覚で、
マイナーなバンドばかり集めている今日この頃です。

(昆虫マニアにしかわからない例えで恐縮ですが)
このバンドのCDを買って家で聴いてみた感じは、
珍しいセミをつかまえた子供が図鑑見て、
「へえー、これエゾゼミって言うんだー!!」
に近いもの(感動)がありました!!、ハイ。

2009/06/21(日) 22:40 | URL | WIDOWのファン #-[ 編集]
「I.M.E」と言えば、HELLOWEENの最新作の中でも
結構へヴィでいい曲だとは思っていましたが
歌詞に注目したことは特にありませんでした。
音をチェックするのに精一杯で、
こんな風にいい歌詞でも見逃してしまいがちではあります(汗)。

そして一時期気に入っていたものでも、心が離れてしまうものはあると
思います。
私も正直言って、そういうのはありますが・・・
ここでは書きません(笑)。

マニアックだけどいいアルバムに出会った時の感覚を、
昆虫採集にたとえていましたが、それって言い得て妙だと思いますよ。
昔は試聴を全くせずに、ジャケ買いをした時に
いいアルバムに出会えた時は、同じ感動がありましたから。

それと同時にそうやって出会ったバンドは、何となく有名になりすぎないで欲しいという
独占欲に似た感覚もあったりします(笑)。
(これは共感してもらえないかもしれませんが・・・)
2009/06/22(月) 01:17 | URL | メタリスト #-[ 編集]
はじめまして
メタリストさん
初めてコメントさせていただきます。
私も知らず知らずにSAVATAGEを贔屓していますよ!
私は「STREETS A ROCK OPERA」でファンになって以来、SAVATAGEがアルバムを出す度に買ってしまいます。
本当に良いバンドなのに、日本で人気がないのは残念でなりません。
2009/06/23(火) 21:46 | URL | Wormboy #3hri4u1c[ 編集]
Re: はじめまして

はじめまして、当ブログへのコメント有難うございます。

SAVATAGEを愛好する同志を発見する度、嬉しく思います(^^)。
彼らが扱うテーマの中に、日本の事件を絡めたりすれば
もっと日本でも人気が出るかもしれませんね。
たとえば、地下鉄サリン事件を痛烈に批判するとか。
(不謹慎すぎて無理かもしれませんが)

最近は、ちょっと彼らに動きが無いのが気になりますけど
どうしたんでしょうね~。
サイドプロジェクトに飽きたら、また活動してくれるとは思いますが
もう"POETS AND MADMEN"から8年経ってますからね・・・
ちょっと心配になってきました。
2009/06/24(水) 01:20 | URL | メタリスト #-[ 編集]
同志発見嬉しく思っています^^
こんにちは。
私のブログへのコメントありがとうございました。

メタリストさんがSAVATAGEのアルバムを沢山していたので、私も同志発見を嬉しく思いコメントを残させていただきました。

確かに彼らが扱うテーマが、日本で生活しているものにとって馴染みのないテーマが多いので、テーマに沿ったアルバムを作っても日本人には入り込めないのもあるのかも知れませんね。もっと身近な話題の方が入り込み易くなるでしょうね。
「CHANCE」で杉原千畝氏を取り上げたことがありますが、彼らがこの曲で杉原氏の事を取り上げるまでは、杉原氏の事は知りませんでしたし…

オフィシャルのHPも更新が滞ったままで、SAVATAGEとしてのニュースがなかなか伝わってこないのが心配ですね。
他のプロジェクトで忙しすぎて、本体のSAVATAGEが自然消滅…なんて事にならなければ良いのですが。
2009/06/24(水) 12:01 | URL | Wormboy #3hri4u1c[ 編集]
Re: 同志発見嬉しく思っています^^
> 「CHANCE」で杉原千畝氏を取り上げたことがありますが、彼らがこの曲で杉原氏の事を取り上げるまでは、杉原氏の事は知りませんでしたし…

同じ日本人であっても、こんな偉人について知らないってことがある訳ですが
wormboyさんや私にそういう興味を持たせたのも、歌詞のテーマが良いから
というだけでなく、ひとえに彼らの音楽が素晴らしいからなんですよね。
名前は敢えて挙げませんが、いくら社会的で良い歌詞を書いていようと
つまらない音楽の上にそれを載せていては、そもそも聴こうという気がしませんから。

あとSAVATAGEの活動のことも、なんですけど
近年のジョン・オリヴァの体型を見ていると、
ちょっと太りすぎています(苦笑)。
アルバムを作れるか、ライブができるかとかよりも
彼の健康面も心配です。
杖をついている映像もありましたし、生活習慣病で苦しんでいるフシが
見られますからね・・・。
2009/06/25(木) 01:10 | URL | メタリスト #-[ 編集]
音楽≧歌詞
>いくら社会的で良い歌詞を書いていようと つまらない音楽の上にそれを載せていては、そもそも聴こうという気がしませんから

そうですね。
音楽である以上、まず音楽が素晴らしくないと、どんなに歌詞だけが素晴らしくても聴く気にならないですね。これに当てはまるバンドが何バンドか浮かんできますw

ジョンの体系の事は、私も気になってました。脱退してからは、急に体が肥大化しましたよね。以前VHSで発売された日本公演のビデオを見て、あまりの体型の変化にひっくり返りそうになりました。

杖をついている映像は見たことがありませんでした(汗)Youtubeで近年の映像を見ると、ライブでも結構辛そうに見える時がありますね。
ファンとしては、これからも素晴らしい音楽を作るために、健康でいてもらいたいですね。
2009/06/25(木) 15:34 | URL | Wormboy #3hri4u1c[ 編集]
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