謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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Dead Winter DeadDead Winter Dead
(1995/10/24)
Savatage

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'95年にリリースされた9th。

本作品はサラエヴォ包囲という私達日本人には
馴染みの薄い歴史的事件を扱った、コンセプトアルバムだ。
物語はサージャンというサラエヴォに住む、16歳の少年の
、架空の人物の視点で語られる。
一曲目から暗く、厳粛なムードの漂うオーケストレーションで
始まり、歌が入ってもその雰囲気は変わらず。
②でやっと闇の中に一筋の光が差し込むように
明るい歌メロが入り・・・という感じで物語は始まるのだが・・・

一曲一曲は、地味な曲が揃っており
「これぞへヴィメタルだ!」という感じの曲は客観的に観ると
無い。
頭を振れる曲など一曲も無いし、複雑なパッセージを
弾いたインストバトルもなく、静かに厳粛に
だけどドラマティックなHMが展開されている。
だから、いつものように何曲か好きな曲を中心に、どこがどうとか
書いていってもいいのだが、
まあ、全部通して聴いて楽しむタイプのアルバムなので
あんまりそれは意味が無い気がする。

それでもタイトルトラックである⑧だけは、
突出して凄いと言わざるを得ない。
歌メロや基本的なメロディは勿論
アル・ピトレリのGuソロを聴いて欲しい。
ベートーヴェンの「第九」のメロディの後に始まる
へヴィなメインのギターリフで既に私好みの曲であり、
この時点でメロメロなのに、これでは駄目押しもいいとこ(笑)。
本当にギターが「泣いている」ようだ。
ライブ音源も聴いたことがあるが、
ライブ映えもする、ミドルテンポの名曲だ。

山場は⑥~⑧なのだが、この部分では
モーツァルトやベートーヴェンの楽曲を引用しており
よく練られたオーケストレーションと合わせて
緊張感を生み出すのに成功している。

⑤でいかにも悪そうな「死の商人」を演じる
ジョン・オリヴァのVoの声はハマっているし、
彼は辞めたことにはなっていたが、何だかんだで
彼は必要不可欠なんだろう。
ザッカリー・スティーブンスが辞めた今、彼がメインVoとなってから
それは改めて思う。

一度聴いただけでは
地味なアルバムに思うかもしれないし、
アルバム構成を重視した作りにしたためか
近年の彼らの作品の中で、最も正統派メタル色は薄い。
点数にしておそらく83~84点くらいしか付けないかも・・・。
しかし、何度も聴き込むことで本当に
良いところがどんどん見つかるし
またそれだけ聴きこむの価値のあるアルバムだ。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
全部通して聴きましょう(笑)。



総評・・・90点

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