謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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エンパイアエンパイア
(1994/10/19)
クイーンズライチ

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'90年にリリースされた4th。

今ではプログレッシヴ・メタルバンドの先駆け、という認識も
強いかもしれないが、初期の彼らは
JUDAS PRIESTのフォロワーとも言われたくらい正統派HMを
追求していたものだ。
その正統派HMっぽいところを保ちつつ、プログレっぽさも
ほんのり漂っているという、さじ加減の良さ。
そこがファンには受けたのだろうか?
本作品は彼らのアルバムの中では歴代二番目のセールスを記録した
アルバム(ちなみに一位は"PROMISED LAND"。)である。
私にとっても、最も気軽に聴けるQUEENSRYCHEの作品であり
初めて彼らの作品を聴く方にとっても、一番彼らの
特徴というか本質が分かり易い一枚だと思う。

前作"OPERATION MINDCRIME"が一貫したストーリーを
元に作られたコンセプトアルバムであったのに対し、
本作品では一曲一曲には明確な繋がりは無いが、
全体像を見ると、点が線になるが如く一つのテーマに
ついて歌っていることが分かる。
そのテーマとはアメリカという国の本質や
その国が抱える問題について、であるが
決してへヴィなばかりではなく
①のように、銃社会についてさりげなく警鐘を鳴らす曲でも
人間が苦境に立たされても、前向きに生きることの
大切さ(と言うかしたたかさ、か)を歌っており、
聴いていて暗い気持ちにならない。

④は①~③が正統派HMっぽい曲調だったのに対し
若干、プログレッシヴロックに近いスタイルであり
80年代PINK FLOYDっぽい。
おそらくGu、クリス・デガーモの音が
デイブ・ギルモアっぽいクリーントーンを生かしたものであり
あまり音を詰め込まないプレイをしているからだろう。
彼らの懐の深さを表す一曲だ。
⑤⑥はまた正統派っぽい曲調に戻り・・・・
⑧はおそらく曲単位で考えると彼らの楽曲の中で
最も売れた曲、なのだが
正直、私にはそんなにいい曲だとは思わなかったなぁ。
「まあ、いいかな」程度。

それよりもその次の⑨や⑩が面白いと思った。
⑨はちょっとRUSHを彷彿とさせる、イントロから始まる
正統派ナンバーで、派手さは無いが
本作品で聴けるジェフ・テイトの歌メロの中では
一番気に入っている。
何だか、こう・・・一曲の中でメジャー、マイナーと
曲調がころころ変わって飽きない。翻弄されるのだけれど
それが心地良い、そんな不思議な気持ちになる。
⑩はクリスとマイケルのツインギターで弾かれた
巧みなリフワークが生きており、それがジェフの歌メロと
微妙に絡んでいる。
⑨⑩共通しているが、どちらも決して派手なプレイを
しておらず、昨今のプログレメタルみたいに音を詰め込まず
様々な表現をしているところ。
何も考えずDREAM THEATERのやっていることを
表面だけパクっているバンドは是非見習って欲しいところだ。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Best I can
③Jet city woman
④Della Brown
⑤Another rainy night
⑥Empire
⑨Hand on heart
⑩One and only



総評・・・89点

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