謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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カウボーイズ・フロム・ヘルカウボーイズ・フロム・ヘル
(1997/12/15)
パンテラ

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'90年にリリースされた1st。
正確には5thだが、彼らはこれ以前のアルバムを
「無かったこと」にしているようだ。
・・・まあ、音楽性も全然違うので別に良いけれども。

2ndより後に本作品を聴いたせいか、2ndよりもこちらの方がより
へヴィメタルらしいと言うか、先鋭的な中にも取っ付き易さが
ある気がする。
⑤⑥⑦なんかは、グルーヴィなリフもちゃんと入ってはいるが
音楽的にはパワーメタル系とでも言うのか、
あまりエキセントリックで新しい感じはしなかった。
勿論、彼らのライブでは必ずやっていた名曲①②には
私自身、極めて先鋭的なメタルだと思ったし
衝撃を受けたことは言うまでもない。

そのアイディアはHR/HMミュージシャンには特に受けたようで
90年代には雨後の筍のようにPANTERAフォロワーが
出て来てそれらのバンドは日本では「モダンへヴィネス」なる
呼ばれ方をして、彼らは決してメロディアスHM、正統派HMを好む
メタルファンには歓迎はされなかった。
その理由として、一つにはモダンへヴィネスへ馴染めないという
音楽的な嗜好の違いがあるのだろうけど、それだけでなく
正統派HMバンドを解散、路線変更へと追いやった
モダンへヴィネスブームへの怨念もあるのだろう。
「トレンドへ安易に走りやがって・・・」
「こいつら(PANTERAフォロワー)のせいで
メロディアスなHMが少なくなったんだ・・・」と。

しかし、だ。音楽を仕事にしている人達が単に「それがトレンドだから」
「レコード会社の要請だから」という理由だけで
PANTERAの真似をしようと思うだろうか?
否。私はアマチュアでバンドやっていたから
少しは音楽を演奏する側の気持ちも分かるつもりでいるのだが、
本作品の①②などは特にそうだが、一度聴くと
頑張ってコピーしてみたくなるくらいのカッコよさがある。
だから彼らのサウンドの真似をしたミュージシャンの中には
心の底からそのサウンドに魅了されて、参考にしたバンドもいるのだ。
SYMPHONY Xのマイケル・ロメオみたいに。

レビューと言いながら、若干横道に逸れた話題になったが
②は既存のスラッシュメタルでも無く、HR/HMのフィールドには
無いような音楽であり、敢えて言うならニュースクール系ハードコアの
雰囲気もある曲で、3分に満たないこの曲に
新生PANTERAの全ての要素・・・
グルーヴィなリフ、アグレッション、へヴィネス・・・etcが
詰まっていると言っても過言ではない。
これは全てのメタルファンに聴いて欲しい一曲だ。

このバンドのVoに関しては個人的に好きではないが、
一応触れておくと・・・
本作品ではVoのフィリップ・アンセルモが
時折搾り出すようなハイトーンVoを見せているので、
既存のへヴィメタルに近い印象もある。
Voだけでなくリズムパターンが似ているためか
④はちょっと初期のMETALLICAっぽくも聴こえる。
まあ、本人達はメタルが好きだと繰り返し言っているし
実際そうだと思うから、この時代の彼らは
サウンドのみ先鋭的で、音楽性としては既存のメタルを
やっているつもりでいたのかもしれない。

今の時代、HR/HMを愛する諸氏の中に
PANTERAの楽曲を一度たりとも聴いたことが無い人は
流石に少ないだろうが、もしこの次の作品やそれ以降の
作品だけを聴いて
「面白くない」と思った方にはこの1stをお勧めする。
そんなには変わらないかもしれないが、
こちらの方がまだ「昔ながらのへヴィメタルらしさ」が
あるので、聴き易いと思うので。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Cowboys from hell
②Primal concrete sledge
③Psycho holiday
⑤Cemetery gates
⑥Domnation
⑦Shattered
⑨Medicine Man



総評・・・91点

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