謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Falling Into InfinityFalling Into Infinity
(1997/09/18)
Dream Theater

商品詳細を見る



'97年にリリースされた4th。

誤解を恐れずに言うなら、本作品はDREAM THEATERの音楽が
最もプログレッシブメタルではなく、自分達のルーツである
プログレッシブロックに近くなった作品だ。
それは単純に⑪の中間部がU.K.の"In the dead of the night"の
アラン・ホールズワース的な展開がある、ということではなく(笑)
①でその音が聴かれる、スティックの導入や
本作品に限ってボーカルオリエンテッドな
サウンドを心掛けているフシが見られること等々、
とにかく音楽業界全体にとっても、自分達にとっても
新しいことをやってみよう、という気持ちが現れている気がするのだ。

これはライナーノーツや昔のBURRN!誌に書いてあったことだが
このサウンドの変化は、バンドメンバーの家族の死や
誕生など感情の起伏が激しくなる出来事が多かったことに
由来するそうだ。

しかし、その新しいことをやってみることがファンにとって
歓迎されたかどうかは少し疑問であり
私もこのアルバムが発売された当時は、前作以上に取っ付きにくい
アルバムだなぁと思った。
先述の通り、歌が中心となっていることもあるのだが
DREAM THEATERの持ち味の一つである
バンド全体で演奏されるスリリングなキメやユニゾンが
少なくて、全体的にゆったりしている。
だけど、へヴィじゃなくて現代的なプログレッシブロック・ポストロックを
聴いている感じに近い・・・これが取っ付きにくさの原因だろう。
歌メロ自体は凄くキャッチーなところから、
PINK FLOYDっぽいとも感じる・・・かもしれない。
だから、この作品からDREAM THEATERを聴き始めると
凄く誤解されるかも。

②③なんかはイントロのリフがへヴィだったり、気だるかったりするが
歌メロをよく聴いてみるとなかなかよく出来ているので
個人的には嫌いじゃない。
本作品のハイライトは⑥⑦・・・かな。
この二つの曲が一番好き。特に⑦は
DREAM THEATERらしいアヴァンギャルドな展開、
ジョン・ペトルーシのサウンド重視・音数少なめの
お洒落な(?)ギタープレイ、
そしてゲスト参加しているKING'S Xのダグ・ピニックと
ジェイムズ・ラブリエとのボーカルの掛け合い、
などなど、聴き所満載。

逆に⑨はちょっと馴染めなかったなぁ。
何と言うか、メロディはしっかりしているんだけど
DREAM THEATERにしては明るすぎて、
これではへヴィなフュージョンみたいだ(まあ、歌は入っているけれども)。

まあ、通して聴いてみて分かったことだが
私自身の好みはともかく、このアルバムの楽曲はどれもよく出来ていて
つまらない曲と言うのは無い。
一度聴いてから、そのまったり度合いからラックに
しまったまま、と言う方もいるかもしれないが
何度も聴く内にその面白さは分かる・・・かもしれない。
少なくとも私はこのアルバムをレビューしようと、
一度通して聴く前は、買った当時の印象を
思い出して低めの点数を付ける気満々だったが(笑)
じっくり聴いてみて気が変わったからね。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①New millennium
④Hollow years
⑤Burning my soul
⑥Hell's kitchen
⑦Lines in the sand
⑩Anna Lee



総評・・・86点

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
こんばんは!

アウェイクでも相当な賛否両論がありましたが、(私は結構好きです)
今作はその時以上の議論を起こしましたよね。

そういう私も今作を積極的に聴くことはありませんね~
やはり他の作品を優先して聴いてしまっています。

最後に聴いたのいつだろうか?
今、聴いたらメタリストさんの仰るように
印象違うかもしれませんね、今一度聴きこんでみます(笑)
2009/08/26(水) 23:05 | URL | メタラーまっちゅ #-[ 編集]
このアルバムはいい曲はいいんですが他のアルバムと比べると浮いてますね。

実際Dream Theaterとしてはレーベルから強要された不本意な出来だったらしいです。

デレクがいるってことくらいでやはりいまいち印象に残らないというのが個人的見解です。
2009/08/26(水) 23:24 | URL | 北欧海老 #-[ 編集]
>>メタラーまっちゅさん

"AWAKE"は私も好きですね。ジョン・マイアングが6弦ベースを、
ジョン・ぺトルーシが7弦ギターを
使い始めたこともあり
楽曲のへヴィさが取りざたされましたけど、DREAM THEATERらしい曲ばかりでしたから。

楽器奏者からすると、このアルバムはかなり地味に聴こえるから
何と言うか、チャレンジャー魂を煽らないというのも不人気の要因だと思いますね。

蛇足ですが聴き返す時、歌を中心に聴くと楽しめるかもしれません。
2009/08/27(木) 01:00 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>北欧海老さん

確かに本作品は他のアルバムと比べると凄く浮いてますよね・・。
楽曲もそうですが、サウンドプロデュースとかが特に異質です。
デレクがいるということも影響しているのかもしれませんが・・・。

音は悪くとも"A CHANGE OF SEASONS"あたりの方が曲、サウンド共に
まだDREAM THEATERらしいと言えるかもしれません。
これではメンバーも違和感を感じるかもしれませんね。
2009/08/27(木) 01:07 | URL | メタリスト #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://goldmetalist.blog53.fc2.com/tb.php/192-2665326d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。