謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
TrilogyTrilogy
(1990/10/25)
Yngwie Malmsteen

商品詳細を見る


'86年にリリースされた3rd。

このアルバムはおそらく、私が生涯で最もよく聴いたもので
記憶が間違っていなければ
おそらく初めてHR/HMに触れた作品である、と思う。
HR/HMのことを殆ど知らない私がとあるCDレンタル屋で
このアルバムを手に取ったのが最初の出会い。
その頃は、確かBUCK-TICKとかを聴いていて
いいメロディで、かつ激しい音楽を求めていた頃だ。
Xも既にデビューはしていたが、当時のテレビ番組の影響もあり
てっきり半分お笑いみたいなバンドだと勘違いしていたため
その時はスルーしていた。
聖飢魔Ⅱも同じようなものだと思っていた。

まあ、邦楽を探してもその他にまだ色々と激しい音楽を
演奏するバンドには出会えたかもしれないが、
まず、このジャケットに惹かれた。
ギター一本でキングギドラっぽい怪獣と戦うイングヴェイ・・・
どういうコンセプトで作られたのか全く分からないが、
何だか凄そうじゃないですか?(笑)

通して聴いてみたところ、一番最初に感じたのは
「歌、上手い!」だった。
そりゃそうです。歌を歌っているのは
今まで聴いていたBUCK-TICKの櫻井さんだったり
氷室京介氏であったり、奥田民生氏よりも
遥かに高い声を出し、クリアーな声で
高い歌唱力を持ったマーク・ボールズなのだから。

次に曲のテンポが速いことに驚いた。
②とか⑤とか⑦、⑨みたいなテンポの曲を聴くと
血沸き肉踊った。
今考えると、その時はメロディにクラシカルな要素が
入っているとか細かいことは全く分かっていなかったが
ただ、聴き終わった後に思ったことは
「この人の出したアルバムを少しずつでいいから、
全て買おう・・・!」ということ。

正直、イングヴェイのギターが速いとか
そういう楽器の部分のことは分からなかった。
②のGuソロとKeyソロの掛け合いが全て、エフェクターにより
音色を変えたGuだけで
弾かれているものだと思ったくらいなので(笑)。

今聴くと、ある程度冷静な判断もできるので
音が軽めだと思ったりもしたが
それでもやっぱり素晴らしいと思う。
イングヴェイ=速弾き=スピードナンバーの
イメージもあり、実際そういう曲も多く作っているが
①のように重厚なミドルテンポから始まろうとも、
一流のメロディメイカーでもあった彼の作る曲だ。
マーク・ボールズのどこまでも高く伸びるかのような
歌と相成って、インパクトは十分にある。

②の"Liar"なんてイングヴェイの作ったスピードナンバーの中では
個人的に一番好きな曲であり、Guソロのフレーズやら曲展開やら
文句なんてつけられない。
先述したGuソロとKeyソロの掛け合いも完璧だが、
Guソロに入る前のGuフレーズも痺れる。

ちょっと飛んで⑥はイングヴェイがこの3rd以降でもよく
作っているが、ちょっとキャッチーでアメリカ市場を意識したような
ポップなナンバー。
個人的には時代がどうあれ、こういう曲も最近のアルバムで
作って欲しいと思うが、難しいのだろうか。

ラストの⑨はGuだけでなく、全パート難易度激高のインスト。
それだけにインパクトは強いが
"Far beyond the sun"に比べるとメロディ的に頭に残るものは
少ないと言えよう。

体型的にもテクニック的にも楽曲的にも
今の時代の彼と比べると、この頃の彼は本当に眩しすぎるくらいに
輝いていた。
様式美HMファンならば、このアルバムは
最早古典。
是非とも聴いて欲しい。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
⑧以外全部。



総評・・・94点
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
温故知新?
こりゃまた随分となつかしいアルバムで、、、
今から10年位前、夢中になって
よく聴いておりました(^^♪
2009/09/23(水) 18:26 | URL | WIDOWのファン #-[ 編集]
こんにちは!

いや~今作は語りどころがたくさんありますね!②は前ベーシスト、
故マルセル・ヤコブを非難した曲でしたね。それをこの名曲に
仕上げきったのはそれだけ怒り心頭でマルセルのことを世に
知らしめたかったのでしょうか?その憎しみたっぷりの歌を
歌うのはあのマーク・ボールズですからね~しかしながらマークは
現在でもほとんど変らぬ強力な歌を聴かせていますね。
ジェフ・スコット・ソートといいホントボーカルさがしは上手ですね!

音が軽いとは良く言われる本作ですが、私は当時の音響等を考慮
すれば全然悪くないと思っています。インギーのギターもまさしく
マーシャルとストラトの音が生々しく響いており逆に心地良いくらい
ですかね。

⑨のインストは私の音楽学校での腕の見せびらかし大会で良く
弾かれており、私を含め皆こぞってコピーをしました。(笑)
当時は結構私も弾けたんですが、もう現在ではひどいもんです…orz

しかしながら本当に強力な作品で捨て曲はなかったですね。
全曲が必聴ですね、各パートがそれこそ異常なレベルの高さ
ですからとても楽しめると思います。

メタリストさん仰る通りこの頃の彼はルックスもカッコよかったですよね~
自分でもイケメンと自負していたようですし(笑)

まぁぐだぐだと書き込み致しましたが、インギーの不朽の名盤
ということで間違いないでしょう!
2009/09/23(水) 18:29 | URL | メタラーまっちゅ #-[ 編集]
>>WIDOWのファンさん

WIDOWのファンさんもこれを聴いていましたか!
意外・・・と一瞬思いましたが、考えてみればメロディアスでクラシカルなHMも好きなんでしたよね。

私もこのアルバムを一番聴いていたのは昔の話ですが、聴きすぎて初代は音飛びが激しくなり
現在、2代目となっています(笑)。
2009/09/24(木) 02:00 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>メタラーまっちゅさん

もう昔の話ですが、
私の好きな"Liar"がインタビューであんなネガティブな内容の歌詞だったと知り、
驚いたものです。まあ、その相手もついこの間亡くなった訳で・・・
イングヴェイはライブでこの曲をやる時に少しは複雑な気持ちになったり
するのかなぁ~と、私をHR/HMの世界に引き込んだ張本人の一人だからこそ
願望交じりの妄想をしたりします。
しかし、メタラーまっちゅさんが仰る通り、彼はシンガーを探すのは上手いですね。
オジーがギタリストを発掘するようなものでしょうか。
グラハム・ボネットみたいな伝説のシンガーから、ヨラン、マッツ、ジェフなど
当時無名だったシンガーまで一人としてハズレがいないというのは凄いです。

私もBURRN!か何かで、本作品の音が軽いとは聞いていましたが
あんまり気にはなりませんでしたね。全パート聴き取り易くて
いいと思います。

"Trilogy・・・"は、やっぱりメタラーまっちゅさんも練習していたんですね。
流石に音楽学校だと上手い人が多いでしょうから、弾ける人も多いのでしょうが
やはり楽に弾けるものでは無いでしょうね。
私もベースでコピーを試みましたが、無理でした(笑)。
昔、ヤングギターかプレイヤー誌に載っていたと思うのですが
彼のバンドのベーシストになるにはこの曲と"Far beyond the sun"が
弾けることが最低条件だったそうです。
あとはピック弾き推奨だったようですが、近年はどちらでも良いのか
あまりそのことには触れないようです。
バリー・スパークスとかも結構指弾きしていましたし。

本作品は個人的な思い入れも強いため、特に高い点数をつけました。
自動車事故を起こす前の彼のピッキングはとても綺麗で
今みたいに雑では無い時代ですからね。
2009/09/24(木) 02:04 | URL | メタリスト #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://goldmetalist.blog53.fc2.com/tb.php/224-75cb7a4c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。