謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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Operation: MindcrimeOperation: Mindcrime
(2003/05/06)
Queensr醇田he

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'88年にリリースされた3rd。

多くのメタラーが、
HR/HMのコンセプトアルバムで真っ先に思い浮かべるであろう
作品がこれでは無いだろうか。
それほど有名なこのアルバム。
私がこのアルバムを聴いたのは'90年代に入ってからで
後追いではあるが、BURRN!の記事にも度々出てきており
「プログレッシブロックとHMとの融合」が為された名盤だ、
という評判は知っていた。
当時はプログレッシブロックも既に私は好きで聴いており
期待して聴いてみたものの・・・
思ったほど、「プログレッシブな」変態的なフレーズが
出てこないことに落胆した。
「どこがプログレッシブなHR/HMなんだ・・・?」と。
(後から考えると、彼らが目まぐるしい曲展開のプログレッシブロックよりも
PINK FLOYDのようなタイプのバンドに
多大な影響を受けていることは
明白なのだが、当時の私はそれがよく分からなかった)

しかし、二度三度とこのアルバムを聴く内に
プログレッシブ云々ということは抜きにして
正統派HMのコンセプトアルバムとして聴くと
凄く楽しめることに気付いた。

素晴らしい出来のコンセプトアルバムは全ての曲を
聴くことで、初めてその魅力を十二分に楽しめるものだが、
本作品の場合、一曲一曲を聴いてみても名曲揃いであることが分かる。

大まかなストーリーは
麻薬中毒者ニッキーが犯罪組織に操られていく
悲劇を描いたもの、だが
より重要であろう、楽曲の感想を書いていくと・・・
SE(と言うか台詞)で占められる①、
そして、長めのプレリュード扱いの②の後
ミドルテンポの③から初めてジェフ・テイトの歌が聴けるのだが、
その歌メロがまず素晴らしい。
彼の持ち味であるロブ・ハルフォードとも比較される
ハイトーンVoで「革命」の名を借りた、犯罪に手を染める
ニッキーの姿を高らかに歌い上げている。
こういう話が主軸ならばジョン・オリヴァあたりが歌っても
いいかな~と思ったが
超人ジェフ・テイトの歌唱力があれば、ドラマはより
盛り上がると言うものだろう。

ミドルテンポばかりの曲が目立つアルバムではあるが、
一応疾走ナンバーっぽいものもある。
⑤や⑨がそれに当たる。
「たった2曲だけか・・・」などと思わないで頂きたい。
これ以外に疾走ナンバーを入れたり、
入れなかったりするとこのアルバムの構成を壊すことに
なるのだ。
要は疾走ナンバーがあるかどうかってことが問題なのではなく、
5曲目に"Speak"、9曲目に"Needle lies"があることが
必須の流れなのだ。
その代わりになる曲など無い。
特に⑨の場合は、前に⑧というストーリーの中では起承転結のうち
「転」にあたる重要な局面で、緊張感を生み出す
効果を発揮しているので。

後半の展開は特に緊張感溢れるもので
⑪⑫⑮あたりはサラッとは聴けずに気合いが入ってしまう。
だから、気軽にBGMにして他の行動は出来ない。
気がそちらに向いてしまうので。
特に⑮なんて、HR/HM史上に残る名曲。
聴く時は正座をして・・・というのはウソですが(笑)
聴き入ってしまいますねぇ。

・・・と言うわけでレビューにも何にもなってないけど(笑)、
QUEENSRYCHEならば、これでしょう。
と言うか、他のを聴いていてもこれだけ聴いていないのでは
彼らの素晴らしさが分からないだろうから。
ストーリー自体は終わり方が救いようもないくらい暗いし、
歌詞カードも英語の歌詞は字が大変小さく、文字を羅列させるように
書いてあるため読みにくいのが玉にキズだが
まずはストーリーは気にせずじっくりと聴いてもらいたい。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①I remember now
②Anarchy-X
③Revolution calling
④Operation: Mindcrime
⑤Speak
⑥Spreading the disease
⑦Mission
⑧Suite sister Mary
⑨Needle lies
⑩Electric requiem
⑪Breaking the silence
⑫I don't believe in love
⑬Waiting for 22
⑭My empty room
⑮Eyes of a stranger



総評・・・91点

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コメント
この記事へのコメント
こんにちは~。
コンセプトアルバムと言えば
ドリームシアターの名盤らと共に絶対に外せない1枚ですよね。

僕はジェフ・テイトの声がそれほど好きでなく
あまりクイーンズライチは得意でないのですが、
このアルバムと次作「エンパイア」は大好きな作品です。

特にこのアルバムはヘヴィメタル然としたプログレナンバーが目白押しで、
記事でも書かれているように一曲一曲が名曲に値するところが◎です。

マインドクライムIIも手に入れましたが
「近作に比べれば悪くなさそうだなー」の感想のままで終わっていて
なかなか聴き込む時間がとれていません。。^^;

メタリストさんはマインドクライムIIは聴きましたか?
2009/11/24(火) 07:25 | URL | たけちよ #-[ 編集]
大作来ましたね~

正直言ってしまうと、私はこのバンドあまり好きではないんですが、
今作だけは話は別ですね。アルバム一枚で見事に起承転結が
表現されている超大作ですよね。

あくまでジェフ・テイトの歌が主役であり、演奏的には多少
変拍子なんかもありますが、大した演奏はしていません。
しかしそれを補って余りある強力な歌が存在しますし、
楽曲のクオリティはとても高いですね~

今作は一度聴きだすと飛ばす曲など一曲もない上、最後まで
聴ききらないと消化不良になってしまうほどアルバムの完成度は
高いと思います。私は今作のライブCDとDVDも所有していますが、
これもまた最高!!

Ⅱも買いましたが、あまり聴いてないなぁ。いい機会なんで
今から聴いちゃいます。

2009/11/24(火) 22:46 | URL | メタラーまっちゅ #-[ 編集]
>>たけちよさん

ジェフ・テイトの歌い方はロブと比べると、若干クセがありますからね。好き嫌いは分かれるかもしれません。
そのクセが少なめなのは"PROMISED LAND"だったりするのですが、あれは曲の方で好みが
分かれるでしょうから、結局本作品か"EMPIRE"あたりが一番好きと言う方が多いでしょうね。私も
"EMPIRE"は好きです。

本作品の曲は一曲一曲が名曲に値すると思いますが、
"EMPIRE"等の他のアルバムと違って順番に聴きたくなる流れがあります。
まあ、それでも"Eyes of a stranger"とかは時々単体で聴いたりもするんですけどね~。

"OPERATION:MINDCRIMEⅡ"の方は買っていませんが、知り合いが持っていてそれで全部聴きました。
正直なところ、音が今風なのはいいとしても曲の印象があまり残っていないので
良いとも悪いとも言い難いですね。酷い駄作だとは思いませんでしたが
"OPERATION:MINDCRIME"の続編を名乗るには少々物足りないと思います。
"Q2K"とかよりは全然いいですけど(苦笑)。
2009/11/25(水) 01:19 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>メタラーまっちゅさん

QUEENSRYCHはVoを除くと、コピー意欲をくすぐられるような挑戦的なフレーズが少ないですし
昔はともかく今ではプログレメタルの中でも凄く大人しい印象が強いですからね。
ただ、このアルバムの構成美は文句の付けようがない・・・というとオーバーかも
しれませんがかなりの完成度の高さですからね。
その点は好き嫌いの多いHR/HMファンの多くの方が認めるところでしょう。

私は収録時間の長いアルバムは、あまり好きな方では無いのですが
この作品は例外です。できるだけ全部聴ける時間がある時にしか聴かないですし
どうしても聴けない時は①~③⑬~⑮は必ず聴くようにします。
まあ、それでも全然消化不良に思うのですがね。
"OPERATION:LIVECRIME"というタイトルでしたっけ?
あのライブVHSは持っていたのですが、ちょっと今どこにあるか分かりません・・・。
メタラーまっちゅさんが保有しているライブDVDを買い直そうか
思案中です。
しかし・・・金が無い・・・。
「Ⅱ」もいずれ買おうと思っているんですが、当分後回しです(涙)。
2009/11/25(水) 01:21 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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