謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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Waiting for the PunchlineWaiting for the Punchline
(1995/01/19)
Extreme

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'95年にリリースされた4th。

いや~、このアルバムが出た当時は大層ガッカリした。
そりゃそうでしょう。
前々作ではファンキーで明るいHRやってて、
前作ではQUEENを意識した大作志向などなど
新しいことをやり続けてきた彼らではあるけれども、
基本的にはキャッチーで皆で歌えるような楽曲を
やってきたのに、それを全否定するかのようなダル~い曲調の
アルバムを作ってくるんだもの。
「EXTREMEもグランジ・オルタナ化したか・・・
EXTREME、終わったな・・・」等と私も思ったし、私の周りの評判も
それはそれは最悪だった。

しかし、気になるのは①でのヌーノのギターリフの
面白さ、そして②のリフの鋭さだ。
チューニングは当時のトレンドなのか、下げてあるものの
とても同時代にグランジブームに流されたHR/HMバンドの
やる気の無いリフではないのだ。
特に②なんかは歌メロこそ、非常にシニカルな雰囲気が
漂っているのだが根っこにはファンクメタルが確かに在るのだ。

それと・・・②はまだやっている方だが、
意図的にキャッチーなヴォーカルハーモニーを排している曲が多いことも
今までの彼らの作風から離れた印象を受けるのだと思う。
確かに歌メロでのキャッチーさは減退して、ダルい雰囲気はあるのだが・・・
②④⑧なんかをよっく聴いてみて下さい。
ね?意外とEXTREMEしているでしょ?
ヴォーカルハーモニーがあまり無いことを除けば。
⑩⑪などは前作の彼らの作風とそう変わらないし
②のGuソロなんてワウの使い方とか
メチャクチャカッコ良くて、彼ららしいファンキーなユニゾンも
ちゃんとやっている。

アコースティックギターメインのインスト⑥もいい。
何と言うか、凄く幻想的で流れるようなフレーズが
聴き手を夢の世界へと誘う・・・とゼロコーポレーション風の
解説もしたくなるというもの(←馬鹿)。

もろグランジ・オルタナティブロック系の曲の③⑤⑦は
正直言って、私にとっては駄目だったが
私よりも幅広く音楽を好まれる方、ギターを弾く方にとっては
何か感じるものがあると思う。
聴きようによっては、'70年代のHRっぽい雰囲気を感じる、と
レビューされる方もいるようだ。

ただ、やはりメロディが弱いというのは否定できないので
名盤と評することはできないかな。
何だかんだで私が本作品で好きな曲も今までのEXTREMEらしさを
求めて、それが失われていないと思った曲ばかりで
彼らが目指していた新しい方向性を決して肯定していた
訳では無いからね。

このアルバムからEXTREMEを聴くのは言うまでもなく
止めた方がいい。
彼らの本質はこの作品にはあまり無いから。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①There is no god
②Cynical
④Hip today
⑥Midnight express
⑧No respect
⑩Shadow boxing



総評・・・81点

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コメント
この記事へのコメント
なんか、全くの同意の記事でしたw
コレ聴いて、一先ずガッカリしなかった人いないでしょう・・・
でも5thはもっとすごい事になりましたし(;゚∀゚)
STARだけはカッコイイのに。

Cynical、Midnight express
が大好きです!
自分はメタリストさんのFAVORITEに⑨Evilangelistを加えただけですねw

でももう1st・2ndの様に戻る可能性低そうですねぇ・・・
2009/11/25(水) 11:39 | URL | koumei #-[ 編集]
こんばんは!

この作品には本当に落胆しましたね~
前作までがとても良い作品を提供していただけに、その落胆
具合は計り知れないものがありましたね~
ホントなんじゃこりゃ~って発狂しましたよ(苦笑)

ただメタリストさんのおっしゃる通り、今作でもこれは
紛れもないエクストリームの作品であり、知らずに聴いても
それと分かる個性は一応はありましたね。

思えばこの辺からですよね、ヌーノが方向性を変えてきたのは。
最新作でもそうでしたが、このころより、より一層メタルの要素は
減退していきましたからね。その後のソロ作も同様な感じでしたしね。
結局はこのバンドはコンポーザーであるヌーノの音楽性がそのまま
音になって出てきますからね。

まだまだ昔の路線で曲も書けるとは思いますし、その実力も十分
備えていると思いますが、いかんせんそれをヌーノがやりたがって
いませんからね。この人がその気にならないとずーとこの路線でしょうね。

ではなぜエクストリーム名義で再結成したのだろうか?
う~ん・・・よくわかりませんね・・・
2009/11/25(水) 22:06 | URL | メタラーまっちゅ #-[ 編集]
>>koumeiさん

前にEXTREMEの記事を書いていたkoumeiさんへのブログへのコメントと内容が
かぶりますが・・・このアルバムの評価はどうしてもこうなりますね~。
BURRN!での評価はどうだったか忘れましたが、それよりも甘いかもしれませんが・・・。

"Cynical"は全然普通のEXTREMEの曲だと思いました。メロディもいいしユニゾンもカッコいいしで
特別に悪い点は見当たらないですよね。
"Midnight express"はEXTREMEでやっている
ヌーノのインストの中では一番いいんじゃないんでしょうか。

9曲目の"Evilangelist"ってどんな曲だったかな・・・と聴きなおしたところ、
この曲もEXTREMEらしさがちゃんとありますね。
サビの歌メロが暗いですけど、Aメロは普通っぽくて3rdに入っていても
おかしくない作風だと思いました。
2009/11/26(木) 00:56 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>メタラーまっちゅさん

SKID ROWの"SUBHUMANRACE"の前例があるので、
もしかしたら、メタラーまっちゅさんがこのアルバムを高く評価するかな・・?と
思いましたが、そんなことは無かったようですね(汗)。
まあ、1st~3rdからすると全く別物のサウンドでしたし、あまりに昔からのファンを無視した
ような作風でした。
3rdみたいなものであれば「ああ、"More than words"みたいな甘いバラードだけじゃなくて
ちょっと大作指向のものや、ジミ・ヘンドリックスみたいな、だけどもメロディアスな
ものをやってみたいのだな・・」と納得もされたと思いますが。
②⑥⑧⑩のような曲は彼らに残っていた昔からのファンに対する良心と言うべきでしょうか。

メタラーまっちゅさんが仰るように、この作品くらいからヌーノがやりたい音楽の質が変わってきて
ソロも本作品と全く同じとまではいかなくとも、あまり目立ったテクニックを使わなくなって
よく言えば玄人好みする、悪く言えば地味な曲調に変わった気がします。
EXTREME=ヌーノがやりたい音楽、という図式が当てはまり
最新作もソロの延長みたいでしたから、ガッカリとまではいかなくとも悪い意味で予想通りだったと
言う方も多かったでしょう。

インタビューを読む限り、あんまりヌーノはトレンドを意識してばっかりという人では無さそうですから
純粋に好みの問題でこういう作風を続けているのでしょう。
ファンのエゴではありますけど、再結成ライブをやって喜ばれるているのは昔の曲をやっている時
が多いのは事実なんですから、そろそろファンサービスの意味も込めて明るい派手なヌーノのギターを
聴きたいものですよね~。
2009/11/26(木) 00:58 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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