謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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Eat Me in St. LouisEat Me in St. Louis
(2000/10/09)
It Bites

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'89年にリリースされた3rd。

このアルバムを初めて聴いたのは大学生の頃。
音楽系サークルのKeyの先輩から、「お前、プログレとか好きなんだろ?
じゃあ、これも好きだろうから何曲かコピーしてみろ。
出来たらバンドでやるぞ」と
半ば強引に聴かされたのが始まりだったが・・・
今ではその先輩に感謝している。
でないと、このバンドを積極的に聴く機会など一生無かっただろうから。
(このバンドは私がHR/HMを一番よく聴いていた
'90年代にはほぼ解散状態で、よく読んでいた音楽雑誌BURRN!は勿論
他の音楽雑誌にも殆ど話題に上ることは無かったのだ)

プログレッシブロックとへヴィメタルの融合した姿は
QUEENSRYCHEとDREAM THEATERを聴いていたから知っていた。
ハードロックとの融合だけであればKANSASそれにRUSHなどを
聴いていたから珍しいとも思わなかった。
しかし、彼らは何というか・・・
そのどれとも違う姿なのだ。
IT BITESらしさは確かに存在するのだが楽曲によって
プログレっぽい曲、ポップスっぽい曲、HRっぽい曲と
色んな顔を見せるという矛盾を持つ。
更にTOTO並みにメンバーの技量が優れていて、HR/HMというフィールドに
収まり切れないくらいメロディ、アレンジセンスにも長けている。
それでいて彼らの楽曲で多重に重ねたヴォーカルハーモニーも
ライブで完璧に再現する・・・とちょっと弱点らしい弱点が
見当たらない凄いバンドなのだ。

・・・と、ここまででこのブログでのSAVATAGE並みに特別扱いをした
レビューをしているため、楽曲の感想に移る(苦笑)。
本作品では、プログレッシブロックっぽさが目立つのは⑪くらいのもので
他の曲はブリティッシュHRよりの楽曲が多い。
プログレッシブロックっぽい楽曲を好む方は2ndの方を
気に入るかもしれないね。

①・・・ヴォーカルハーモニーがイントロから目立つ
グルーヴィかつポップなHRナンバー
非常にリズミックなGuリフを弾き、
ワイルドな歌も歌うフランシス・ダナリー。
彼はこの曲をライブでも余裕しゃくしゃくでやっている。天才です・・・。

再結成IT BITESでも大活躍中のKeyのジョン・ベックのフレーズが
印象的な②は、①同様ヴォーカル・ハーモニーを生かしたバラードだ。
だが、そんじょそこらのバラードじゃない。
英国風味のメロディと、人が生きる上でありがちな事を絡めた
哲学的な歌詞が深い。
③はちょっと力を抜いた曲かな~と思っていたが
どうしてどうして。
改めて聴き直すとギターはかなりカッコいいし、
ベースなんてロックバンドとは思えないくらいファンキー。

④は②同様バラードだが、②よりも穏やかで気軽に聴ける。
⑤はKeyのフレーズがちょっとニューウェーブっぽくて
軽く感じるがブリッジ、サビ辺りの歌メロの作り方は
彼ららしい。

ギターの歯切れのいいミュート音を生かしたへヴィなリフが
特徴的な⑧は、アヴァンギャルドかつキャッチーな
不思議な歌メロが主役。
だが、この曲はこのクオリティにして
日本盤のみのボーナストラックなのだと言う・・・
こんなに嬉しいボーナストラックなんて、他にない。
そのことをさっきライナーを見て
気付き、驚いた。
私は本当に長いことアルバムのレギュラートラックだと思い込んでいたのだ。
信じられないね。日本盤持ってて本当に良かった。

⑨はFATE(マティアス・エクルンドが在籍していたことでも
知られるポップなHRバンド)の楽曲に雰囲気が似ている
胸キュンポップスフレーズが私の涙腺を大いに緩ませた。
(Keyソロの辺りは特に・・・)
本当、こういう曲に弱いんですよ、私は。

個人的に80年代のアメリカの大都会の雰囲気を感じる
クールなメロディがカッコいい⑩、
そして、私がブリティッシュHRの中で5つバラードを挙げるなら
必ず入れるであろう⑪・・・。
人生における悲しみをいつかは溶ける氷に喩えて
歌にした、この曲。
私のボキャブラリーではとても陳腐に見えるこのテーマ。
是非とも歌詞まで含めて吟味して欲しい
超名バラードだ。
フランシス・ダナリーのGuソロも昇天必至の激メロだ。
この泣き・・・ゲイリー・ムーアに匹敵するね。

気が付けば尋常ではないくらい贔屓してしまったが(笑)。
これはプログレッシブロックが多少苦手な方であっても
メロディアスなHRを好まれる方ならば絶対に聴いた方がいいです。
特にブリティッシュHRを好まれる方は是が非でも。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Sister Sarah
②Underneath your pillow
③Let us all go
④Still too young to remember
⑥Murder of the planet earth
⑦Positively animal
⑧Vampires
⑨Leaving without you
⑩People of America
⑪The ice melts into water



総評・・・95点


PS.ちなみにこのバンド、現在はフロントマンが
ジョン・ミッチェルという人物に変わっており
この人もフランシス・ダナリーほどでは無いが
最新作ではGuもVoも
魅力的なプレイをしており、往年のIT BITESファンの
期待を大きく裏切ることは無いだろう。


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コメント
この記事へのコメント
あ、初耳バンドですw
何か、95点つけてるだけで気になりますwww
内容読んで、自分もイケそうなのでチェックしておきますね♪
ありがとうございます!
2009/12/04(金) 21:10 | URL | koumei #-[ 編集]
こんにちは。

今までの色々やレビュー見させていただきました~。
凄い参考になって~で楽しませてもらいました。
誠に勝手ながら、こちらからリンク貼らせていただきました~。
2009/12/04(金) 21:54 | URL | hirokawai #-[ 編集]
>>koumeiさん

記事でも書いていますが、ストレートなメロディアスHRをお好みであれば本作品を
プログレッシブロック寄りがお好みであれば少々長い曲も入っている2ndの曲を、まず
YOUTUBEなどで試聴してみて下さい。
②Underneath your pillow
http://www.youtube.com/watch?v=2dXxjX6KYA4
⑪Ice melts into water
http://www.youtube.com/watch?v=_8Wd6ZrXOKk

上記の2曲が気に入れば、他の曲もきっと楽しめることでしょう♪
2009/12/05(土) 01:08 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>hirokawaiさん

>今までの色々やレビュー見させていただきました~。
>凄い参考になって~で楽しませてもらいました。

有難うございます。
自分にとって、あるアルバムがどういう感想であったかを記録する意味で始めたことも
あり、雑なレビューもいっぱいあったと思いますが・・・(苦笑)。
どんな形でも楽しんで頂けたら嬉しいです。

それと、そちらのブログだけリンクを貼ってもらったのでは悪いので
私の方のブログにもhirokawaiさんのブログのURLを貼っておきます。
万一、都合が悪いようであればコメント欄でその旨をお伝えください。
早急に対応しますので。
2009/12/05(土) 01:09 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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