謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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TyrannyTyranny
(1998/09/22)
Shadow Gallery

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前作"CARVED IN STONE"と違って、本作品では一曲目からいきなり手数の多めの難易度の高い
高速ユニゾン、キメの嵐が聴けるので、彼らを知っている方は大いに驚かれることだろう。

②はプログレメタルと言うよりも、メロディックパワーメタル。
6人ものメンバーを抱える彼らならではの
重厚なアンサンブルと、歌メロ重視の姿勢は
前作から変わっておらず
この曲でのストレートなメロディはプログレメタルが苦手な方でも
惹かれるものが何かあるはず。
また、メンバーの多さから生み出せるのは音の厚みだけでなく
ヴォーカル・ハーモニーもそうだ。
ただしSYMPHONY Xのそれよりも、よりオペラティックであるが
必ずしもクラシカルであることへのこだわりは薄いように感じる。

③のサビでの歌メロのハモりは、
メロディアスなHR/HMを好む方ならその嗜好に関わらず
誰もがウットリする美しさだと思う。
⑤ではKey、クリス・イングルズの弾くピアノの調べを
フィーチュアさせたバラード。
この曲では分厚いアンサンブルが無い分、ヴォーカル・ハーモニーが豪華。
これでVoのマイク・ベイカーの歌にもっと色気があればもっといいな。
⑥もそう、
曲はメチャクチャいいのでジェフ・テイトあたりが歌うと・・・堪らないだろうな。

マイク・ベイカーの名誉のためにフォローしておくと、
彼の歌が下手って訳ではない。
ただこれほどまでに練りに練られたメロディの楽曲があるのだから、
上手い歌を乗せることができれば
もっと良くなると誰もが思うところだろう。
ただそれだけの話だ。

⑧ではジェイムズ・ラブリエが参加しているのだが、
どの辺で参加しているのかちょっと分かり辛い(笑)。
⑨はプログレメタルらしい、ちょっと複雑な曲調。
まあ、歌メロを優先しているのは変わらず、
まとまりのある曲に仕上がっており
前作の収録曲に雰囲気が近いかな。
⑩は女声シンガー、ローラ・ジェイガーが参加している叙情的なバラード。
ローラも上手だが、マイクも負けてはいない。
こういう音域での歌は上手いね。
⑪にはDC.クーパーが参加しているが、
これもどこで参加しているのかよく分からん。

⑫はインスト。GuとKeyの高速ハモりが実に美しい一曲。
⑬はドラマティックだが慌しかった⑫とは対照的に
牧歌的な雰囲気を持ったバラード。
こういう曲を持ってくるのが彼らの個性だ。いくらドラマティックで
美しいメロディが多いバンドであっても、冷たい雰囲気のものばかりでなく
たまには心温まるメロディが聴きたいと思うからね。
実にいいです、こういう演出。

FAVORITEの欄を見れば分かる通り、殆ど全曲好きな曲に入れている。
これは文字通り「どの曲も素晴らしくて、
私が気に入っている」ということを意味するのだが
アルバムを通して聴くとなると、本作品はかなりボリューム過多気味。
だからまとまった時間が無いと、通して聴くのが難しいし
辛くなる。
とは言え、確実に前作を超えた名盤であることは間違いないと思うし
現時点では私にとっては本作品がSHADOW GALLERYの最高傑作だ。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Stiletto in the sand
②War for sale
③Out of nowhere
④Mystery
⑤Hope for us?
⑥Victims
⑧I believe
⑨Roads of thunder
⑩Spoken words



総評・・・92点

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コメント
この記事へのコメント
来ましたねShadow Gallery。

Dream TheaterのImages And Wordsと同時に現れ、Dream Theaterとはまた違った叙情派プログレでこのシーンを引っ張ってきたと言っても過言ではないでしょう。

本作は確かに素晴らしいアルバムですが全部まとめて聴くということはなかなかできませんねぇ。前半の曲ばっかり再生回数が増えてます(笑)

昨年Voのマイク・ベイカー死去という悲劇に見舞われましたが復活作である最新作は素晴らしいですよ。個人的には本作を超えました。
2009/12/15(火) 01:51 | URL | 北欧海老 #-[ 編集]
こんにちは。
SHADOW GALLERYは僕も好きなバンドのひとつですが
たしかにメタリストさんの仰るとおりマイク・ベイカーがもう少し頑張ってくれれば。。ですね^^;
ジェフ・テイトだったらばっちりマッチするでしょうね~。

僕も最新作、入手しましたがよい作品だと思います。
マイク・ベイカーじゃないこと気づいてませんでしたw

2009/12/15(火) 11:59 | URL | たけちよ #-[ 編集]
>>北欧海老さん

このアルバムって、本当にいい曲が揃っているんですが
曲のタイプが偏っていると言いますか・・・
後半になると続けて聴くのが大変なんですよね。
たとえて言うなら長いバラードを連続で聴かされるような感じでしょうか。
昔のバンドだったら二枚組にしていいくらいのアルバムですね
(構成もACT.1、ACT.2と分かれていますし)。

曲の質は前半が特に素晴らしいため、再生回数が増えるのは分かります。
"War for sale"とかは私も特に何度も聴きましたから。

マイク・ベイカーが亡くなったというニュースは初めて聞きました(汗)。
ついでに言うと6thが出ていたのも・・・。
早速チェックしてみます!
2009/12/16(水) 00:36 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>たけちよさん

SHADOW GALLERYの近況を知らなかったので、
マイク・ベイカーへ思いっきり駄目出ししてしまいましたが(汗)。
まあ、あの歌い方が彼の個性だとしても、物足りない部分があったのは確かですからね。
一方でVoハーモニーや歌メロを考えているのが彼であるとしたら、これは一つの才能ですね。
歌メロに関してはDREAM THEATERやCIRCUS MAXIMUSなどよりも、叙情的で
私好みではあります。

最新作を聴いてみて、たけちよさんがマイクだと気付かないということは
新Voは割と声質が似ているのでしょうか。
だとするなら、声質だけ似ていて歌唱力がマイクよりある人ならいいかな~と
不謹慎ながらも思いますね。
2009/12/16(水) 00:37 | URL | メタリスト #-[ 編集]
こんにちは。
最新作で唄っているブライアン・アッシュランドという人はマイク・ベイカーにそっくりだから採用されたのかと思いました。僕は^^;
亡くなっていたのは知らなかったので「あれVo今回いいね」ぐらいの感じでしたから。。(苦笑)
まさに"声質だけ似ていて歌唱力がマイクよりある人"だと思いますよ~。

2009/12/17(木) 06:43 | URL | たけちよ #-[ 編集]
>>たけちよさん

なるほど、新Voは声質が似ているんですね。
VAN HALENにかつて、現EXTREMEのゲイリー・シェローンが加入した時
サミー・ヘイガーとそっくりだという訳ではありませんでしたが、アルバム"VAN HALENⅢ"の
収録曲を聴いてみて、サミーが歌っているものだと誤解した人がいたことを思い出しました。
声質が似ているということはバンドのカラーに馴染むために重要ですからね。
それで上手いのならば、ますます新作が楽しみになってきました。
2009/12/18(金) 00:01 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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