謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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XX
(2002/07/24)
デフ・レパード

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'02年にリリースされた8th。

8枚目なのに「Ⅹ」とはこれいかに・・・?と
思うところだが、これは公式のベスト盤、コンピレーションアルバムを
含めて10作目だから、このようなタイトルが付いている。

彼らは昔からロックバンドでありながら、あまり生演奏っぽい音像に
こだわらなかったが、この作品は問題作6thアルバム"SLANG"に
次いで無機的に聴こえる。

アルバムを作る、ということは
メンバーそれぞれが演奏したパートを編集し、組み合わせて
綺麗に体裁を整える・・・そういう側面があるのは事実だが
それにしても、ちょっとHR/HMと言うにはあまりにも小奇麗過ぎると言うか、
これはポップスって感じだなぁ。
断っておきますが、曲はいいんです。曲はね。
(ちなみに②と⑤は外部ライターによる曲です)

私が本作品を手放しで褒めることが出来ない
一番の要因はドラムかな。
Drのリック・アレンは事故のため、左腕を無くし
身体機能が制限されたためエレクトリックドラムを
多用するようになっているが、それにしても前作はまだ
ロックっぽいドラムサウンドが聴ける曲も多かった。
しかし、本作品では彼の技術云々は関係なく
サウンド・プロダクションそのものが意図的に
生っぽい音を出さないようにしたようだ。
それに伴いベースも打ち込みでもいいようなフレーズが
多くなっているのが寂しいね。
⑨などを聴くと、特にそう感じる。

まあ、そういうオーバープロデュース気味の音像も⑤のような
バラードにはメロディを引き立たせるのに成功しているから
一長一短なのかもしれない。

ロックっぽいLEPSの曲を求める方には、⑥や⑩がいいかもしれない。
これらはアンサンブル、アレンジともにシンプルで
かつ、ヴォーカル・ハーモニーだけは割と豪華に重ねられている
昔ながらのDEF LEPPARD節と言えるからね。

全体通して聴くと、何と言うか・・・集中して聴きこむタイプの
アルバムじゃなくて、BGM的にサラッと聴くのが良さそうなアルバムだ。
何度も言うけれども、それぞれの曲は全然悪くなくて
どの曲からでもシングルカットできそうな出来ではある。
だが、ロックっぽさが結構減退しており
強烈な印象を残す曲が無いため、最初に聴いた時は前半の曲しか
記憶に残らないかもしれない。
そういうことで、この作品はおそらく賛否両論分かれることだろう。
私個人としては、ギターソロが少ないこともあり
「否」になってしまう。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Now
②Unbelievable
⑤Long long way to go
⑥Four letter word
⑩Cry
⑫Let me be the one
⑬Scar



総評・・・83点

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コメント
この記事へのコメント
僕は熱心な彼らの支持者では有りませんでしたが、やっぱり炎のターゲットは素直に好きだし、ヒステリアは名作だと持っています。元々生っぽくない感じはありましたが、アドレナライズで顕著になりましたね。スラングで案の定拒否反応になってしまいましたが、きっとこれも駄目な気がする。聴いてないのに(笑)うむ~いけないとは判りながらも手が伸びない今日この頃・・・。
あ、トライアンフ注文しました。到着が楽しみです!!
2010/02/15(月) 00:51 | URL | ありんこゆういち #-[ 編集]
ですねぇ。
私もこの盤はあんまり聴きこんでないです。味が薄すぎて。
曲がイイのは一聴してわかりますけどもこれならブライアン・アダムスの方がロックだなぁ、と感じました。
プロダクションって大事ですね。
2010/02/15(月) 17:57 | URL | heyzo #-[ 編集]
>>ありんこゆういちさん

"HYSTERIA"も結構作りこんだアルバムでしたが、それでもライブ映えするような曲も多く
"PYROMANIA"の曲と一緒に、アルバムでのアレンジを
そのまま再現したとしてもロックバンドの曲という感じはしますが、
"SLANG"やこの"Ⅹ"はヒップホップのように生のギターやドラムサウンドを録音し
がっちり編集し、組み合わせた感じがして寂しくなりました。
何度も言いますが曲はいいんですけどね・・・。
"SLANG"が全く駄目なら、オススメはできません(苦笑)。

それとTRIUMPHの話ですが、ありんこゆういちさんが聴いて楽しんでもらえたら幸いです。
Amazonで注文し、到着までがわくわくするんですよね♪
私も今月、購入したCDがいくつかあるので楽しみです。
2010/02/16(火) 00:47 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>heyzoさん

彼らはロックバンドであるこだわりを捨てた訳では無いと思いますが、彼らほどビッグなバンドに
なってしまうと、売れ線を意識しない訳にはいかず
常に新しいファンを獲得するために、より聴き易く大衆的な音像を目指した結果が
こういう作風なのでしょうかね。
このサウンドプロダクションでは、ロックバンドのアンサンブルという感じがあまりしないのは
問題ですね。確かにこれではブライアン・アダムスの方がロックに聴こえます。
まあ、逆にここまで作りこまれたアルバムの曲をライブで、どうやっているのかに興味も沸きますが。
2010/02/16(火) 00:48 | URL | メタリスト #-[ 編集]
これは自分もちょっと結論言うと『否』ですね~
ファン専用!ともしがたい気がしました(;゚∀゚)

なんか・・・形容すると安物ガラスのシャンデリアみたいな印象でした。。。
サウンド自体はどんどん『アナログ』から離れていってしまってる気がします。
まあ、良くも悪くもクラークの事や産業的裏背景が有る彼らなので
仕方ないんですが・・・

ギターも・・・あまり印象ないままさっきPC見たら
入れておらずに売ってしまってましたねw
案の定、手元に残ってるのは3~5thでしたw
2010/02/16(火) 10:28 | URL | koumei #-[ 編集]
>>koumeiさん

>形容すると安物ガラスのシャンデリア

それはおそらく、人の演奏によるロックバンドっぽいアンサンブル感とでも言いましょうか、
そういうサウンドプロダクションをしていないことが原因でしょう。

HR/HMのフィールドにいるバンドで、
彼らほど生音・生演奏をきっちりと編集してアルバムを作るバンドは
いないと思いますが、それも程度の問題なんですよね。
私はそういうバンドは基本的に好きではないのですが、DEF LEPPARDは例外であり
メロディセンスがブリティッシュHRのそれであったり、フィル・コリンズのGuが好きだから
問題作と呼ばれても聴いています。

しかし、そのフィル・コリンズのGuソロも結構減っていますし、何よりもうちょっと「アナログ」感が
欲しいですよね。
せめて前作"EUPHORIA"くらいであれば、全然OKだと思っているんですが。
2010/02/17(水) 00:42 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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