謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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South of HeavenSouth of Heaven
(2007/07/24)
Slayer

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'88年にリリースされた4th。

「前作"REIGN IN BLOOD"を超えるアルバムは
そうそう作れないと分かっていたから、敢えて曲のテンポを
落とした」
と、
メンバーのトム・アラヤかジェフ・ハンネマンが
そう言っていたそうだが、その言葉通り
前作と比べるとテンポの遅い曲が揃っている。
ただ、勘違いしてはいけないのは「遅い曲ばかり目立つ」訳では無く
どちらかと言うと、テンポ的にバラエティに富んでいると
解釈した方がいい。
何故ならば一曲の中でテンポが変わったりする曲もあったり、
これまで以上に速い曲も約一曲収録されているので。

①はテンポこそ遅いが、実に禍々しいメロディの曲。
速いだけではなく、彼らはこういう曲を作れるから
今のデスメタル、ブラックメタル勢にも今なおリスペクトを
受けるのだろう。

でも、まあ何だかんだ言ってもスラッシュメタルバンドには
速い曲を求めるのは自然な訳で、②や⑥、⑧のような疾走ナンバーを
求めるものだろう。
これらは彼らの曲としては、メチャクチャ速い曲という訳では無いが
(⑥は速い方かもしれないが)
落ち着いてGuソロもじっくり聴ける
スラッシュメタルとしては標準的なテンポの曲なのだが
ジェフとケリーのGuソロも含め、実にアグレッシブで邪悪なムードが
漂っている。
⑥はリフやGuソロのみならず、曲の展開、構成ともに秀逸。
全スラッシュメタルファン必聴の一曲!

③は最初、テンポ遅めだが後半速くなる曲。
普通は後半の速くなる部分が好まれるのかもしれないが
前半のテンポ遅めの部分の方が私は好き。
Guリフも面白いしね。
④はSLAYERがBLACK SABBATHの曲をやったような感じがする。
速さはそこそこなんだけど、デイブ・ロンバードの
テクニカルなドラミングが楽しめる。
⑨はJUDAS PRIESTの"Dissident aggressor"をカヴァーしている。
さらっと聴いているとカヴァーとは分からないくらい
このアルバムに馴染んでいる。

まあ、通して聴いてみると前半にいい曲が固まっていて
後半はカヴァーもあり、遅めの曲で締めていると
いうこともありで印象が薄めに
感じることもあるけれども、
SLAYER入門編としてはむしろ3rdよりも
本作品かこの次の"Seasons in the abyss"がいいかもしれない。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Silent scream
③Live undead
④Behind the crooked cross
⑥Ghost of war
⑧Cleanse the soul



総評・・・84点

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コメント
この記事へのコメント
実は私も次回の更新ようにスレイヤーの1stをレビューし終え
下書きに保存している状態です。丁度、昨日時間があったもんで
書いたのですが、作品は別とは言えまたネタ被りするところで
したねwスレイヤーと言えば自分的には1stが一番衝撃的でした
のでそちらをレビューしてみたのですが、この衝撃的とは色々な
意味がありまして、まぁ次回の更新時に読んで頂ければどういう
ことかは分かるかと思うのですが、私のほうはなかなか厳しい
レビューとなっております・・・。

今作くらいからですかね、仰る通り楽曲テンポに変化を
付け始めましたよね。スピード一辺倒からどっしりとした
へヴィネスを感じさせる楽曲を作りだしましたね。

『テンポを落とした』これって実はライブでの体力面が実は
関わってないですかねぇw 私も学生時代のライブでメタリカ、
メガデス、パンテラと数曲ずつやったことが何度もあるのですが
もうピッキングする右腕がマジで限界を感じるんですよね~。
まぁそれだけその時は私の腕が貧弱なだけだったかもしれませんが、
彼らもライブの合間にちょっと一休み的な曲が欲しかったんじゃあ?
なんて少し勘ぐってしまいますね~w彼らの曲は16分の刻みの
連発ですし、私が再現したら恐らく右腕崩壊しますねw
まぁケリーとジェフの腕の太さみたらやっぱりそんなことでは
ないかも知れませんが。
2010/02/19(金) 18:16 | URL | メタラーまっちゅ #-[ 編集]
『REIGN IN BLOOD』が、あまりにも強烈だっただけに、
本作の"存在する意味"はよ~くわかります。
でもって、それを通り越して次作が
SLAYERのもっとも愛すべきアルバムだと思っています!!

2010/02/19(金) 22:43 | URL | hirokawai #-[ 編集]
>>メタラーまっちゅさん

失礼ながら、メタラーまっちゅさんがSLAYERの1stをじっくり聴いてレビューした
というのがとても意外でした。いや、変な意味では無いのですがメロディアスな音楽や
ギター的に面白い(と思われる)音楽を好んで聴くイメージがあり
SLAYERの1stはそのどちらの要素も無いように思ったので・・・。
いや、まあそんなことよりもネタ被りしてたら、それはそれで面白かったんですけどね(笑)。
メタラーまっちゅさんがどれくらいの点数を付け、どんなレビューをされるかは
楽しみですけど、私がレビューしてもあれはちょっと厳しい点数を付けると思います。

これはSLAYERに限った話ではないのですが、スラッシュメタルバンドのアイデンティティは
速さとリフにある、と考えておられるスラッシャー諸氏も多く
とりあえず頭が振れる曲が多ければ名盤と考えられる傾向にあるのですが
私は、同じテンポ、リズムパターンの曲、似たキー・メロディの曲が連続すると
退屈するんですよね(汗)。
ですから、SLAYERにしてはテンポ・リズムパターンに変化を付けた本作品と次作は
凄く聴き易いんですよね~。だからへヴィネスもSLAYERに関しては言えば大歓迎です。

テンポを落とした理由は体力面が関わっているかもしれない・・・ということですが
どうですかね・・・このGu二人は並の手首をしていませんからね(笑)。
それに結構最近の作品でもデタラメに速い曲をレコーディングしたりもしていますし、
時にはDrだけが速くて、Guは刻まないタイプのリフをやれば
ある程度誤魔化しもききますから(まあ、彼らの速い曲は例外なく刻んでますけど・・)。
2010/02/20(土) 01:06 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>hirokawaiさん

ヘッドバンギングできるような曲を突き詰めると前作のようになり、それから新しい
アルバムをまたスピード重視で作るとなると、二番煎じの印象がありますからね。
そういう意味では、このアルバムが作られたのは必然なんでしょうね~。
私としてはほぼ同じ評価にしましたが、hirokawaiさんのようにスラッシュメタルを
よく聴いている方にとっては、本作品よりも"SEASONS IN ABYSS"が
人気があるみたいですよね。
私もこれを機会にまた"SEASONS IN ABYSS"を聴きかえしてみます。
2010/02/20(土) 01:07 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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