謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
MasqueMasque
(2008/02/01)
Kansas

商品詳細を見る


'75年にリリースされた3rd。

だまし絵みたいなジャケットが面白いこのアルバム。
音楽的にはプログレッシブロック的なサウンドを使いつつも
やっていることはHR色が強い。

①なんかは普通にハモンドオルガンをフィーチュアさせた
'70年代によくあるタイプのメロディアスHRだし、
②はSTEELY DANっぽい、黒人ノリの渋いHRをやっている。
次作の"LEFTOVERTURE"から先に聴いた私のようなリスナーに
とっては
①はともかく、②には大いに戸惑うことだろう(笑)。

このアルバムの一番の聴き所である、③は期待通りで
ロビー・スタインハートのバイオリンがアンサンブルに絡み
玄妙なサウンドを生み出す様は、これぞKANSASと言ったところでしょうか。
④は、スティーブ・ウォルシュの歌メロはストレートだが
演奏陣はプログレッシブロックそのもの、というサウンドだ。
Keyの音なんて、正にそんな感じかな。

⑦はプログレッシブロックファンならイントロで痺れるんじゃないかな?
いや、そんなに変態的な演奏をしている訳じゃないけど
このハモンドオルガンの音と、バイオリンの音の組み合わせって
'70年代のシンフォ系プログレッシブロックがよく
やっていて、好きな人にはたまらないのだ。
まあ・・・興味が無い人には古臭く感じるだけかもしれないけど(苦笑)。

ラストの⑧は完全にプログレッシブロック。
前半ではどうなることかと思われる方も、この曲では
KANSASに求めるものが十分に得られるだろう。
ドラマティックな展開、高い演奏力に裏打ちされた
緻密なアンサンブル、音楽的な引き出しの奥の深さといい・・・
素晴らしいね。

メロディの質で見れば、次の作品の方が人気は高いと思うが
KANSASが好きならば①②を除いて、全て好きになれる
アルバムだと思う。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①It takes a woman's love (To make a man)
③Icarus (Borne on wings of steel)
④All the world
⑤Child of innocence
⑦Mysteries and mayhem
⑧The pinnacle



総評・・・87点

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
お、邦題「仮面劇」というやつですね。

聴こうと思ってもイタリアンプログレ辺りに手が伸びてしまうため実はこのバンドはあまり聴いたことがないんですが割と評価高いですよね。大所帯で独特なメンバー編成ってのも面白いです。でもアメリカ人がユーロプログレっぽいことをやるって…。
2010/02/20(土) 13:37 | URL | 北欧海老 #-[ 編集]
>>北欧海老さん

インギーやDREAM THEATERが"LEFTOVERTURE"に収録されている
"Carry on a wayward son"をカヴァーしているので
オリジナルをあまり聴いたことが無くても雰囲気は掴めると思いますが、
いわゆるプログレハード勢の中でも、アルバムはハイソな雰囲気が漂っていますが、
ライブ映像は結構HRな印象を受けると思います。
特に、Guは'70年代のブリティッシュHR並の熱さがあります。

で、仰る通りKeyの音作りとかは完全にユーロプログレの趣きがあるんですよね。
特に本作品「仮面劇」では。
こういうところがSTYXやRUSHらとはちょっと違いますね。
しかし、本格的なイタリアのプログレをあまり聴いたことのない私が言うのもなんですが、
プログレッシブロックって、突き詰めるとどんどんロックから離れた音楽になる気がします。
民族音楽とかフォークとか、ジャズなどに・・・。
まあ、それでも曲が良ければ別にいいんですけどね。
2010/02/21(日) 00:58 | URL | メタリスト #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://goldmetalist.blog53.fc2.com/tb.php/366-3cff002c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。