謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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今月号のBURRN!でも触れていたが、伊藤政則氏はよく
CD・レコード店での売り上げが全世界的に厳しいものであり、
アーティストがレコードの売り上げにこだわらない、販売戦略を立てている・・・と
いった旨の事を言う。

そうなのだ。
私のように、「ダウンロードでは物足りない、
やはりアルバムはCDやレコードのように現物が無いと寂しい」という
古いタイプのリスナーは日本ではまだそうとは言えないまでも
世界的に見ると減っており、
「ジャケットやライナーは要らない、音を聴くことができればいい」という
リスナーが多くなっている。
そのことについての良し悪しを議論するつもりは無い。
良い音楽を不便なく楽しむことができる状況ならば、
それがどんな形であっても構わないと私は思っているから。

個人的な事情でCDショップに足繁く通う暇が無くなり、ネット通販を
多用するようになった私が偉そうに言えることではないが
CDショップに行って、アルバムを手に取ったりして
購入を迷う時程、音楽ファンにとって楽しいことは無いのではないか?

上手くは言えないが、ある意味聴く瞬間よりも迷っている時の方が
楽しいと思えることが私にはある。
試聴をして、ある程度中身が分かっていても、全曲を試聴できる状況は
滅多に無いので
アルバムの全体像(アルバムを全曲通して聴いた時の印象)は
自分が所有しないと把握できない。

しかし一度そのアルバムを買うと決断し、レジに持っていって金を払うことで
晴れて自分のものとなり、全体像を把握できることになる。
この状況はまるで、訳あって吉原で働く綺麗なおねいさんを大金で身受けする
悪そうな豪商やお武家さんみたいですね(苦笑)。

閑話休題。

そのCDショップでの思い出が学生時代からいくつもある、私としては
ダウンロードが流行ろうと廃れようと、CDショップが無くなることが
無いだろうけど、お店の数が減るのはやっぱり哀しいと思う。



たとえば、私は昔
HR/HMの輸入盤に対する憧れがあった。
何故かと言うと、BURRN!誌のアルバムレビューの後ろの方に
輸入盤がレビューされているのだが
そこに書かれてあるアルバムは、私が住んでいる地元では
殆どの場合、売っていないため買うことができない。
買うには通販で買うか、日本盤になるのを待つしかないのだ。
そこで、私は悔しいので通販で買うのではなく
まだBURRN!にも載っていない、別の外国のミュージシャンを発掘しようと
思った訳だ。
しかし、BURRN!も日本で唯一のHR/HM専門誌だけあって
割とその時期に出た輸入盤で良いクオリティのものは、抜かりなく
レビューされていることが多い。
ただ・・・それはアメリカとヨーロッパに限って、の話だ。

そこでアジアはどうだろうかと思って、私は
地元のCDショップの輸入盤コーナーで一度、謎の中国人の
アーティストのアルバムを買ったことがある。
よほど売れなかったのか、投売りされていて
3枚で1000円のコーナーにあったものを買って聴いてみたら
アーティストの写真はHRっぽいルックスだったのに関わらず、
中身はただのポップスで、しかも凄くつまらなかった・・・。
速攻で売りに行ったことは言うまでもない。

まあ、今の若きメタラーにとっては
「何故、試聴をしなかったんだ?馬鹿乙!」とか
言われることだろうが、なにぶんこれは15年以上前の話であり
ネットは当然無く、CDショップでの
試聴も限られたブースにあるものしか出来ないのだ。
試聴ができるとすれば、一部の中古CD屋くらいのもので
そこでも試聴をすれば、気に入らなくても何となく何か買わなければ
いけない気分になる。
そんなチキンな方(たとえば私とか)もいるでしょう?
その中国人アーティストの件もあったので、いきなりジャケ買いをするのは
大人になるまで止めようと思った。

それならば、せめて試聴はできなくても
どんな音楽かを店員に訊いてみようと思った訳だ。

運良く、私がよく通ったCDショップに
私が高校の時から知っている女の子がバイトをしていた。
勿論、彼女は私が誇り高きメタラーだということも知っているため
その時手に取った
ちょっとだけメタルっぽいアレな格好をした

中国人のバンドのアルバムがどんな音楽性なのかを
気軽に訊くことができたのだ。

※以下の会話は勿論、15年以上も前のものなので
「大体、こんな会話があったんだなぁ」くらいに解釈して下さい。


私「これってさあ・・・試聴はできないよね?」

店員「うん、ゴメンそれは無理」

私「どんな音楽かは分からない?」

店員「あっ、それは分かるかも。ちょっと待っててね」

・・・数分後。

店員「お待たせ~。大体分かったよ」

私「ありがとう!・・・で、どんな感じだった?」

店員「ん~とね、ロックだったよ!」

・・・正直なところ、私が訊きたかったのは
「どんなロックだったか?」ということだし、
一応、そういう突っ込みも入れたのだけれども
ロックにどんな種類があるのかもよく知らない彼女のこと、
あまり私が求める要領を得た答えは返ってこなかった。

しかし、彼女が浮かべた純真無垢な笑顔を見ていると、
汚らしいメタラーである私の欲望を

ストレートに彼女にぶつけた私が下衆であり、
多くを求める私が悪い・・・そんな気がした。
(まあ、ただ単に気を遣い過ぎただけなんですけどね)

で、結局は己の野生の勘

私に「買ってくれ!」と訴えかけるジャケットを信用して
購入!

オチを言うまでも無いと思うが
その後、しばらくの間、自分が信じられなくなった・・・。

・・・とまあ、CDショップが無くなると
こんな思いはしたくとも出来ないし(と言うか、したいとは思わないか・・・)
若かりし頃の私のような冒険者も数が減ることだろう。
若い内はこういう冒険をした方が
社会勉強になるし、是非ともすべきなのだ!(←勿論、嘘です)

冗談はほどほどにして、店員さんと仲良くなると
結構面白いことは多かったりする。
このCDショップでは無いけれども、学生時代に通っていた
中古CD屋では凄く音楽に詳しい店員さんと仲良くなって
色々音楽のことを教えてもらったりもしたし
(そのエピソードはまたの機会に書きます)
そういう体験と言うのは、ダウンロードが主流になってくる音楽市場では
生まれない。
そういうのって寂しいですからね・・・。

ってことで、メタラーの皆さん。
ネット通販、ダウンロードもいいですけど
HR/HM専門店に通えるほどの町に住んでいるのならば
CDを買いましょう!
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コメント
この記事へのコメント
ipod世代ですね。僕もipodを多用していますから、
現代の若者には、音源があればそれで良いんでしょうね。
僕らのような人間は、ipodで聴こうが
現物がなければもの足りません。
最近は通販を多用していますが、
ジャケットを見て購入する楽しさ、
届いたときの喜び…何とも言えません。

みなさん、CDやレコードを買いましょう!!
2010/03/27(土) 21:51 | URL | hirokawai #-[ 編集]
自分の場合ももうAmazonが主になってしまいましたが
地元のタワレコは月イチで行ってますw
その方がパッと見で色々見れますしなにより現物見た方がゾクゾクしますよねw
でもソコでも買うもの決めたら、ブックオフ行くか家帰ってAmazonという
セコイ男でもあります!w

いや~女性店員さんとの話はてっきり、こ・・・いや、何でもないです。。。
でもゲスい行動ではないですよ!いやゲスいとは書かれてないですね
自分もどれだけの人数を苦笑いさせたことかwww
ピュアなロッカー・メタラー心がちょっと出ただけですって!キリッ!

とりあえず言いたいのが、CD買ってくれないと仕事上困る自分
時代はもうCDじゃないのかも知れないことは
否定しにくくなってきましたね・・・
カセット・レコードからCDに移り変わった様に
CDからダウンロード、もしくはスマートメディアに切り替わるでしょう・・・
自分はCDを売り飛ばせる男でもありますが
でも、最低でも『歌詞カード』だけは残ってもらいたいです!( ´;ω;`)
ダウンロードだけはホント味気ない!
しかしCDが最近『ムダに高いモノが多い』と感じるのも
巷での一つの理由かもしれません・・・
ナカナカ難しい問題ですね~。。。
2010/03/28(日) 00:27 | URL | koumei #-[ 編集]
>>hirokawaiさん

音質で考えると、ipodでの音質の劣化は人間に聴き分けることが困難なレベルだそうですから、
CDが無くてもいいと思うものなのでしょうか。中身だけを考えると確かにそれで
いいのかもしれませんが、やはり味気ないですよね。
歌詞カードやアルバムジャケットもネット上で閲覧は可能なので
何故CDの方がいいのか、上手く説明できないですけど
ダウンロードだと物足りない気持ちがあります。

昔からの音楽ファンはCDジャケットでは小さくて味気ない
LPサイズのデカいアルバムジャケットが無くなったのが寂しい、と仰る方もいるようですから
その気持ちは更に強いかもしれません。
2010/03/28(日) 01:46 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>koumeiさん

Amazonは安くて魅力的ですが、現物が置いてあるタワレコに行った時の方が
本当にドキドキしていいですよね!
何でなんでしょうね?
これは写真で見てホステスさんを選ぶか、実物を見て選ぶか、との差異のような
ものでしょうか?
・・・あっ、自ら下衆な喩えをしてしまいましたね。
こういうところで人の人間性が垣間見れるんですよね(笑)。

それはともかく女性の店員さんは、
大学時代のバンドの先輩の妹さんで、私が手を出してたら殺されてます。
まあ、冗談ですが(笑)。結構長いことお付き合いしている彼氏の方がいましたし
音楽よりかはプレステとかを一緒に酒飲みながらやってましたよ(勿論、彼氏同伴で)。

koumeiさんは音楽業界の関係の仕事に就いているのでしょうか?
詮索する訳ではありませんが、koumeiさんのような立場の方がCDの売り上げに関して
危機感を持っているということは、いよいよ本格的みたいですね。
そう言えば、今はRAGEの新譜といい、やたらCDに対しての初回限定盤の特典が
豪華だったりもしますが、そういう業界の事情が関係しているんでしょうか。

まあ、ダウンロードだけだとアルバムジャケットとか歌詞カードとか
CDにしか付いていない本物の特典と言いましょうか、そういうものが無いのは
本当に寂しいです。
他の方のコメントで書きましたが、歌詞カードの代替はネットでもある程度までは
可能とは言え・・・現物があると何かが違うと思います。
それが何かは説明が難しいのですが。
2010/03/28(日) 01:47 | URL | メタリスト #-[ 編集]
東京から引っ越して半端な田舎に居るものですから、近所にCD屋も楽器屋も無い状態になってしまったので、東京に出た時にはその辺りを一人で練り歩くのが楽しいです。
昔は用も無いのにレコード屋(CDしか無くっても呼び名はこれでした)に入り浸っていましたよね。お金も無いのにジャケットと曲目だけ眺めて歩いたりして楽しんでいた時代が懐かしいです。
先日廃盤になっている「Dizzy Mizz Lizzy」のティムのソロアルバムがどうしても欲しくって初めて音源ダウンロードしてみたのですが、やはり一抹の寂しさがありますね。いいアルバムであれば有るほど現物が手元に欲しいと思います。
2010/03/28(日) 09:55 | URL | ありんこゆういち #-[ 編集]
ワタクシの世代になるともうダウンロードが出始めた頃なんで音楽はよく聴くけどCDを買い漁ることはあまりないという人が多いですね。正直ワタクシ自身も「音源が良ければOKじゃない」とあまりCDを買うほうではありませんでした。TSUTAYAをよく利用してましたね。

しかし偶然Megadethのベスト盤(2000年発の方)をレコード店で試聴し衝動買いしたことにより「これを手元に置けるなんて素晴らしいことじゃぁないか」と思うようになってしまいました(笑)(そしてこれがMegadethとの馴れ初めでしたw)

現在活動しているアーティストを応援するなどと言っていても結局はアナログ人間の自己満足という見方もありますがこれはやめられません(笑)現物はデータと比べて存在感が違います。

それとワタクシは結構データクラッシュの憂き目にあってるので信用出来ないというのも根底にありますね。
2010/03/28(日) 15:19 | URL | 北欧海老 #-[ 編集]
>>ありんこゆういちさん

私も学生時代、用も金も無いのにCD屋にはよく行きました。
それも学ラン姿で部活の帰りなんかに週2~3くらいの
ペースで来ていたので店員さんからすると迷惑だったろうなぁと思います(苦笑)。
輸入盤コーナーで新古品のような売れ残ったアルバムが3枚で1000円のコーナーを前にして、
数十分も考えた挙句、買わなかったりなんてことはザラでしたから・・・。

ティムのソロアルバムの話が出たので、思い出したのですが
DIZZY MIZZ LIZZYは再結成していながらニューアルバムは出していないので、
せめて、それをきっかけにティムのソロアルバムの分だけでも
再発して欲しいと思いました。私も持っていませんし、現物を手にすることで
ちょっとした達成感(?)とかもありますからね!
2010/03/29(月) 00:48 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>北欧海老さん

偏見かもしれませんが、音源があればOKという人ってHR/HMとかじゃなくてJロック・Jポップ系を
聴く人が私の周りには多いイメージがあります。
作品を手に入れるとか、そんな重いイメージではなくいつでも手放せる
気軽な感じ、とでもいいましょうか。一生ものの音源と考えるのではなく
新しく、聴きたい音楽ジャンルがある場合にちょっとダウンロードするというスタンスであれば
それも凄く便利かなぁ、と思いますね。
万一、データが破損していてもこれならば精神的ダメージが比較的小さい訳ですし。

あと、ダウンロードと言うかレンタルは私も昔はよくやっていました。CDを何枚も買うよりも
そうした方が安く付きましたし。
・・・考えてみれば、押入れにレンタルしたCDをダビングしたカセットテープが結構あって
その中にはCDで買いなおすには入手困難で高価なものがあります。
そういうものを気軽に聴きたい時にもダウンロードの方がいいかもしれませんね。

青臭く、ミーハーな話かもしれませんが
現物を持っていると、そのアーティストにより近づいたというか優越感みたいなものがあるのは
ちょっとしたコレクター気質なのかもしれません。
何となく、コレクターとか思われるのは嫌なんですけど・・・
既発音源だらけのベスト盤であっても、それでも欲しくなる気持ちが確かにあるんですよね~。
北欧海老さんにそういう意識がどれほどあるかは分かりませんが、私には中途半端に
コレクター魂があるといわざるを得ません(苦笑)。
2010/03/29(月) 00:50 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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