謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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Blue MurderBlue Murder
(1990/10/25)
Blue Murder

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'89年にリリースされた1st。

ジョン・サイクスがWHITESNAKE脱退後に組んだバンド。
結成当初はコージー・パウエルやトニー・マーティン、レイ・ギランが
いたこともあったという。
そのメンバーがいればそれはそれで凄いものが聴けたかも
しれないのだが、本作品を作った時メンバーはジョンと
カーマイン・アピス(Dr)、トニー・フランクリン(Ba)に落ち着いた。
・・・冷静に考えれば、Voはともかく演奏陣はこちらの方が
良いものが出来るだろうし、実際いい作品を作った。

WHITESNAKEのアルバム"WHITESNAKE"から漏れた曲から
構成されているかのように、件のアルバムの収録曲のタイプと似た曲が
揃った本作品。
2nd程は一聴してインパクトの強い曲ばかりでは無いが、
アルバムの出来はこちらが上だと思う。

①からして、トニー・フランクリンとカーマイン・アピスという
凄腕のリズム隊がいい仕事をしている。
ドラムのオカズはまるで崖崩れのようにけたたましく、実にHR向き。
それとジョンがGuソロを弾いているバックで、Key以外に聴こえるのはBaのみで
あることが面白いと思った。
普通はトリオであってもGuを重ねて入れていたりもするのだが、
その辺はライブを意識してそうしており、
また、「リズムGuなど無くても大丈夫」ということなのだろう。
しかも、そのベースラインはボトムを支えるだけでなく
時には歌っているかのように艶かしいメロディが奏でられている・・・。

②はWHITESNAKEの"Still of the night"を
ダーティかつ、グルーヴィにしたような曲。
この曲と⑦でのジョンのGuはBLUE MURDER作品中では、かなり好きな部類に入る。
ジョン・サイクスがそこまで好きではない私ですら
これらはグッと来たからね~。
④はアルバム"WHITESNAKE"のスタイルから離れた、だけども
ブリティッシュHRのスタイルを頑なに固持した曲。
アコースティックGuによるバッキングと、非常にポップなサビの
歌メロが特徴的。
こういう曲は当時、アメリカなんかでは全く売れないと思うのだが
HR/HMファンには大いに歓迎されたに違いない。

⑥と⑦は真相は分からないが、ジョンが以前から温めた曲とかではなく
これは純粋にBLUE MURDERのために作った曲だろう。
⑦のようにBaによるグルーヴィなバッキングが核と
なっている曲はトニーが一緒にいないと、発想としては思いつきにくいだろうからね。
もし、そうじゃないとしたらジョンはBaラインを考えるセンスを
一流のベーシスト並に持ってなきゃ説明が付かない。
⑨はアルバム収録曲中、最もGuがハードな曲。
リズム隊は大人しい分、Guが際立って元気良く聞こえる。
Guソロ前の展開はTHIN LIZZYの"Cold sweat"を参考にしているのかも
しれないが、歌メロはなかなか面白い展開だ。

全編通して聴くと分かるが、捨て曲らしい捨て曲は特に無い。
しかし、2ndと比べると一度目に聴いた時のインパクトが劣り
少し渋い。
だが、聴き込む内に良さがじわじわ分かってくる名盤なので
じっくり集中して聴ける時に聴いてみよう。
そうすれば一度このアルバムを手に入れた方ならば
「売ろう」とはしないはずだ。
(一時期、私の地元ではこのアルバムが中古市場に
溢れていた。物の価値が分からないのか、
よほど金に困ったのか知らないが、我が故郷ながら嘆かわしい・・・)



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Riot
②Sex child
③Valley of the kings
④Jelly roll
⑥Out of love
⑦Billy
⑨Black-hearted woman



総評・・・91点

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コメント
この記事へのコメント
ブルーマーダーの「jelly roll」が好きで以前ブログに紹介した事があります。
ジョンサイクスはギターはもちろん、歌も上手ですよね!
このアルバム欲しいんですよ!
実はもらい物のテープしか持ってなくて聞けないんです(;_:)
また聞き直したいアルバムです。
2010/03/24(水) 10:23 | URL | ままあや #-[ 編集]
我が青春のアルバムTOP10に入るものなんですよ。ここで紹介されるの待っておりました!!僕は彼に憧れてレスポールを買ってしまった口なので大好きなのです!
このアルバムは定期的に聴いているので僕の中では今でもリアルタイムな音源なんですよね。もちろんセカンドも名盤だと思うんですが、このとっつきの悪い感じというか、孤高な感じの作りが大好きなアルバムです。
2010/03/24(水) 13:14 | URL | ありんこゆういち #-[ 編集]
>>ままあやさん

"Jelly roll"って、ゆっくりとした展開の辺りが特にドラマティックでいいですよね!
前半からの流れから、そこまで通して聴いていると、自分は男性ですが思わずウットリします(笑)。
ジョンの歌には、BLUE MURDER結成当初は誰も特別に期待をしていなかったと思うのですが
リアルタイムで聴いていた人にとっては、彼がここまで歌えるというのは
嬉しい誤算だったのではないでしょうか。
今はあんまり声が出ないようなのでそこは残念ですが、Guは衰えてはいないようなので
専任Voでも雇って、新生BLUE MURDERとかやるといいな~と思います。

そういえば、BLUE MURDERの1stは近所のブックオフとかでも見なくなりました。
2ndは変わらず300円くらいで叩き売られてますけど(笑)。
まあ、多分今でも1stは安価で売られていると思いますので、探して是非聴いてみてください♪
2010/03/25(木) 00:33 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>ありんこゆういちさん

おお、ありんこゆういちさんはレスポールをお持ちでしたか~。
しかも、ジョンに憧れて・・・ですか!
好きなミュージシャンが持つ楽器を持ちたい気持ちっていうのはよく分かります。
私も実際に買いはしませんでしたが、ビリー・シーンに憧れて
YAMAHAのビリー・シーンモデルのベースを買おうか、かなり迷いましたからね~。

・・・とまた話が逸れましたが(笑)
BLUE MURDERは2ndを先に聴いたためか、
私が聴いている回数としてはこの1stの方が少ないのですが
多分順番に聴いていたら、1stの方が多くなったと思いますね。
こういう言い方はあまり良くないかもしれませんが、
このアルバムは「玄人好みのする」ブリティッシュHRですよね。
分かりやすい疾走ナンバーがあったりする訳ではありませんが、2・4・6・7曲目のように
何度も聴く内に頭にこびりついて離れなくなるメロディが多い、
そんな中毒性の高いアルバムだと思います。
2010/03/25(木) 00:34 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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