謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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PainkillerPainkiller
(2002/03/20)
Judas Priest

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'90年にリリースされた12th。

このアルバムはJUDAS PRIESTが出したアルバムの中でも
特に素晴らしいものであり、名盤であることは間違いない。
しかしながら、このアルバムの音楽性はJUDAS PRIESTの本質を
そのまま現しているとは言い難いことも事実。
だからこのアルバムが名盤であることは認めつつも、
これはJUDAS PRIESTのアルバムとして楽しむことができない、と
一部のファンからは不評だったそうだ。

確かに新加入のDr、スコット・トラヴィスによる①④のドラミングなんて
まるでスラッシュメタルバンドだし
③のロブのヒステリックなVoは、今までの彼らがやってきた楽曲と比較すると
あまりにも癖が強い。
前作"RAM IT DOWN"で既に、そうしたアグレッシブな路線に入ることは
予想できたとしても、この変化は凄い。
しかし、一方でグレン・ティプトンとK.K.ダウニングの
華麗で哀愁漂うGuワークそのものは
どの曲を聴いても変わっていない・・・どころか
個人的にはこの2人のプレイは本作品がピークだとさえ
思っている。(⑦のGuリフ、ソロとか凄すぎる・・・)
そう考えるのはおそらく私だけでは無いはずだ。


④はまるで最近のメロパワ系のバンド並にアグレッシブで
スピーディな曲だが、Guソロだけは昔のJUDAS PRIESTのそれだ。
⑤のイントロはちょっと前作に収録された"Heavy metal"を
彷彿とするものがある。

また⑥などは、基本的にはストレートな曲ではあるのだが
途中でGuのアルペジオとロブの語り(?)による
パートを入れて、ドラマティックな曲になっている。

スピーディな曲が多い、本作品だが⑧のような
重厚なミドルテンポの楽曲もある。
これはサビでのロブの歌メロが特に素晴らしい。

私見ではあるが、このアルバムがリリースされていなかったら
現在のHR/HMシーンは微妙に違ったものになったのでは
無いだろうか?
そんな大袈裟な思いつきが私の頭に浮かほど
凄い出来だと思うし、
発売されてから20年経っても
未だその魅力が色褪せることの無い「超」名盤だ。
メタラー諸氏でこのアルバムを聴いたことが無いという方は
少ないだろうが、もし未聴の方がいるなら
悪いことは言わない。聴きなさい。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Painkiller
②Hell patrol
③All guns blazing
④Leather rebel
⑥Night crawler
⑦Between the hammer and the anvil
⑧A Touch of Evil
⑩One shot at glory



総評・・・97点

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コメント
この記事へのコメント
Painkiller大好きです、が。

実は、ええ、ジューダスはベスト一枚持ってるだけで。

不思議な曲ですよね、メタルの要素のみで構成されたような曲なのに似たような曲というがあんまりないというか。圧倒的な熱量の問題でしょうか。
この曲を聴く時はイントロを3回くらいリピートしてから、というほどドラムが気に入ってますけど全部が聴き所なんですよねぇ。
2010/04/02(金) 20:26 | URL | heyzo #-[ 編集]
このアルバムって確かにJudas Priestファンからは賛否両論なとこありますよね。ワタクシは普通に素晴らしいHMの名盤だと思いますが…やはり違和感なく方向性やスタイルを変えるというのは難しいんですね。

Painkillerの強烈さもさることながらワタクシはMetal Meltdownのイントロの凄まじい弾きまくりギターとミドルテンポで勇壮な雰囲気のサビも非常に好きです。

本当に20年前の作品とは思えない…。
2010/04/02(金) 22:24 | URL | 北欧海老 #-[ 編集]
>>heyzoさん

>メタルの要素のみで構成されたような曲なのに似たような曲というがあんまりないというか。

そう言われればそうですね。JUDAS PRIEST自身の作品にもこれと似たような曲が作られることは
ありませんでしたし、他のメタルバンドにしても似たような曲が作られることはなかったと思います。

heyzoさんが気に入っておられる"Painkiller"のドラムのイントロは、本当に凄いですよね!
雷鳴のようなうるさいドラミングは一度聴いたら、深く印象に残りますし
多分メタルを聴く人に「HR/HMイントロクイズ」みたいなものをやって、この曲を出題すれば
一秒くらいで当てられることでしょう(笑)。
2010/04/03(土) 00:55 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>北欧海老さん

JUDAS PRIESTとはどんな音楽性かと問われれば、ファンならば大体"BRITISH STEEL"とか
"SCREAMING FOR VENGENCE""DEFENDERS OF THE FAITH"あたりが思いつくでしょうから、
あまりにもアグレッシブな進化を遂げたこの作品が少し異端視されるのは、
仕方無いかもしれませんね。
とは言え、そんな理由だけで聴かなくなるのは勿体無いくらいの名盤であることは
間違いないです。

"Metal meltdown"は結構ストレートな曲ですよね。邪悪なリフとザクザク刻むリフは
JUDAS PRIESTよりもACCEPTを想起する人もいるかもしれません。
この曲、ティム・リッパー・オーウェンズが歌っているライブテイクがあるのですが
ロブと比べると全然雰囲気が違って面白いです。
2010/04/03(土) 00:58 | URL | メタリスト #-[ 編集]
おぉ!97点ですか!Ram it downのコメントのやり取り考えてちょっと意外でしたよw
自分も点数つけるなら95はくだらないかも知れませんww
でもメタラーならコレは絶対必聴ですもんね♪

自分もPAINKILLERの次に好きなのがMetal meltdownなんですw
同じく両方共イントロから即倒しました♪
ギターで弾いてても楽しいですww

前作から確かにサウンドプロダクションがブリバリのツヤツヤキンキンですね。
中期の一世風靡したサウンドとは作りも違います。
でも、メタルという言葉の『直訳的意味』で言えば
まさしく『キンキン』なんですよね。
自分はこの辺りを逆にすごく評価してて、彼らほどこういうメタルをして
かつ、それが似合ったバンドっていないと感じてるんです♪

何はともあれ、仰るようにバラエティにもあふれた
今も色褪せない超名盤です♪
コレを聴いてない人間がメタラー名乗ったらぶん殴ります♪
2010/04/03(土) 12:18 | URL | koumei #-[ 編集]
おお!さすがこのアルバムはコメントも多いですね!みんな好きなんだなあ!
これは初めて聴いたときびっくりしました。順番に聴いて行ったもので、このアルバムでの劇的な変化は口が開いて閉まらないレベルでした。周囲では勢いだけでメロディーが退化したなんてことも言われていたのですが、僕はこのアルバム大好きです。
2010/04/03(土) 23:11 | URL | ありんこゆういち #-[ 編集]
>>Koumeiさん

後付臭いですけど、私はこのアルバムをJUDAS PRIESTの作品だとはあまり考えていません(笑)。
名前だけはJUDAS PRIESTだけど、このアルバムを聴く時はHALFORDを聴くような、
そういう楽しみ方をしていますね。

"Metal meltdown"は人気が高いですね~。いや、私も決して嫌いでは無いですけど
他の曲のインパクトが強いように感じて、
本作品の中では比較的歌メロが地味だったこの曲をFAVORITEから
外した訳ですが・・・ギターで弾いていて楽しい、というのは確かにポイント高くなりそうです。
私もちょっと、ベースラインをコピーしてみようと思います。
そうしたら、今よりもこの曲が好きになるかもしれませんので。

今までのJUDAS PRIESTの作品が「メタル」なら、
この"PAINKILLER"は正に「へヴィなメタル」であり
重くてキンキンした感じですよね。
私は'90年代の時点でもうベテランであった彼らが、いつも通りの作品を作ったとしても
許されるのに、そうはせずにスコット・トラヴィスという新しい血を入れて
それに対応し、生かした音楽を作ってきたことが凄いと思います。
そして、それがkoumeiさんが仰る通り彼らに似合った仕上がりになっているのは驚くばかりですね~。
こういうことをIRON MAIDENやMANOWARがやって上手くできるかは分かりませんからね。

コメントの最後の一行、過激な意見ではありますが(笑)
お気持ちは分かります。このアルバムをまだ聴いていないのは仕方ないですけど
「"PAINKILLER"を聴く気が無い人」とはメタラー友達には
なりたくないですね(←これは割と本気です!)
2010/04/04(日) 01:07 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>ありんこゆういちさん

JUDAS PRIESTのアルバムを順番に聴いていたのなら、
このアルバムはさぞ驚かれたことでしょうね(笑)。
何と言うか、イントロからして全く違うバンドの様でしたから。
私は順番ではなくて、バラバラに聴いていたのでこの前の作品の
"RAM IT DOWN"もこの"PAINKILLER"に近いんだろうな~・・・等と思っており、
後から実際に聴いてみて"DEFENDERS・・・"みたいな音楽性だったので
ちょっと拍子抜けしたくらいですからね。

このアルバムって一曲目のテンションの高さで全てを物語っているように思われがちですが、
よく聴くと、このアルバムほど叙情的なGuフレーズが聴けるものも少ないと思います。
これでメロディが退化した、と評価するのはちょっと一曲目のイメージに
囚われすぎですね。
あるいは私のようにJUDAS PRIESTの本来の音楽性に多少こだわりがある方でしょうか。
いずれにせよ、このアルバムは名盤だと思います。
2010/04/04(日) 01:09 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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