謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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SlangSlang
(1996/05/14)
Def Leppard

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'96年にリリースされた6th。

'90年代で所謂「問題作」とされるアルバムを出したバンドと
言うのは、メロディアスHRバンドであれば楽曲のメロディが減退し
スラッシュメタル系やパーティR&R系のバンドならば
サウンドがモダンへヴィネス系に近づく、という
当時のトレンドに即した迷走の仕方をしていたものだ。

で、DEF LEPPARDの問題作とされるこのアルバム
今聴くとグランジっぽさは多少あるものの、メロディが大幅に
減退している訳ではない。
何と言うか、DEF LEPPARDっぽくないオリエンタルな怪しいメロディが
あったりするが、それは曲によってはカッコいい。
ただ、問題なのは以前からその兆候が見られたとは言え
更にアレンジが機械的なものに変わり
「これはロックバンドとしてはどうよ?」と思ってしまうのだ。

②とかは正直、結構カッコいいと思った。
インドっぽい楽器などを入れるまでもなく、基本のメロディが
しっかりしているので。
③もメロディはいいと思うが・・・これはロックバンドの曲と言うには
作りこまれすぎているアレンジなんだよね。収録曲の中でも浮いているし。

④⑤は・・・まあ、彼らが今までに作った曲と比べると凡曲かもしれない。
少なくとも私はこのアルバムをレビューのために聴き返すまで、
こんな曲があったかすら憶えていなかった。
⑥もなかなかいいのだが、FAVORITEに入れるにはメロディがちょっと淡い。

⑧はいいね~。音の質感はだいぶ違うけれども
これはDEF LEPPARD風のブリティッシュHRだし、楽しめた。
続く⑨も凄くいい。
素朴なサウンドであるため、ジョー・エリオットのVoの
良さが十二分に発揮されている美しいバラード。
私はこの曲が一番よく出来ていると思った。

私でなく、他の人が100点満点で点を付けたとしても
人によって60~85点くらいの間で賛否が分かれるアルバムだと思うし
私はどちらかと言えば「否」です。
(『85点が上限?とんでもない!
自分にとっては90点付ける、名作ですっ!』と言う方には申し訳無いけれども)
よく批判のネタにされる
LEPSらしさが無いとか、そんなことよりもまず
私にはこのアルバムの曲の出来がピンと来ない。
先述の通り、露骨にメロディ減退・へヴィネス化している曲は無いが
「これで満足してたらLEPS好きとしては、謙虚すぎるでしょ」と
言いたくなるような、微妙な曲が多い。

そういう訳で未聴の方は
聴いて楽しむことができれば儲けもの、くらいに考えて
買って聴くにしても、過度の期待をしないのが吉だろう。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Turn to dust
③Slang
⑧Gift of flesh
⑨Blood runs cold



総評・・・76点

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コメント
この記事へのコメント
なんかダブっちゃったみたいですね(^_^;)
でも同じアルバムでもいろんな意見が聞けるっていいですよね♪
「Slang」は当時は賛否両論で聞けない人は聞けなかったみたいですね。
私の友達もその一人でした(^_^;)
2010/05/13(木) 13:09 | URL | ままあや #-[ 編集]
自分は3,5が特に気に入ってますが、
どちらも彼らの音、曲調じゃないですね。
SlangはRunDMC版のWalk this wayみたいで、自前で出来るのは偉い、と思いますけど…。

その後のアルバムにもつながってる部分が無いのが特に痛いです。
2010/05/13(木) 19:41 | URL | heyzo #-[ 編集]
う~ん、やっぱり私も今作は好きになれないんですよねぇ。
初期の彼らはそれなりに好きなんですが、ホントこの作品が機会で
苦手なバンドになってきました。

楽曲は良いものばかりだとは思うんですけどね、バンド作というよりは
日本の歌謡曲のような曲調のものが多く、ジョー・エリオットの
ソロ作品みたいなイメージですね。私にはバンドの演奏が絶望的に
楽しめません・・・。

毎度思うんですが、ヴィヴィアン・キャンベルはホントにこういう
音楽がやりたいのかなぁって思っています。あんなに有能な
ギタリストなのにリードプレイによる楽しみはほとんどありませんからね。

まぁまずはヴィヴィアンがこのバンドに加入した時点で驚きだっ
たんですが・・・
2010/05/13(木) 20:21 | URL | メタラーまっちゅ #-[ 編集]
始めまして。
ブログ村の最新記事リストから、LEPPs に反応してやって来てしまいました。。。


>露骨にメロディ減退・へヴィネス化している曲は無いが「これで満足してたらLEPS好きとしては、謙虚すぎるでしょ」と言いたくなるような、微妙な曲が多い。
 確かに。
・・・まあ、「楽曲構成として」で考えても、あまり然程「おおっ!??」と思わせるような目立つ良質な曲がないのというのは明白な事実ですからね~。
個人的には"Work it out"も気に入っているのですが・・・。


それでは。
2010/05/14(金) 00:00 | URL | Knacker-Molly #pwutJTUc[ 編集]
>>ままあやさん

DOKKENの"SHADOWLIFE"とか、TNTの"FIREFLY"と比べるとまだメロディを重視している作り方に
なっているため、割とこの"SLANG"は評価が分かれると思いますね。
実際、某サイトの管理人さんはDEF LEPPARDの作品の中でも上位に入るとまで評価していましたし
「当時はともかく、今聴き直すと素晴らしい」と言う方も多かったようです。
このアルバムに何を求めるかで、評価が変わってくるんでしょうね。
2010/05/14(金) 01:17 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>heyzoさん

>SlangはRunDMC版のWalk this wayみたいで

そう言われればそうですね!
歌にメロディがちゃんと入っているために、ラップっぽいとは思いませんでしたが
こういう風に韻を踏むような歌い方といい、hiphop風のアレンジの仕方は確かにそんな感じです。

>その後のアルバムにもつながってる部分が無いのが特に痛いです。

そうなんです。次の作品では今までの作風に戻っていて、その後はこの"SLANG"が無かったことの
ように扱われていると、聴いている側としては切なくなるんですよね。
何だかメンバー公認の失敗作を聴かされているようで・・・。このアルバムを好きな方も
多いと思いますから、そこは何とかして欲しかったですねぇ。
2010/05/14(金) 01:18 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>メタラーまっちゅさん

楽器奏者としては、このアルバムでの聴き所は少ないですね。
元々このバンドの曲をコピーしようと思ったことが少なかった私ですが、
このアルバムを聴いてベースを思わず取り出したくなる曲なんて
⑨を除くと無いですね。

つぎはぎしたようなアレンジのGuフレーズが多いですから、Guだとなおさらそう思うことでしょう。
で、そんなアレンジの曲が多くなってしまったのも
Drのリック・アレンの事故の影響が少なからずあると思うのです。
しかし、彼らはリックを切らなかったことでバンドの絆を深めて"HYSTERIA"のような名作を
作ることができたと考えると、リックを責めることなど誰もできません。

そういう限られた条件の下、レコード会社が求めるセールスを達成するために
前回の失敗を踏まえて、リスクを承知で冒険している訳なのでしょう。
ヴィヴィアンもDIOでは素晴らしいGuを弾いていたと思いますが、おそらくは
このバンドでは生活のため、と割り切って活動していると思いますね。

しかしながらDIOの頃のヴィヴィアンが好きで、
ヴィヴィアンの趣味全開のソロアルバムを聴きたい、という方も多いことでしょう。
正統派HMっぽいソロアルバムでも出してくれたら、私は喜んで買うんですけどね(笑)。
2010/05/14(金) 01:20 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>Knacker-Mollyさん

はじめまして、当ブログへのコメント有難うございます!

DEF LEPPARDのアルバムって、前半の曲から良い曲が固まっている場合が多くて
最初の1~3曲目のどれかが必ずと言っていいほど、
私としてはメロディが頭にこびりついて離れない曲があるものですが、
このアルバムで印象に残ったのはアレンジが先でした。
で、何度か聴いている内に②③⑨辺りのメロディが印象に残って・・・という感じですので
⑤はDEF LEPPARDらしくなかったこともあり
あまり注目していなかったので、"Work it out"をもう一度聴き直してみました。

彼ららしくない、ちょっとまったりとした盛り上がり方をする曲で
SUEDEとか、そちら方面のロックナンバーっぽいですけど
「凡曲」は言いすぎだったかもしれません(汗)。
結構面白いかも・・・。

そちらのブログへも近々お邪魔しようと思いますので、宜しくお願いします♪
2010/05/14(金) 01:23 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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