謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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Come ClarityCome Clarity
(2006/02/07)
In Flames

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'06年にリリースされた8th。

IN FLAMESというバンドは本当に音楽への飽くなき探究心を持っており、
3rd、4th辺りで既に伝統的なHMのメロディとデスメタルを融合する
一般的なメロディックデスメタルにおける、彼らなりのスタイルを
完成させていた。
そのことに満足することなく、今度はそのメロディックデスメタルを
スタイルを保持したまま
今度はもっと一般に受けるような、今で言うところのメタルコア的な
リードGuのフレーズやVoラインを
嫌味にならない程度に入れてきた。
思えば、その試みは前作にも見られたのだが
ちょっと狙いすぎの感もあった。
その試みに曲の良さがついてきているのは、前作よりもこちらだと思う。

まず①からして度肝を抜かれる。
冷酷無比なリフから始まるために「ブルータルな曲が始まるのか?」と
思わせつつ、ブリッジ、サビでは当時のバンドのブレインでもあった
Guのイェスパーが実に流麗なリードGuを聴かせてくれるのだ。
(①に限らず・・・なのだが、本作品で聴けるイェスパーとビョーンの
リードGuのフレーズはどれも非常に「泣き」度合いが強烈!)
②③は結構メタルコアの影響が強い曲風だけど、
全然悪くない。

④はとても贅沢な曲だ。
彼らが初期の頃にやっていた泣きのフレーズを生かした疾走パートもあれば
リサ・ミスコフスキーというスウェーデンの女性シンガーの声が
フィーチュアされている、ちょっとゴシックメタルっぽい
美しく静かなメロディパートもあり、更に彼女が歌っているバックでは
イェスパーがメタルコアっぽいカッコ良さを持った
クールな雰囲気のリードGuが聴ける。
短いけれども、私がこのアルバムで最も好きな曲を挙げろと言われれば
①かこの④かで悩む。

⑥は他のバンドのアルバムの収録曲ならば十分な良曲と言えるクオリティを
持っており、本来ならばFAVORITEに挙げて
然るべき曲なのだが、如何せん他の曲が強力すぎる。
まあ、バラード的な意味合いを持つ曲なので
間にある曲として、存在価値は十分あるけど。

先述した通り、このアルバムで聴けるリードGuは後半に
至るほどに切れを増しているようで、全ての曲で聴き所が
あると言っても過言では無い。
ただ、贅沢な注文ではあるが、曲調が後半になるにつれ
似通ってきている部分はある。
が、些細な事と片付けられるレベルなので安心して
聴いていただきたい。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Take this life
②Leeches
④Dead end
⑤Scream
⑦Vacuum
⑨Crawl through knives
⑩Versus terminus
⑫Vanishing light



総評・・・91点

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コメント
この記事へのコメント
う~む、91点ですかぁ。かなりの高評価ですね!
実は私も今作は持っているのですが、残念ながらあまり聴き
込んでいません。もともとイン・フレイムスがそこまで好き
ではないというのもあるんですが、イン・フレイムスよりも
アーク・エネミーやソイルワークが好きと言う事もあります
かね・・・

しかしそういった潜入感で名盤を聴き逃すのは勿体ないので
今朝から今作を聴き返していますよ。
う~ん、なるほどメタリストさんのレビューを読みながら
聴き返してみると言いたいことが伝わってきます。
あの独特の世界観、紛れもないイン・フレイムス節ではありますね。
しばらく聴き込んでそのうち私もレビューしてみたいと思います。
2010/05/21(金) 19:54 | URL | メタラーまっちゅ #-[ 編集]
北欧のメロデスというとやはりワタクシはIn Flamesですね。

しかし実はこのアルバムはあまり惹きこまれませんでした。メタルコア的要素やデジタルサウンドを取り入れてからの作品はReroute To Remainのほうが好きですね。個人的には本作は中途半端に原点回帰しようとしたのが仇になったと思います。
2010/05/22(土) 00:46 | URL | 北欧海老 #-[ 編集]
>>メタラーまっちゅさん

メタラーまっちゅさんが
この作品を持っていて、あまり聴き込んでいなかったというのは意外でした。
と言うのも、メタラーまっちゅさんってメロディアスなリードGuが大好きでしょう?
それならばこれはメチャクチャツボかなぁ、と勝手に思っていたので・・・。
でも、この前作と前々作が少しイマイチな出来でしたからね。
ドライな気持ちで聴いてしまうのは分かる気はします。
音作りなんかはかなり今風なため、苦手だという方も多いですけど
フレーズは結構初期の彼らそのものでありながら、今風のアレンジも
隠し味程度に入っていてそのさじ加減がカッコいいと思うので、
じっくり聴く価値のあるアルバムです。メタラーまっちゅさんのGu視点のレビューを
楽しみにしていますよ♪

・・・ただ、そんな気持ちをクールダウンさせるようですが、
記事でも書いたように後半になるに従って
「良い曲だとは思うけど同じような曲が多いような・・・」と思ってしまう部分が
あるんですよね。そこでタイトルトラックの⑥のような
しっとり系の曲が来ていれば、あとプラス2点くらいは入れていたかもしれません。

ああ、それとこのコメント返しとは関係無いことですが
先日そちらのブログでPANTERAの記事を書かれていたので、私もコメントを書いたところ
何故か「記事内容が重複しています」と表示されて、コメントを載せることができませんでした。
今日、もう一度書いてみようと思うのですが
ちゃんとできたら、報告いたしますので。
2010/05/22(土) 00:57 | URL | メタリスト #-[ 編集]
>>北欧海老さん

メロデス回帰とメタルコア的なアレンジのバランスが絶妙だと私は思ったのですが、この辺は意見が分かれる
みたいですね。私はちょっと熱く語りすぎているのかも・・・(笑)。
そう言われればどっちつかず、とも取れるかもしれません。
あっ、それと"RETURN TO REMAIN"は最初にアメリカナイズされてきた作品ということで
メタラーまっちゅさんのコメント返しの際、前作と一緒に「イマイチな作品扱い」をしましたが
前作よりは確かに全然良かったと思います(今更、苦しいフォローですが(苦笑))。

まあ、この"COME CLARITY"ってALL THAT REMAINSの1stみたいな古き良きメロデスの
懐かしい「泣き」を持っているため、私のツボにハマった部分があるんでしょうね。
2010/05/22(土) 01:12 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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