謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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ブラインド・ライドブラインド・ライド
(2011/01/26)
ヒブリア

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'11年にリリースされた3rd。



'10年に入ってからの話だが、このバンドのオリジナルメンバーであり
バンドの中心人物であった、マルコ・パニーキ(Ba)がバンドを脱退した。
私はこのニュースを聞いた時、バンドの存続を心配した。
と言うのも、このバンドのサウンドの核となっていたのが
彼が弾くド派手なBaラインであるから・・・なのだが
まあ、技術的な面は今時上手な人は探す所をきちんと探せば
テクニカルなプレイヤー自体はいるから心配はしていなかった。
心配していたのは、Baラインを作るセンスだ。
ここが微妙に違えば、テクニカルなフレーズを作っても
随分印象も変わるからだ。

結論から言うと、私のその心配は杞憂であり何の違和感も感じさせない。
新メンバーのベニュール・リマのBaプレイはマルコと
全くの同路線であるため
前作までのHIBRIA路線の正統派HMが堪能できる。
腕前に関してはマルコと同等か、それ以上か?
と言うくらいで、まずは一安心。
⑦なんか目立ちまくりでメンバーからイジメを受けたり
しないか心配なくらいだ(笑)。

バンド全体のアンサンブルも相変わらずテクニカルであり、ハイテンション。
それに加えて本作品では⑤などではグルーヴィなリフワークが聴けるし
⑧では猪突猛進なだけでなく洗練されたアレンジ、メロディセンスを
持つバラード(と言うか、ミドルナンバー?)があったり、と成長の跡が伺える
充実した内容である。
③のように非常にリズムパターンは凝っていながら
主旋律をしっかりと作った王道の正統派HMという路線は
外していないし、
前作で言うところの"Screaming ghost″路線の疾走曲も
④⑪のようにちゃんと場面場面で入れてきているので、楽しめる。
・・・演奏面では。

では、歌に関してはどうなのかと言うと
少し残念なことにやや、テンションを落としている印象を受ける。
まあ、これはライブでキッチリできるように無理をしない
歌メロ作りを心掛けたのだろう。
それと歌メロのテンションが落ちているだけでなく
少し歌メロだけが他の楽器パートと比べて、印象が薄くて
サビ以外のパートが頭に残らないのも残念。
前作までだったら、歌メロに一連の美しい流れがあって
キラーチューンと言えるような曲では
サビまでに盛り上がる布石が必ずあるが、本作品ではそれが少ない。
そこはマイナスかな。

まだまだメロディ面では伸びしろを感じるので、次あたり
もの凄い名作を作る予感がしてならない。
これだから若手のメタルバンドも聴いておきたいと
思うのだ。
彼らのようなバンドがいる内はまだHR/HMも安泰なんだろうかね。

ああ、それと⑫はFRANK SINATRAのカヴァー。
私は原曲は知らないが、めちゃハマってます。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
③Welcome to the horror show
④Shoot me down
⑤Blinded by faith
⑥The shelter's on fire
⑧I feel no bliss
⑪Rotten souls


総評・・・85点
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