謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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ビリーブ・スペシャル・エディションビリーブ・スペシャル・エディション
(1997/10/15)
ハーレム・スキャーレム

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'97年にリリースされた4th。

90年代にデビューしたメロディアスHRバンドで、私が特に
気に入っていたのがFAIR WARNINGとTERRA NOVA
そして、このHAREM SCAREMだが
このバンドは日本人にはあまり受けなかった。

しかし、その理由は何となく分かる。
このバンドは、先述の二つのバンド同様にメロディアスで
コーラスが印象的なHRをやっているが
グランジ・オルタナティブロックの影響だと思うのだが、
独特のへヴィさ、気だるさを持った曲が前作から割りと増えたこと。
そして、あとはメンバーのスター性の無さ(苦笑)が原因だろう。

私としてはその「気だるさ」は彼らの個性と受け取っているし、
メロディアスHRとしての魅力を失わせることにはならないと
思うし、逆に上手くそれをメロディに絡ませることに
成功していると思うのだが・・・
これは「匂い」の問題であり、
(分かってもらえるだろうか?)
ここが気になると
好きになれないのも分からなくはない。
前作でその匂いが強くなり、へヴィでダークな作風になったと
離れたファンも多かったようだ。
まあ、私に言わせれば1st、2ndの時点でその兆候が
既にあり、あれはトレンドがどうのという話でなく
最初からそういうサウンドを目指していたのだと思う。

本作品ではメンバーにとっては不本意だったらしいが、
その色が控えめになり
極端だった前作と比べると、初期の方向性に近づいている。
①から勢いのある、キャッチーな曲から始まり
先ほど言ったような「気だるさ」も全体としては見られない。
(⑥⑦がちょっとへヴィでそれっぽいが)
ハイテクを魅せることを重要視しているバンドでもないのに
歌メロを活かして魅せる、バンドにしては珍しい⑤のような
インストナンバーもあり、アイディアも良い。

全曲通して聴いてみて、一番耳に残ったのは③だろうか。
これは名曲といっていいだろう。
実に哀愁漂うバラードであり、「気だるさ」が
メロディにぴったりハマっている。

いずれにせよ・・・不幸なのはファンがバンドに求める音楽性と
バンドメンバーがやりたい音楽が一致しないということ。
その後、バンド名を変えたりと色んな事が起こり
音楽以外での話題が多くなっていたのは
メンバーも望んでいないことだろう。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Believe
②Die off hard
③Hail,hail
④Staying away
⑤Baby with a nail gun
⑥Morning grey
⑦Victim of fate
⑧Rain


・・・しかし、このスペシャル・エディションのジャケットは
何だか嫌だなぁ・・・余計な文字が入ってるし。
元のジャケットがいいんだけど。


総評・・・86点
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