謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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Sign of the HammerSign of the Hammer
(2008/06/10)
Manowar

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'84年にリリースされた4th。

HR/HMというのは、今やサブジャンルがたくさんあり
どれが好きかによって、他人にお勧めできるものとできないものが
メタラー諸氏にはあると思う。
そのものさしは人によって違うので、断定的なことは言いにくい。
が、あなたが男で正統派HM・・・いやHR/HMに属するいずれかの
ジャンルの音楽が好きならば
MANOWARからは逃げないで欲しい。

確かに彼らの宣材写真を見ると、筋骨逞しい体をまるで誇示するかのように
見せつけ、剣を持っていたりと何だか色モノっぽい。
さらにB!誌でのインタビューを読むと、意図的に笑いを誘うかのような
一人称の使われ方をされているため
そのイメージは強くなるばかり。

しかし、彼らは至って大真面目でありへヴィメタルをただ愛し
一人でも多くの人間に本物のへヴィメタルを聴いてもらい、
そのアティテュードを理解して
くれることを望んでいるだけなのだ。

考えてみて欲しい。
へヴィメタルがもともと大音量で演奏されるべき、だということは
メタラーならば誰もが認めることだし、へヴィメタルを愛する者同士であれば
へヴィメタルが素晴らしい音楽であることをお互いに認識しあい、
その良さが理解できることに対し、神に感謝したり
ちょっとした選民意識くらいあるのが当たり前だ。
(断っておくが、ここまでの文章にもここからの文章にも
ウケ狙いは一切無い。私も大マジだ)
あれだけ大音量で、「男」そのもののサウンドをもやしのような
細い体でできるだろうか?
いや、恥ずかしくてできるはずが無いだろう。
見せつけるくらい逞しい心と体を持つことで、出すサウンドにも
大きな自信が表れてくるというものだ。

だから、今こそはっきり言おう。正統派HMが嫌いで
産業ロックが好きでもなんでもいい。HR/HMのフィールドに踏み込んだ
男子諸君。
どれでもいい。MANOWARのアルバムを入手して
MANOWARのサウンドに一度は触れなさい。
それで、好みではないと言うのならしょうがない。
そこから先は好みの問題なので何も言いません。

かなり前置きが長かったが、
以上のことを踏まえた上でこのアルバムの感想を書くと
おそらくはMANOWARのアルバムの中でも最高傑作と
言っていいくらいの出来の良さだ。

①からして、へヴィメタルがどういう音楽かを雄弁に語っており
チマチマした音量でプレイなどしてはいけない、と
彼らは私達に教えてくれる。
曲調はミドルテンポながら、勇壮な歌メロが光る
メタラーのためのアンセム。
②はMANOWARサウンドの核となっている、
Ba、ジョーイ・ディマイオの歪みまくったベースサウンドが
特徴のドライブ感溢れた8ビートの曲。
③は北欧神話に登場する、雷と農耕の神トールについて歌った曲。
④はタイトル通り、山について歌っているのだが
この山とは人生についての障害、目標のメタファー(隠喩)であり
私はこの歌詞が最も好きだ。
曲調は、その厳しい内容の歌詞に見合った厳かなバラードでありながら
ベースが一番目立っているあたりが、変わっていて彼ららしいと言える。

タイトルトラック⑤では、ノイジーなベースをバックに
疾走感溢れる剛直なHMが聴ける。
IRON MAIDENが好きな方にも受けがいい曲かもしれない。
⑥は頭を振るためにあるかのような曲。
キラドコ系のメロスピが好きな方であっても、これには反応するのでは
無いだろうか。
⑦はベースソロの曲。他のMANOWARファンの反感を買うことを
承知で言うとこの曲だけはあまり好きではありません。

⑧のイントロでは⑦聴けた、ジョーイ・ディマイオの
ベースソロが少し続き、その後
エリック・アダムスの歌唱力を十分に活かしたバラードが
始まる。
ラストを締めくくるにふさわしい勇ましい楽曲だ。

こうして聴いてみると、本当に優れたアルバムだと思う。
ジョーイ・ディマイオの発言が大言壮語などではなく
本当にへヴィメタルに対して、全力だということが
伝わる力作だ。
なお、日本人として真に遺憾ではあるが
このアルバムは、日本盤が廃盤となっている。
なので、輸入盤でしか入手は難しいと思われる。
私も残念ながら米盤しか持ってません(苦笑)


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
⑦以外全部。



総評・・・91点

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コメント
この記事へのコメント
メタリストさん、こんばんは。

僕は中古屋で「SIGN OF THE HAMMER」「FIGHTING THE WORLD」「KINGS OF METAL」があるという奇跡的な状況だったので三枚とも買いました。

THUNDERPICKはGUYANAの前章としてやはり必要なんでしょうね。GUYANAって南米のギアナ(ガイアナ)共和国で起きた悲劇を歌った曲だからちょっとだけスペイン風のメロディですね。
ジョーイ師匠はクラシック愛好家みたいですし、インストナンバーにも結構こだわりがあるんでしょうか。
クラシックの速弾きカヴァーを入れてたりするし。
2010/07/22(木) 22:54 | URL | バーンズ #-[ 編集]
>>バーンズさん

"SIGN OF THE HAMMER"がネットとかじゃなくて、中古CD屋に普通に売られているというのは
確かに奇跡的ですね~。
私が手に入れた時も中古でしたが、
今とは違って、まだ時々ならば見かける状況でしたから。

ジョーイ・ディマイオはインタビューでもよく語っていますが
「男の美学」みたいなものが好きで、それを表現しやすいのが
クラシックであったり、大袈裟なまでな演出であったり
するのでしょう。
で、またそれがへヴィメタルにはよく似合うから
根強いファンが多いのでしょうね~。
2010/07/23(金) 22:59 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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