謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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Paradise LostParadise Lost
(2007/06/26)
Symphony X

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'07年にリリースされた7th。
アルバムのテーマはミルトンの「失楽園」。
へヴィメタルにおいて、こういうキリスト教関連のテーマは
お馴染みだし、②④⑤⑧なんて曲のタイトルを見ただけで
「ああ、そういうことを歌っている曲なんだな」とピンと来た方も多いだろう。

それにしても、だ。
アルバムをリリースする度にファンを満足させる、ということは
本当に難しいことだろうが
このバンドはそれが出来ていると思う。
必ず一曲はキラーチューンを作ってくるし、必ずどこかで
見せ場を作ってくれる。

近年へヴィな音作りを狙って、それがとても顕著に現れている本作品でも
それは例外ではなく、
壮大なクワイアとオーケストレーション、ギターが
中心となったインスト①が終わると、②では
かなりへヴィなリフを持った疾走ナンバーでありながら、
サビでは朗々と歌い上げている歌メロでしっかり私の心を掴んでくれた。

ただ、バンドのへヴィ化に慣れてきた諸氏でも序盤の
③④は特にへヴィなギターリフが目立ち、少々印象が悪いかもしれない。
が、よく聴いてみて欲しい。
③ではマイケル・レポンドの超絶ベーステクニックによって弾かれた
イントロの後、ギターが入り
その後入ってくるマイク・ピネーラの怪しいKeyが、紙一重で
スラッシュメタル・モダンへヴィネス(死語だが)と成りかねない
楽曲をモダンでへヴィな様式美ナンバーへと変貌させている。
この曲はVoをデスヴォイスにしたら
普通にメロデス風になって、違和感が無いくらい
へヴィなのだが・・・これはGuのマイケル・ロメオが
最近のHMに影響を受けているということだろうか?
もし、そうだとするとその影響はまたしても
良い方向に働いていると言わざるを得ない。素晴らしいアイデアだ。

そして、へヴィなサウンドが目立つとは言え、
⑤⑨のような美しいバラードもあれば、
⑥⑧といった、ネオクラ系スピードナンバーも変わらず
あるので、ファンならば失望することは無いだろう。
まあ、正直言ってSYMPHONY Xを本作品から聴くのは
あまりお勧めはしないが
途中であれば、これは外して欲しくはない作品だ。
個々の楽曲の出来は名盤"THE DIVINE WINGS OF TRAGEDY"の
次くらいにいいと思うので、ね。

惜しいのはラッセル・アレンの歌メロが
本作品ではアグレッシブすぎるため、⑧などの疾走ナンバーの
全体としてのメロディの魅力が
ちょっと活かされていない気がする部分のみ。
あと、本作品ではどちらかと言うと
プログレメタル要素はかなり薄くなっており
ネオクラ系パワーメタルの要素が強いので、変態的展開を
期待する方には物足りないかもしれないが
逆に言うと、聴きやすくなっているとも言えるかな。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Set the world on fire(the lie of lies)
③Domination
④The serpent's kiss
⑤Paradise lost
⑥Eve of seduction
⑧Seven
⑨The sarcrifice



総評・・・89点
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