謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
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Gutter BalletGutter Ballet
(1990/01/11)
Savatage

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'89年にリリースされた5th。

本作品は初めて買ったSAVATAGEのアルバムだから、
個人的に思い入れが強いアルバムだが
初めて出会った時から、ジョン・オリヴァのクセのあるVoは
全く気にならなかった。
私はそんなことよりも②のドラマティックな展開に心底惚れたのだ。
ドラマティックと呼ばれるHMバンドならば
RHAPSODY OF FIREとかSYMPHONY Xなど数多くある。
彼等の魅力は楽曲の良さでもあるのだが
音楽的なアイディア、持ち前のテクニックに裏打ちされた
部分があり、演奏能力の高さがあって初めて
作られるものだ。

しかしSAVATAGEの場合は、代表曲と言うか
売りとなっている楽曲がまずスピードナンバーではなく、
ミドルテンポの楽曲が多く、そこがまず違う。
その楽曲もテクニックや小手先のアイディア・ギミックに頼らずに
純粋に曲と歌詞だけでドラマを作っている。
そして、彼等の場合
ドラマティックと言っても、それを優先させるのではなく
何と言うかHMであることを優先させていることに
こだわっているように見えて、
そこに私は心惹かれた。

まず本当にドラマティックなサウンドを優先して作ろうと言うのなら
ジョン・オリヴァみたいなクセの強いVoよりも、
後に加入するザッカリー・スティーブンスみたいな人よりも
ロイ・カーンとかダニエル・ハイメンみたいな
好き嫌いが分かれにくい、誰が聴いても上手いと
思える人を入れるはずなのだ。
しかしそれをやらないということは比較的、近年のSAVATAGEで
目指すサウンドはドラマティックであることよりも
まずは「HMらしさがある」ことが重要だと考えているのだろう。

勿論、SYMPHONY Xなどと比べて、その質が違うからと言っても
彼等が技術を疎かにした音楽をやっているという意味ではなく
最低限楽曲を活かす程度のハードな、いかにもHMと
言えるプレイはしているし、できている。

その証拠に本作品でプレイしており、オリジナルSAVATAGEの
サウンドを担ってきた
Gu、クリス・オリヴァのプレイは今でもファンに愛されており
後に加入するアル・ピトレリよりもバンドのギタリストとしての
評価は高い。

⑥⑦⑧で聴かれるアグレッシブなプレイが
彼の真骨頂かもしれないが、個人的には
③で聴かれる、ソフトでそれでいて
泣きの頻度の高いギタープレイが一番好きだ。

前作までの彼等の音からすると、Vo、ジョン・オリヴァが
弾くピアノの音も結構前に出るようになり
本格的にロックオペラっぽくなったのは本作品からだ。
しかし、①⑥⑧のような初期の彼等を好むファンにも
受けが良さそうな楽曲を入れているのは
これまで支えてきたファンへ、路線変更をすることを
高らかに宣言しつつも見捨てない
そういう心配りだろうか?
まあ・・・私は好きなバンドだとネガティブに見えることでも
好意的に解釈する向きがあるので、
それは気のせいだとは思うけど(笑)。
勿論、⑧がIRON MAIDENっぽく聴こえるのも同様に
気のせいだ。・・・気のせいなんですよ(苦笑)。

ジョンの歌が少々苦手でも、ドラマティックなHMを好まれる方
ならば②と④の存在だけで、十分にこのアルバムを
名盤と認定したくなるほどのクオリティはあると思う。
もっともっと多くの日本のメタラーに聴いてもらいたい一枚だ。
彼等はまだ、実力に見合った人気を得ているとは
到底言い難いと思うので。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Gutter ballet
③Temptation revelation
④When the crowds are gone
⑤Silk and steel
⑥She's in love
⑧The unholy
⑩Summer's rain


総評・・・89点

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